中国共産党の胡錦濤総書記(国家主席)は、第17回党大会における今後5年間の党・国家運営の活動報告で、
■貧困や環境の問題に配慮しながら持続的な経済成長を目指す「科学的発展観」に基づき政策を運営していく
という方針を強調した。
「科学的発展観」という言葉はまだ私たちにはなじみがないが、
「人を主体とした立場(「以人為本」)から、社会全体の持続的な均衡発展を目指す」
という考え方だそうだ。
具体的には
(1)都市と農村の発展の調和(農村の発展を重視し、農民問題を解決する)
(2)地域発展の調和(後発地域を支援する)
(3)経済と社会の発展の調和
(就業の拡大、社会保障体制や、医療・教育といった公共サービスを充実させる)
(4)人と自然の調和のとれた発展
(資源の節約と自然環境の保護を重視する)
(5)国内の発展と対外開放の調和
(対外開放を堅持しながら国内市場の発展を加速する)
という「5つの調和」から構成される。
経済成長を優先した結果、深刻になった環境汚染や格差拡大などのひずみを解消し、調和のとれた社会の実現を目指すとのこと。
また、
「世界の気候の改善に貢献する」
と地球温暖化対策を進める考えを表明した。
しかし、一方で「1人当たり国内総生産(GDP)を2000年の4倍に増やす」
との発展目標も掲げている。
中国は果たして、これらを両立させることができるのか。
ともかく、中国という大きな船の舵はきられた。
中国の対応は米国とともに今後の地球温暖化対策の鍵をにぎると言われる中、世界がその動向に注目している。
■貧困や環境の問題に配慮しながら持続的な経済成長を目指す「科学的発展観」に基づき政策を運営していく
という方針を強調した。
「科学的発展観」という言葉はまだ私たちにはなじみがないが、
「人を主体とした立場(「以人為本」)から、社会全体の持続的な均衡発展を目指す」
という考え方だそうだ。
具体的には
(1)都市と農村の発展の調和(農村の発展を重視し、農民問題を解決する)
(2)地域発展の調和(後発地域を支援する)
(3)経済と社会の発展の調和
(就業の拡大、社会保障体制や、医療・教育といった公共サービスを充実させる)
(4)人と自然の調和のとれた発展
(資源の節約と自然環境の保護を重視する)
(5)国内の発展と対外開放の調和
(対外開放を堅持しながら国内市場の発展を加速する)
という「5つの調和」から構成される。
経済成長を優先した結果、深刻になった環境汚染や格差拡大などのひずみを解消し、調和のとれた社会の実現を目指すとのこと。
また、
「世界の気候の改善に貢献する」
と地球温暖化対策を進める考えを表明した。
しかし、一方で「1人当たり国内総生産(GDP)を2000年の4倍に増やす」
との発展目標も掲げている。
中国は果たして、これらを両立させることができるのか。
ともかく、中国という大きな船の舵はきられた。
中国の対応は米国とともに今後の地球温暖化対策の鍵をにぎると言われる中、世界がその動向に注目している。