WIND BENEATH MY WINGS

震災後、私たちの暮らしの「あるべき姿」を考え中。持続可能で幸せな暮らしを一緒に考えていきませんか?

ドイツに学ぶ再生可能エネルギーの拡大。チームマイナス40%?

2007-12-20 23:25:22 | 環境全般
日経エコロミーのコラム、温暖化対策(2)―再生可能エネルギーの拡大―(07/12/19)


において、竹ヶ原啓介氏がドイツの再生エネルギー拡大について
レポートして下さっています。

先のEUサミットの合意で、
2020年までに温室効果ガスを20%減らすための方策として、
1.再生可能エネルギーの割合を20%に高めることと、
2.エネルギー効率を20%以上に高めることを明確に打ち出している。

目標値と併せて、「3つの20%」と総称されているそうなんです。

チームマイナス20%?
凄いですよね~。

その中でも、
2020年までに1990年比で40%もの排出量削減を掲げる
気合が入ったドイツの対応が非常に興味深いです。

チームマイナス40%?

ドイツが採用したのは、
再生可能エネルギーを利用して得られた電力に対して、
系統への接続を保証し、
かつこれを固定価格で買取る制度を導入することで
規模を拡大する方法。
1991年の電力買取法で始まったこの政策は、
2000年に再生可能エネルギー促進法(EEG)として全面改正され、
さらに2004年に一部改正されて今日に至っているそうです。

詳しくは本文をご参照下さい。

EEGやその改正が再生可能エネルギーの拡大を促しているのですね。

温暖化対策が経済成長に悪影響を及ぼすのは逆だということ

2007-12-20 23:22:04 | 環境全般
もともとは違う題名だったのですが、
たまたま今日、姉御とEUとアメリカの経済成長の話をしていたら、
P307HDiさんから、
鋭いコメントをいただきましたので、
改名して、
再投稿致します。

***********

もし全部の車がディーゼルやハイブリットだったら、
どれくらいCO2が削減できるんでしょ~。

P307HDiさんが北海道の記事に関連して書かれていましたが、
きっと凄い削減量になるんでしょうね。

今日のEUの話は、事情通の人は知っていたのかもしれませんが
私は寝耳に水だったので驚きましたが、
よくよく考えると、それくらいやらないと数値目標は達成できない
ということなのだと思います。

温暖化地獄に較べれば、そんなに怖いものなんてないと
個人的には思います。

米国への配慮とか、産業界の反発とか、
モチロン事情はわかるんですが、
2050年に想定される、一番熱くて乾燥した土地の
最高気温に設定したのサウナの中に入ってみたら、
実感がわくのでは。
私も一度体験してみないとわからないかもしれません。

*************

その後、P307HDiさんより、こんなコメントをいただきました。

************

日本の場合、特に新世代ディーゼル乗用車が増えることには意味があります。
というのも、日本ではガソリンが足らず軽油が余っている状況がずっと続いていて、足りないガソリンは水素化分解というエネルギーが沢山必要な処理をして無理矢理造っているから、なんです。
原油を蒸留するとき、普通にやるとガソリンと軽油が1:1くらいで摂れるので、需要もこのバランスならば、製油所でのエネルギー効率が最もよくなります(CO2排出が減る)。
参考:
http://www.paj.gr.jp/from_chairman/data/file/2005/20050413.pdf
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/HONSHI_LEAF/20050816/107671/

CO2排出というと走行時のことばかりに眼が行きますが、
燃料を製造・輸送する段階のことも非常に重要です
(水素自動車をもてはやす人は、この観点が欠落している)。

その意味でも、製造・輸送にあまりエネルギーを必要としない
軽油で走るディーゼル自動車を正しく評価することは大切なことです。

もちろんガソリン車が不要というわけではありません。
市街地用のチョイ乗り用なら、
小さなガソリン車のほうが車輌価格も安いし、
製造時のエネルギーも小さくて済みます。

要は、用途に応じてガソリン車、ディーゼル車、電気自動車を上手に使い分けることが大切だということです。

それから、温暖化対策が経済成長に悪影響を及ぼす、
という主張は逆だと思います。

京都議定書から離脱した米国と、
着実に温暖化対策を進めている欧州を較べたとき、
欧州のほうが景気が悪いでしょうか? 

現状を見れば逆だと思います。
特に自動車業界は欧州勢が元気一杯なのに米メーカーはダメダメですよね。

*****************

EUと米国の経済成長と温暖化対策に関しては、私も同意見です。
またEU諸国の温暖化に対する取り組みは尊敬に値するので、
見習わなければならない点が多々あるかと思います。

P307HDiさんの説明はわかりやすく勉強になりました。
いつも有難うございます。
(一日、さん なしでした。ごめんなさい)

「敗軍の将兵を語らず」について

2007-12-20 22:26:30 | 企業が社会に出来ること
日経ビジネスに「敗軍の将兵を語る」という名企画があります。

さまざまな理由「敗軍」となった組織の
将(=リーダー)が、
タイムリーに登場します。

このタイトルの秀逸さは
「敗軍の将兵を語らず」と言葉を変えながらも、
実際には、ほとんどのリーダーたちは、
失敗に責任を感じ、
その原因や背景を冷静かつ真摯に振り返り、
反省しているところです。
そういう意味では彼らは敗れはしても、
将(=リーダー)失格ではありません。

では、そもそも
「敗軍の将兵を語らず」
はどんな意味なのでしょうか?
 
