■押井守的雑学
◆『Halo Legends』
ゲーム「Halo」を「Halo Legends」
というタイトルで荒牧伸志氏と押井守
がアニメ化するそうです。
どうやら全7話のオムニバスみたいです。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20090724_304725.html
他にもSTUDIO4℃(ジブリ)
ボンズ(エウレカ、鋼の錬金術師)
プロダクションI.G(攻殻機動隊、精霊の守人)
東映アニメーション(プリキュア、鬼太郎)
が参加する等かなり豪華なスタッフですね♪
元々「Halo」は映画
『ディストリクト9(District 9)』
の監督が手がける予定でしたが諸事情で流れ
荒牧伸志氏と押井守にお鉢が回ってきた
みたいです。
『ディストリクト9(District 9)』の監督
はニール・ブロムカンプですが、この人
『マクロス』のファンだそうですね。
(それと『ディストリクト9(District 9)』
のプロデューサーは『ロード・オブ・ザ・リング』
のピーター・ジャクソンです)
荒牧伸志氏はメカデザインが得意な方
なので「Halo」のパワードスーツのデザインは
合っていると思いますので期待です。
(荒牧伸志氏の代表作はメガゾ-ン23、
ガサラキ、バブルガムクライシス、
アップルシード、デジモンのCG
…etcetc)
もちろん押井守の肌にも合っていると思います。
どこまで押井守が関っているかは
わかりません、この人仕事量多いし(^_^;)
他にも8年ぶりの実写となる『アサルトガールズ』
もありますが主題歌がKOTOKOさんです!
KOTOKOさんは『神無月の巫女』『灼眼のシャナ』
『マリアさまがみてる(3期)』の人です。
■ネバーエンディングストーリー
くりかえす日常は押井守のテーマの1つです。
何故くりかえしにこだわるのか?
それは失われつつあるものへの郷愁と
消えつつあるものを残そうとする気持ちから
きてると思います。
押井守は東京で生まれ育ち高度経済成長を
その目で見ていきました。
その時東京の景色の移り変わりを感じた
そうです、同時に怒りも。
その怒りとは?
『立ち喰い師列伝』で押井は、
「何かを排除しないと新しいモノが
成立しない日本に対する怒りの映画になった」
と言っています。
だからか押井守の作品には失われつつある景色
や消えつつある何かを残そうとしたり哀悼を感じる
演出が多い気がします。
ケルベロス鋼鉄の猟犬(小説)のマキは
記録映画を残そうとしていますし
立ち喰い師列伝も(ウソを交えた)記録(?)
という演出です。
『宮本武蔵 双剣に馳せる夢』はドキュメンタリー
です。
パトレイバー映画第一作目では、東京の
失われつつある風景を巡るように物語が
進みます。
パトレイバー2でカットされましたが小説には
こんなシーンがあります。
スキヤキの鍋を囲んだかつての第二小隊の面々。
過ぎていったものへの哀悼の意を込めて、
進士は繰り返した。
進士「僕らの夏はもう終わったんですよ」
つまり特車二課が埋立地で過ごした日々、精一杯生きて
充実していたアーリーデイズ(時期尚早の日々)
はすでに終わった、もう戻ることのない過ぎ去った日々
なのです…(T-T)
だからクライマックスの後藤隊長のセリフ
「特車二課第二小隊最後の出撃だ!!」
に感動するのです!!
■映画なのか薀蓄(うんちく)なのか?
押井守は映画にしろ小説にしろ自分の薀蓄(うんちく)
をよく流し続けます。
それは映画の勢いを削ぐ程です。
映画なのか押井守が自分の薀蓄をただ流している
だけなのかわからなくなる時もあります。
■赤い盾=ロスチャイルド?
