WIND BENEATH MY WINGS

震災後、私たちの暮らしの「あるべき姿」を考え中。持続可能で幸せな暮らしを一緒に考えていきませんか?

13億人の省エネ。中国の「エネルギー節約法」に期待。

2007-10-28 21:33:49 | 企業が社会に出来ること
中国の全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会は28日、
「エネルギー節約法」の改正案を採択し、成立させた。来年4月に施行。

エネルギーの節約を原油など資源の開発より重要な基本国策にすると明記。
省エネ目標の達成を地方政府に義務付け、低燃費車の開発、普及などを奨励する。

やはり中国は温暖化防止に向けて舵をきった。
どの程度大きくきったかはまだわからないが、
ともかく、巨大な船が少しずつ方向を転換してきている。

外務省によると中国の面積は日本の25倍で960万平方キロメートル。
人口は、13億1,448万人(中国国家統計局2006)。


1998年に施行された現行法では車の普及や温暖化、エネルギー不足など、
新しい問題に対応しにくくなっており、
エネルギー効率を2010年に05年より20%高めるという公約の達成が危ぶまれたため、大幅な法改正に踏み切ったとのこと。

改正法では
「資源の節約と開発を進めるエネルギー発展戦略のなかで節約を首位に位置づける」
として、省エネを最優先の課題に位置づけた。

13億人の省エネ。頑張れ~!

塩野七生氏とローマ人の幸せな関係。

2007-10-28 20:21:00 | 読書感想文
司馬遼太郎作品や「ローマ人の物語」のような歴史小説を
読む楽しみを知ると、
年長の男性、とりわけリーダー的立場の方とお話するときに、
話題に困らない気がする。
そして、そういう方はたいてい歴史や歴史上の人物について、
造詣が深く、より深いお話を聞く事で更に興味を持ち、
こちらの読書の幅が広がるという幸せが待っている。

特にローマ関連のお話は、国際的な仕事に就く方々が詳しい気がする。
まあ「ローマ史は一般教養」の人達と仕事するわけだから。

決して国際的な人間ではない私は、
「ローマは一日にしてならず」も「ルビコンを渡る」も、
意味は知っていたけれど、ちゃんとした由来は知らなかった。
「すべての道はローマに通ず」
にいたっては意味も理解していなかった。
だから「ローマ人の物語」を読んで永年の謎が解けてなんだかすっきりした。

さて、塩野七生氏は幸せな作家だと思う。
「ローマ人の物語」を読んでいると、塩野氏のローマ人への愛情が、
伝わってくる。
評価は海外からが先だったようだが、ロングセラーとなり、今回、
文化功労者となられた。

私を含めて、ローマ史なんててんで興味がなかったアジアの人達に、
その面白さ、奥の深さを伝えた功績は大きいと思う。
しかも英訳まで計画が進んでいるというのだから驚きだ。

大好きなローマ人について書くことをライフワークにして、
しかもその作品が評価された塩野氏も幸せだが、

アジアの島国の小説家にここまでほれ込まれた、古代ローマの人達も
幸せだと思う。

ローマ人の成した、インフラや統治システムに代表される
素晴しい功績の数々が、
カエサルのような英雄だけでなく市井の人々のことにまで言及されて、
愛情深く書かれているのだから。

秋の夜「最後の晩餐」ネット版で、ダヴィンチ・コードの謎にひたる!?

2007-10-28 18:01:49 | メディア・通信・IT・イベント
レオナルド・ダ・ビンチ作「最後の晩餐」の高精細画像が、インターネット上にお目見えすることになったらしい。

イタリアのデジタル画像処理会社HAL9000が、
同社のウェブサイト(www.haltadefinizione.com)に
160~170億画素の画像を掲載するとのこと。

本物の「最後の晩餐」は、
ミラノにある教会に隣接する部屋の壁面に描かれている。

ご存知の通り、小説「ダ・ヴィンチ・コード」によりこの絵をめぐる謎が深まり、
未だブームは続いているようだ。


小説「ダヴィンチ・コード」の中では、だいたいこういうことが言われている。

■キリストの隣にいる人物は女性にしか見える。
■謎のナイフを持った手が見える
ゆえに
「悲しむ女性と、それを脅す老人」
という構図に見える。

この構図が、
「マグダラのマリアの福音書」
などに登場する、
マリアとペテロの人間関係とそっくりであるとという。

この解釈をめぐっては、あちらこちらで、
「ちがーう!」
の声が上がっており、研究者はほぼみんな全否定状態のようだ。
聖書の記述でも、キリストの隣はヨハネだとか、ヨハネはもともとオンナっぽいんだとか、聖杯っぽい仰々しいものはないけど、ガラスのコップはあるじゃんかとか、ナイフは食事に使ってたんだよ、とか。

