B50のミッションのスプリングが折れたことをトリニティの富成さんに伝えたところ、ビクター系のエンジンでは必ず折れるとのことでした。原因はカムプレートのスプリングの当たる部分が一部高くなっていてスプリングが過度に曲げられるということでした。早速カムプレートを外して確認してみました。確かにカムプレートの1~3速までの山は回転中心から同心円になっていますが3~4速の間の山はそれまでのスプリングの動きが倍くらいになるようになっていました。ここを他と同じくらい位の高さに削らないとまた折れることになるようです。
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コンパスで引いた円から赤く塗った部分が他の山より出っ張っている部分です。
なぜこのようになっているのでしょう?カムプレートの物を見て気づくのはシフトフォークの溝と4速の凹みの間が少ないこと。もし同心円状でスプリングの入る凹みを他と同じにしたらフォークの溝とスプリングの入る凹みが近くなり過ぎて当時はプレス加工ができなかったのでしょう。そこで打ち抜きできる寸法を取って山を高さを決めた、ということかもしれません。しかし、スプリングまで考えが行かなかった?
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コンパスで引いた円から赤く塗った部分が他の山より出っ張っている部分です。
なぜこのようになっているのでしょう?カムプレートの物を見て気づくのはシフトフォークの溝と4速の凹みの間が少ないこと。もし同心円状でスプリングの入る凹みを他と同じにしたらフォークの溝とスプリングの入る凹みが近くなり過ぎて当時はプレス加工ができなかったのでしょう。そこで打ち抜きできる寸法を取って山を高さを決めた、ということかもしれません。しかし、スプリングまで考えが行かなかった?