『BLOOD+』に赤い盾という組織が出てきます
が、これを考えたのは押井守だと思います。
押井守の小説にはたびたび赤い盾=ロスチャイルド家
という設定が登場するからです。
そもそも『BLOOD+』の一番最初の形態(?)の
『BLOOD THE LAST VAMPIRE』は押井塾(笑)の面々
神山健治氏と藤咲淳一氏が考えた設定らしいです。
その後藤咲淳一氏は『BLOOD+』のシリーズ構成
となり神山健治氏は攻殻TVシリーズと『精霊の守り人』
の監督となります。
■ファンタジーマニアとしての押井守
押井守はファンタジーが好きです、
アヴァロンや企画凍結状態のガルム戦記などを
見ればわかります。
ガルム戦記には細田守(サマーウォーズ)も参加
していたそうです。
余談ですがパトレイバーの出渕裕も
ファンタジーマニアで小谷真理氏やひかわ玲子先生と
一緒にコミケに行ったりコスプレをする程です。
出渕裕さんはファンタジーが好きだから
ガリアンやダンバイン、ロードス島戦記で
絵を描いたのです♪
末弥純先生はひかわ玲子先生の兄さんと仲が
良かったそうで…泊り込んでいたそうです
ひかわ先生曰く「誰ん家だ?」って感じで
(笑)
末弥純先生はウィザードリィが大好きで
とうとうウィザードリィのキャラデザにもなった
訳ですが…そんな末弥純先生が押井守と縁があって
スカイクロラのフーコのタトゥーをデザインしたり
鉄人28号のデザインをしたのは…ギョーカイの
つながりってヤツなんでしょうね(笑)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/08/1541231ddd788c0e36c9a4db7b60fbb6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0b/1a/4c5957169c3247eedd555f3e419d7e36.jpg)
■『スカイクロラ』・リスト
『アヴァロン』など押井守作品では、よく舞台となる
ポーランドですが、『スカイクロラ』で水素たちが
ボーリングをした町はポーランドのクラクフが
モデルです。
サッカーの中田英寿が『スカイクロラ』を
見た時に町の名前を当てたそうです。
ポーランドのクラクフは映画『シンドラーのリスト』
の舞台にもなった町です。
『カティンの森』でもポーランドは知られています
が、BLOODの小説『獣たちの夜』によると
押井守はカティンの森事件を知っているようです。
■押井守と愛娘とスカイクロラ
押井守には娘がいて、今は乙一の奥さんです。
つまり押井守は乙一の義理の父親です!!
実は娘さん、の存在が『スカイクロラ』に
大きな影響を与えました。
『スカイクロラ』が企画段階の頃、押井守と娘さん
が久しぶりに会い話をしたそうですが、
その時『スカイクロラ』が話題に上がり娘さん、は
興味深く聞き入った、そうです。
押井守は映画に対して2つの案を娘さんに
上げたそうです。
1つ目は、
『SF的世界観を膨大なセリフで描く』
2つ目は、
『SF的な背景や膨大なセリフを極力拝し、
キルドレたちの日常と心情を中心に描く』
娘さん、は2つ目の案を支持したそうです。
『スカイクロラ』で、よく押井守は、
「若いものの気持ちがわかった」
と言っていますが押井守が娘さん、と出会い
話をした日から、
「若い人たちに向けてこの『スカイクロラ』を作りたい」
と話すようになったそうです。
娘さん、がきっかけだったとは・・・。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/53/4f9a2c17a7a3903292d0ce0de05895f6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/cf/7e3972e4b72312d3a1fa2bf359dd6971.jpg)
■『エルの乱』
押井守が参加し企画が凍結したままの作品、
というと細田守(サマーウォーズ)も参加していた
という『ガルム戦記』の他に『エルの乱』が
あります。
どんな名匠でも凍結した企画は2つ3つ
あるものです。
宮崎駿監督の『戦国魔城』とか。
『エルの乱』は監督・深作健太&脚本・押井守で
進められた企画ですが難航しています。
http://www.kyo-kan.net/archives/2005/10/post_356.html
監督の深作健太は『バトルロワイヤル2』や
あややの『スケ番刑事』が有名で、父親は
『バトルロワイヤル』や『仁義なき戦い』の
深作欣二です。
私は深作欣二の時代劇が好きなんです…。
>エルの乱ストーリー
【警察軍<首都警>に制圧された近未来を舞台に
ある男によって組織化され、武装蜂起した難民
の姿を描き出すアクション大作】
ストーリーを引用させてもらいましたが、
【首都警】とは『人狼 JIN-ROH -』にも出てくる
警察組織の事です。
押井守は『エルの乱』を『人狼 JIN-ROH -』
『紅い眼鏡』などと同じ『ケルベロスサーガ』
の1つとしてシナリオを書いたらしいです?
そういえば攻殻機動隊も難民問題を扱って
いました。
『エルの乱』は大阪の西成暴動をモデルにした
そうですが…
西成って…柳川○郎(山○組の武闘派)がいたところ
ですよね…。
町山智浩「ビートたけしサンの映画『アウトレイジ』を
見てきました。たけしサンの役は柳川組のような武闘派
です」
と『アウトレイジ』のビートたけしサンを見ると
柳川○郎を連想するらしいです(?)
