安藤優子さんの『自民党の女性認識』出版社に関連した講演を聞いた。
ふと、小学生のころの自分の考えを思い出した。まさに80年代。
態度の悪い、「不良」と呼ばれる同級生をみるにつけ
「そういうことは、"家で"やれよ。学校(公共空間)に持ってくんな、ガキなんだよ」
と心の中で思っていたこと。
そう、そのときの自分にも、彼らが校則を破ったり、友だちをいじめたり、先生の悪口を言ったりするのは、
ただのストレスの捌け口
とわかっていた(と思っていた)
その上で、「そういう、イライラは、みんながいる公の空間では出さずに、私的な見えないところで処理してくるのが、礼儀」って思ってた。
「家事、育児、介護、その他の雑務、感情調律、ストレス発散、そういうものは、家庭でなんとかすること、その家庭長は、お母さん」
公的な場所でなんとかしてもらおうなんてダメじゃない?だって、公的な場所は、なんかこう、秩序がないと、…ほら、遅刻しないとかさ、…家って、整えてくる場所じゃん、…
あの政治、いや今も続いているこの政治は、まだ10歳ほどの子どもだった私にも、恐ろしいほどぐっさりと根を下ろして染め上げていた。
今ならわかる。
ただ勉強するだけ、土日も部活に明け暮れて、休まず、身の回りのことは全てお母さんにやってもらうこと前提の生活は、自民党がイギリス病をみて「ああならないように日本には日本型の福祉、つまり、こっかではなく家族が面倒を見るように」した社会の、大人のミニチュア版。
今日一日