雨傘さまへ。
雨傘さま。
『百合な日々』の時が止まった、あの日から
十数年がたちました。
あれからも朝は来て、日は暮れていきます。
季節もまためぐり、さむい季節から
あたたかい季節になりました。
時は進んで行きます。
あなたという人がいないのに時は過ぎていきます。
そしてまた今日、この日を迎えました。
あなたの、のこしたものは大きく多く
また、いまでもあなたを慕う人は大勢います。
あなたの言われた、
作品のいいところを見つけ、リスペクト(ほめる)
これは大事なこと、と思います。
これができないとジャンルは衰退するような気がします。
雨傘さま。わたしは自分なりに目標を持つことにしました。
それは、
① 女性や子供に優しくすること。
② 外国人を差別しないこと。
③ 人を助ける慈善団体を悪く言わないこと。
④ 社会的弱者(ホームレス、身障者、LGBT)を
悪く言わない。
悪く言わない、ということには優しくすることも
含まれていますし、「日本人や男性には優しくしないのですか?」
と言われたら、そういうことではありません。
日本人や男性にも優しくします、と答えます。
むずかしいことはわかりませんが、こういうことが大事
なのではないかと思います。
『こち亀』の秋本治先生の アメリカを舞台にした西部劇の
『BLACK TIGER(ブラックティガー)』は
外国人に優しいんですよ
(例 インディアン、中国人、インド人、日本人、ハワイの人とクジラ)
また主人公のブラックティガー姐さんはアリスに優しくて
アリスは言葉が不自由なのですが、それをブラックティガー姐さんが
揶揄することもありません。
そういうところもいいと思います。
秋本治先生の『Mr.clice(ミスタークリス)』もそうです。
最初はテロリストだったラクエル・ウエルチ女史を
助けますし、海賊にだってマグロ漁を教えて改心させます。
(ちなみに『SPY×FAMILY』と『チェンソーマン』を担当した
林士平さんは、小学生の頃から秋本治先生の『Mr.clice(ミスタークリス)』が
好きで、のちに林士平さんは『Mr.clice(ミスタークリス)』を担当する
ことになりました)
『こち亀』の秋本治先生には人情があります。
『こち亀』の秋本治先生、ゆうきまさみ先生のように
女性、子供、外国人の描き方が良かったり
社会的弱者への優しさや、あたたかさがある方は
良いですよね。
(念のために書きますが男性や日本人を、悪く描くのがいいと
思っているわけではありませんよ)