エアークリーナー

　車検で預かったリッターバイクはキャブの不調を訴えられていました。エアークリーナーを外してびっくり、エレメントが“粉”になっていました。自らゴミを作ってしまっていたわけです。ウレタンフォームはこんなところに使ってはいけないです。メインテナンスをしない原付スクーターはよくこうなるのですが厚みがあるので表面だけで大丈夫という場合が多いのです。しかしこの車種のものは薄くて全体に劣化してました。エアクリーナーは巨大なガソリンタンクの裏側にレイアウトされているので簡単には点検できません。それで長い間見過ごされていたのでしょうか。

　エアクリーナーエレメントにはいろいろな材質のものがありますし、最近のものは清掃不要2万キロで交換というメンテナンスフリーなものもあります。自分のオートバイがどんなタイプのものか知っておいてそれにあわせて整備しましょう。