とにかく、これについては本が出ているので、
ダヴィンチ・コードとその反論書を読みながら、
ネットで、たのしむのもまた面白いかと思う。

また、同じく舞台になっているルーブル美術館で、
小説と照らし合わせて、各所をみるのも面白いのではないかと思う。

絵画にダイイングメッセージはありませんので、
くれぐれも、近づいて、捕まらないようにしましょう。

先日、真っ暗な会議室の中で、
「壁にブラックライトをあてて、秘密のメッセージを探したい衝動」
に駆られた私ではありますが。

解釈本の一部です。

ダ・ヴィンチ・コードの「真実」 (竹書房文庫)
ダン バースタイン,Dan Burstein,沖田 樹梨亜
竹書房

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ダ・ヴィンチ・コード最終解読
皆神 龍太郎
文芸社

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拉致問題、これから年末までがひとつの山場?福田さん外交手腕問われる。

2007-10-28 11:29:52 | 政治
その後の進展状況。
日本政府は、
北朝鮮の核問題やテロ支援国家指定解除に向けた動きが
ヤマ場を迎える年末までに、
一定の成果を目指すようだ。

日本と北朝鮮は11月上旬にも6カ国協議の枠内の
「日朝国交正常化作業部会」を開催する。

拉致被害者の帰国など事態の進展に合わせ、
段階的に、
北朝鮮への制裁解除・支援」に応じる新方針などについて話し合う、
見通しだ。

作業部会の場所はマレーシアなど東南アジアなどで調整中。
必要に応じて年内に複数回開くらしい。

福田康夫首相は拉致問題の早期打開に意欲を示しており、
26日の拉致被害者家族会との面会でも、
「今は北朝鮮と交渉する良い環境になってきた。
すべての方法を使って交渉し、解決していきたい」
と表明した。

26日までの展開では、あまり良い環境には思えなかったのだが、
(アメリカが冷淡に見えた)
福田さんは何らかの複数のカードを用意しているのかな、
と思った。

中山さんの訪米については続報なし。今月末か?

ところで、こと拉致に関しては、外務大臣と補佐官の連携は
決して悪くないように見える。

米国大使館1等書記官「拉致問題は日朝の2国間問題」発言に福田さんはどう出る?

2007-10-28 11:11:31 | 政治
在日米国大使館のジョーダン1等書記官は25日、
拉致被害者家族会と支援団体・救う会メンバーらに、
米国の北朝鮮に対するテロ支援国家指定解除をめぐり
「拉致問題は日朝の2国間問題」
と述べた。

メンバーらは26日夜(今頃終わっているか)に福田康夫首相と会うことが決まり、その際に家族会側が政府側に要請する内容を知りたいとする同書記官が招き、
家族会側が解除条件をただした際に出た発言。
大使館側が家族会側の見解を求めるのはモチロン異例のことだ。

そして25日の面会では、
書記官が北朝鮮のテロ支援国家指定解除の条件の一つとされてきた
「拉致問題の進展」
について具体的内容を家族会側に聞いたうえで、
回答内容を本国に伝えるため文書にまとめて早急に提出するよう求めた。

この日の書記官の発言について、家族会などは
「指定解除の条件に拉致問題は関係しないとの見解を米国側が初めて示した」
と受け止め、懸念している。

それはそうだ。
誰でも懸念する。

面会したのは家族会の横田滋代表(74)ら5人。

家族会側から
「米国側が指定解除の条件とする『核の無能力』とは具体的に何か」
とただしたのに対し、
書記官は明確な回答をしなかった。

さらに、家族会側から
「解除に拉致問題は無関係なのか」
と尋ねたところ、
「拉致は2国間の問題。その視点で議論しよう」
と言われたという。

その後、それを受けてか、
高村正彦外相は26日の閣議後の記者会見で、
北朝鮮の拉致問題に関連して
「進展すれば、その度合いに応じて我々も行動を取っていく」
と語り、
拉致被害者の帰国などの進展に合わせて、
段階的に北朝鮮への制裁解除や経済支援に応じる考えを示した。