〔出典〕 『史記』淮陰侯列伝
〔解釈〕 戦いに敗れた将軍は兵法について語る資格はない。
失敗した者はいさぎよく失敗を認め弁解がましい事を言うべきでない。
(Yahoo!辞書 大辞泉 【敗軍の将は兵を語らず】)

いずれにしても、
リーダーとはかくあるべしということを
深く考えさせてくれる言葉です。

東京電力の人件費削減。人件費削減はまず経営者から。

2007-12-20 19:39:22 | 企業が社会に出来ること
東京電力は、今日20日、
2008年度から当面の間、全管理職(約5000人)の
夏・冬の賞与を10%減額すると発表しました。

大きな会社ですから、
これで年17億円の人件費削減となそうです。

新潟県中越沖地震柏崎刈羽原子力発電所が全面停止した影響で、
2008年3月期は950億円の連結最終赤字を計上する見通しになり、
28年ぶりの赤字転落を踏まえてのことです。

役員報酬はすでに11月から10~20%カットしている
とのことですが、
950億円の連結最終赤字で、
この程度は甘いという声もあります。

一般社員やさまざまな人件費がほかでどう削られているのか
あきらかにはされていませんが、
28年ぶりの赤字転落で経営陣が責任をとらなかったら、
大変な騒ぎだと思います。

企業というのはだいたい、上から順に給料が良いものです。
そして経営難に伴う責任も上から順番に大きいので、
人件費削減も上から順にやるのが筋かもしれません。

本当は経営難になんかならない方がいいに決まっています。
しかしそうなってしまったとき、
どうするのか?

日本の企業はそこいらへんは実にファジーですよね。

話がこっちへきて、
やれやれ、しつこいな、と思うかもしれませんが、

外資系の真似をして成果主義を導入しても、
外資系みたいに、経営者は辞めないし、責任はとらないのは、
ごくごく庶民感覚で不思議です。

日本国民のほとんどが、安倍さんの引き際の悪さに
呆れたのはごく最近のことです。
これからも、日本人は本来
「リーダーが責任をとる」
ということを、道義的に、大切にし、
何よりもリーダー自身が、
それを自覚してきたはずです。

責任をとる経営陣とそうでない経営陣。
どちらが、優れた経営陣なのでしょうか?

*****

追記

他のケースで、
いちばんわかりやすい、
知名度のある方ということで、


日産自動車のカルロス・ゴーン社長に対する風当たり
が記憶に新しいです。

2007年3月期に社長就任後初の減益となり、
この責任を取って株主総会で常勤取締役の賞与をゼロにする
などの策を示しましたが、
株主からは例年とは違って厳しい質問や指摘が相次ぎ、
「辞任要求」まで飛び出したとのことです。

このときの総会では、
「2006年度は、役員賞与を支給する提案はいたしません」
と、
賞与をカットすることで経営責任を明確化したい考えを示したにも関らず、

役員報酬がトヨタよりも多いことから

「(賞与ではなく)報酬も減らすべき」
との声が上がったときには、会場から拍手がわき起こったそうです。

経営者=成功者
とみなされることが多いですが、
この変遷する時代では、
ちょっとした情勢の見誤り、方向性の間違いで、
勝ち負け、明暗は大きく変わります。
報酬も多く、ステイタスも多いけれど、
それと同じだけの能力と実績を要求されているのが
経営者といえるでしょう。

経営とは、経営者とは、本当に思い責任を負った仕事なのだと、
強く感じるエピソードでした。

「温暖化防止に政策パッケージを」勉強になります。

2007-12-20 08:51:28 | 環境全般
日経エコロミー、最新記事
温暖化防止に政策パッケージを・国立環境研究所 西岡参与に聞く<スペシャル対談・上>

はまさにホットな特集です。

しつこいようですが、
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の活動に
世界的な注目が集まっている中、
ノーベル平和賞を受賞。
バリ島で開かれた国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP13
バリ・ロードマップ」にも、IPCCの報告書が参照されました。

三橋規宏教授が、
日本を代表して当初からIPCCに参加してきた
国立環境研究所参与の西岡秀三氏に
IPCCの役割日本の温暖化対策の課題などを、
深く突っ込んでおられます。

世界的な大きな潮流の中、日本はどうすれば良いのか?
企業はどうすればいいのか?
さらに私たちひとりひとりはどうすれば良いのか?

