日本最大級の環境見本市
「
エコプロダクツ2007」が今日(12月13日)、
東京ビッグサイトで始まりました。
ポスト京都への枠組みづくりが進み、
洞爺湖サミットも控える中、
過去最大規模となる模様。
家電、車、住宅など身近な製品から素材、エネルギーまで、
環境に配慮した製品やサービスを一堂に集め、
なんでもありの展示会として、ますます巨大化しています。
エコプロダクツ展のは今回で9回目だそうです。
私自身は4年前にちょっとのぞいて、セミナーは3年前から参加してきました。
本当にここ数年は、年々、驚くほど規模が大きくなり、
環境問題への関心の高さを体感する場でもあります。
展示の方は、様々な業種の企業が、
製品やサービスの環境配慮のポイントをわかりやすく紹介していたり、
自治体やNPOなどのブースもあり、東京モーターショーなどよりは、
草の根感が残っていますし、
エコがビジネスになるようになった今日でも、
商業主義に大きく傾いてはいないような気がします。
主催は産業環境管理協会と日本経済新聞社。
テーマは、来年から京都議定書の約束期間が始まることなどから
「
ダイエット!CO2」。
個人的には、
委員長をつとめられる、
東京大学生産技術研究所の
山本良一教授のおっしゃる、
「温暖化に対する宣戦布告が必要。
脱炭素社会の実現に向けて、消費者も企業も国も、
ありとあらゆる手段を駆使して戦うことが重要だ」
という言葉がしっくりします。
繰り返しになりますが、
山本教授は、
「2007年は人類にとってひとつのマイルストーン。
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が第4次リポートで、
産業経済活動、日常生活が、温暖化の主要原因であることを
科学的に実証したからです。」
とおっしゃっています。
そして更に、
「いまは『温暖化地獄の一丁目』だといえます。
2丁目は
グリーンランドの氷床の全面融解が始まるとき。
そして3丁目は2050年、アマゾンの熱帯雨林がサバンナ化し
インドのモンスーンが消滅するときです。
続々と地獄の2丁目以降が待ち構えている。
だからこそ世界は認識を一変したのです。」
と強調しています。
今日、記念シンポジウムが行われ、
枝廣淳子さんがコーディネーターをつとめられます。
(さすがの人選です)
残念ながら聞くことができませんが、
記念シンポジウムの内容は、
いつも大きく取り上げられますし、
日経エコロミーでも詳しくレポートしてくれる筈です。
注目です。
これ以外にも期間中にさまざまなテーマでのセミナー、
シンポジウムが行われ、勉強になります。
セミナーも展示もとにかく、わんさかあるので、
ある程度焦点を絞っていかないと大変なことになります。
受付が混雑するので、
WEBで事前登録することを強くオススメします。
私は、土曜日に、シンポジウムを聞き、
同じ時間に重なってしまって聴けなくなってしまった
JFSさんのところへお寄りして、
資料をいただいてくるつもりです。
内容などは、また報告させていただければ幸いです。
土曜日に参加させていただくのは、
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社会とのつながりで実現する「志ライフ」フォーラム
~環境・社会問題解決事例に学ぶ、新しいライフワーク発見~
●日時: 12月15日[土]14:00~16:30 ●会場: 会議棟
●定員: 200名(予定) ●座談方式
●対象: 企業のCSR・人材育成会社、個人、学生など
(1)会社の仕事以外での、ライフワークを実現することや
(2)会社の組織内で、CSR活動や働きやすい環境づくりの仕組みを考えること
(3)給料だけではない、満足のいく働き方・暮らし方の事例を紹介する
(4)16時セミナー終了後に名刺交換会を予定
セミナーを開催します。
環境問題解決に取り組むアクションを継続することで、結果的に人間関係やつながりの再生に波及し、当人の健全で楽しい生き方につながる。ひいては、組織の生産性向上やモチベーション維持に寄与し、経済効果が生まれる。
○講師:
■コーディネーター
博報堂ソーシャルマーケティングラボ長 船木 成記 氏
■パネラー
北海道グリーンファンド事務局長 鈴木 亨 氏
「Mo-House」代表 光畑 由佳 氏
春秋社 プライド・ワーク編集者 篠田 里香 氏
国際青年環境NGO A SEED JAPAN エコ貯金プロジェクト 土谷 和之 氏
エティック 事業統括ディレクター 山内 幸治 氏
日経BP社 ecomomプロデューサー 松平 悠公子 氏