拉致進展に伴う段階支援は、
日朝交渉で北朝鮮の歩み寄りを促すための新方針の柱。

ここで言う拉致問題の解決の定義は、
「すべての説明責任を明らかにし、生存者全員が帰国すれば大部分が解決したということ」。
政府がこれまで要求してきた拉致事件の真相究明と容疑者の処罰・引き渡しについては、
「当然求めていくが、一番大きいのは生存者全員が帰国することだ」
と強調。
被害者の帰国を最優先という方針。

政府はすでにこうした考えを北朝鮮側に伝達しており、
11月上旬にも想定される次回の日朝国交正常化作業部会で
北朝鮮側がどう応じるかが焦点となる。

そんな中、中山補佐官が11月訪米で調整中というニュースが入る。

米国でのミッションは当然のことながら、
日本人拉致問題が解決しない限り、北朝鮮のを解除しないように求めること。

外交通と言われる福田首相はどう出るのか?
核の問題が世界的な最重要問題であるのは百も承知だが、お願いだから拉致問題を蚊帳の外におかないでほしい。

家族会の方々の気持ちを考えると祈るような思いだ。

福田内閣メールマガジン第3号感想。

2007-10-28 06:27:55 | 政治
早くも3号目になった、メルマガ。
なかなか面白いですよ~。

福田さんらしく、ほとんどが、真面目な内容なんですが、
最後の方に総理のサラリーマン時代を語っている、
貴重なインタビューがありました。

*****引用です*****

―― 総理は、17年間、石油会社のサラリーマンをされていたそうですが、
どのような上司だったのですか?

(福田)
 部下からは厳しい上司に見えたかもしれませんね。いつも次々と課題を命
じていましたから。私は厳しいとは思っていなかったけれども(笑)。

―― 厳しいのが、理想の上司像だったんですか?

(福田)
 いえ、単に仕事熱心だったんですよ。でも、週末は今と違って休めました
から、有効に活用していました。
 スポーツも好きで、若いころは山登りやスキーをよくやりました。ゴルフ
を始めてからは、結構一生懸命やってましたね。
 それから、ボーリングもよく行きましたね。当時は東京でも「はしり」の
時代でした。今では、ボーリングっていうと、ダサイって言われちゃうかも
しれないけど(笑)。

―― 最近また流行ってるんじゃないですか。ところで、石油会社では、オ
イルショックを経験されたんですよね?

***********

とここから、オイルショックの体験から総理が学んだ、
人との関係の大切さについて書かれており、奥深いです。
この続きはぜひメルマガで・・・。

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<バックナンバー・配信先変更・配信中止>
http://www.kantei.go.jp/jp/m-magazine/

メールボックスに「首相官邸」という名前でメールが入ってくるので、
その遊び心(もしかして真面目?)が楽しいです。

政策について、ご自分の考えを真摯にわかりやすく発信されています。

広報で求められる文章とは?

2007-10-28 06:23:35 | 企業が社会に出来ること
職場復帰をしまして、とりあえず、広報関連の担当になっています。

って言っても、会社全体の広報ではなくて、
社内では特殊な位置づけにある、わがセクション&全国組織の、
事務局機能の中での広報担当です。

いわゆる「宣伝的要素」はほとんどなく、
正しく、わかりやすく伝えることがメインなので、
心して書かねばならないと思っています。

「ローマ人の物語」を読んでいて、
ユリウス・カエサルの、装飾を一切排除した、
シンプルかつエレガント(といっても翻訳ですが)な文章に触れて、
「目指すものはこれだ」(無理だけど)
と思いました。

■論旨を明確にする。
■客観的事実の記述
■必要な情報をしっかり盛り込む
■無駄な装飾を省く
■受け取り手目線を大切に

と方針を定め、
当然のことながら、ブログ的ノリや自己満足を一切排除し、
恥ずかしくないオトナの文章を書こう!

今更ですが、広報&文章の本を注文しておさらい。

初心に戻って頑張ろうと思っております。