前例もお手本も、過去を反省することもできない、
文明発達後の人類が遭遇する、
はじめての
気候変動とどう闘うか。

いっしょに考えていきましょお。


テレビやマスコミはいったい誰のもの♪

2007-12-20 08:42:15 | 企業が社会に出来ること
とっても寂しいから、
とりあえず、つけてます♪

齢がばれますね・・・。

冗談はさておき、

これに関しては、
議論になっていますが、

とりあえず、
ステークホルダーStakeholder
で考えると

投資家
債権者
顧客(消費者) = 読者や視聴者や聴取者など
取引先
従業員(社員)
地域社会
社会
政府・行政・国民

JIS Q 14031環境マネジメントに関する規格)には、
「環境に配慮する経営」の視点からステークホルダーを
規定しています。

これは世間の常識。

しかし一部の経営者は忘れてしまうようです。

おはようございます。「宝物を探す」

2007-12-20 08:00:55 | 嬉しい!楽しい!面白い!ワクワク!
おはようございます。
いい天気ですね!

本当に風邪が流行っているようですから、
暖かくして、暖かいものを飲んだり食べたりして、
少しでも睡眠をとるようにして下さいね。

私もなかなか風邪が治らないので、
週末はできるだけ、のんびりゆっくりしようと
思っています。

さて表題の件。

私は、
「評論家はいらない」
などと
ブツブツいいながらも

ご存知の通り、
ワクワクしながら
楽しく暢気に暮らしています。

それでも、まあ働いている以上は、
「サイテー!」
と吐き捨てたくなるような瞬間が
あり、
昨日なんか、あまりの醜悪さに、
気分が悪くなり、珍しく
発作が起きてしまいました。
(幸いすぐおさまったけれど)

前にも書いた通り、
発作はなくても、
胃が痛くなったり、眠れなくなったり・・・。
これはみんな同じだと思います。

「サイテー」のない職場なんて
ないと思います。

でも、本当に有り難いことに、私には、
その
「サイテー!」
を打ち消してくれる
信頼できる仕事仲間、
尊敬できる上司や先輩、
親身になってくれる友達、
家族が周りにいます。

また「サイテー」人口と
「素敵な人」人口とを較べると、
おそらく後者の方が圧倒的に
多いと思います。

そんなとき、
♪良かった、
この世界が最低じゃないと思えた、
君がいたからだ。
とマッキーの歌を
心の中で口ずさみます。

そして、そういうものを
探していくことが大切だと
思います。

♪そこにはないと決めつけて
見ようともしなかった場所に
大切な宝物があると気付いた

に深くうなずきながら、
素敵な人や、素敵な仕事や、その他モロモロの
美しいものを探し、
それら大切な宝物に目をむけて、
それらを大切にして暮らしていこうと思います。

では今日一日が良い日でありますように。


やっぱり私はスタバが好き。

2007-12-20 07:26:47 | 環境全般
今日虎ノ門で立ち寄ったら、
暖かい飲み物は、マグカップにしてくれました。

相変わらず、マニュアルにない
ホスピタリティをみせてくれて、
本当に気持ちの良いお店です。

そうそう懸案の、マイマグは、
結局、タリーズコーヒーにして、
朝のコーヒー又は紅茶を
タリーズで買う事にしました。
(スタバだとかなり遠回りになるので)
30円ひいてくれました。

タリーズも接客態度はすごくいいですよね。

写真はホットココアのアップですう。

困ったちゃんに困っている人に捧げる「感じのいい人、悪い人」

2007-12-20 07:26:02 | 読書感想文
日本全国の「困ったちゃん」と
「困ったちゃんに困っている方」と
「困ったちゃんに困っている人をどう助けようかと困っている人」
に捧げる書?

出版社/著者からの内容紹介
得意気に博識ぶりを披露する。
つまらぬ沽券にこだわる。
何でも全てを知っているかのごとくに振る舞う。
自説をいい張って譲らない。
周辺的なことをほめる。
自分勝手に「親しい仲」を演出する。
不幸に遭った友人に、すぐに連絡して慰めようとする。
異性の前では別人かと思わせるほど猫をかぶる。
勝手に「親戚」にして自慢する。
自分の地位が第一で、決して部下をほめない。
「部下に適切に処置するように指示した」
と責任回避する。
ひまでもわざわざ部下に雑用を頼む。
試着ばかりで絶対に買わない。
声高に商品にケチをつけ、他の客の購買意欲を削ぐ。
ペットを人間より大切にする。
立食パーティーで
我さきに料理を目指す......。

気取って振る舞っていても、つい、いつもの癖が出て、
他人からは嫌がられてしまう。

あなたの周りにもそんな「裸の王様」がいるだろう。
ビジネスから恋愛まで、巷に溢れる"勘違いな人"の実例を挙げつつ、
好感を与える振る舞い方を示す。

「感じ」のいい人、悪い人 (PHP新書)
山崎 武也
PHP研究所

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昨日の投稿別アクセスランキングです!

2007-12-20 07:23:33 | このブログについて・お知らせ
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