■「始まってますよ、とっくに。気づくのが遅すぎた」
『機動警察パトレイバー2theMovie』に出てくる
後藤隊長の名セリフです。
『パトレイバー廃棄13号』『ストレンヂア』『青い花』
『オーガス2』『0080ポケットの中の戦争』
の高山文彦氏は、
『機動警察パトレイバー2theMovie』(1993年)に、
「戦争はもうとっくに始まっているんだ」
という意味のセリフが出てくるでしょう。
俺はアレ、
『仁義なき戦い 代理戦争』(1973年、深作欣二監督)
の小林旭のセリフからじゃないかと思うんだよね
と言っています。
http://anime.webnt.jp/nt-regular/takayama/vol04.php
(高山文彦氏は他にも面白い事を言っておりますが)
まぁ、押井守と金子修介監督(デスノート)の
対談で『仁義なき戦い』について少し触れては
いますが…。
金子修介監督は『仁義なき戦い』を見て
「組織も人生も空しい」とか述べていますが、
こういう『白け』は押井守にもあるのでしょう
かね?
押井守は警察という組織をよく描きます。
警察とヤクザ。
立場は違えど組織に対して思うところは
同じ『空しさ』なのでしょうか?
ヤクザ映画を哲学的に難しく(?)見ている
のかもしれません。
(組織への空しさは北野武の映画にも
ありますよね…)
それだけじゃなくて「この町を守りたい」
とか熱い思いもありますが!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/56/022a0311b1cf3bb45e21511f5521220c.jpg)
『パトレイバー2 the Movie』は警察組織の怠慢、
という側面も確かに描いてはいます。
個人的には『パトレイバー2 the Movie』は
南雲しのぶサンと柘植行人のドラマであって
テロとか防衛意識とかは付け足しかなぁ、と
思っていますが。
余談ですが…。
高畑勲氏もヤクザ映画の助監督を勤めていた
らしいです。
ルパンのOPでジープとかを描いている
大塚康生氏は元麻薬Gメンです(!!)
だから『仁義なき戦い』などのヤクザ映画に
よく出演している菅原文太さん、を『ゲド戦記』
『千と千尋』に出演させた、というウソかマコトか
冗談かわからないウワサがあります(^_^;)
■親親(おやおや)
押井守の父親は私立探偵だったそうですね?
確か美容師の息子、と言っていた気もしますが
美容師はお母さんがやっていたのでしょうかね?
押井守はよく、
榊原良子「ボクちゃんみたいな感じ」
伊藤和典「お稚児さん、みたいな可愛い感じ」
と周りに言われますが…押井守は髪をドライヤーで
セットしているみたいですよ。
意外とオシャレですね(笑)
やっぱり美容師の子?
■ナウシカ
伊藤和典が『風の谷のナウシカ』のシナリオを書く
予定もあったそうですね。
■夕ばえ作戦
押井守が脚色を担当している『夕ばえ作戦』を
読みました。
風祭陽子様に萌えました♪素敵♪
◆紅い眼鏡?
2010年夏。
人々は溶けかかったアスファルトに
己が足跡を刻印しつつ歩いていた。
……ひどく暑い
いや、まだまだ暑いですよね(^_^;)
なんか風がありませんよね?
■「2.26事件」
『パトレイバー2』作中で時計が午前12時を
指した時、日付が2月26日になっていますが
「2.26事件」だったんですね。
『メガゾーン23』のノベライズでも作中、
将校たちがクーデターを起こした時の日付が
2月26日でした。
「2.26事件」の首謀者は北一輝です。
北一輝は片目なので荒川のモデルを北一輝と
みている人もいますが…
私はテリー伊藤と思っています…。
テリー伊藤は『スッキリクロラ』に出ていました
ね☆
(押井守が敬愛する鈴木清順監督の『けんかえれじい』
に北一輝は出てくるみたいですね)
北一輝は手塚治虫先生の『一輝まんだら』や
『夜叉鴉』(『孔雀王』の萩野真が描いてた)
を始め様々な媒体で描かれましたが、
フェニックスの一輝の元ネタは北一輝
なのでしょうか?
いえ、車田正美先生は歴史とかも好きそうですし。
スーパージャンプで「オレは高杉晋作になりたかった」
と言っていましたし「リングにかけろ」の河井武士の
モデルは、おそらく河井継之助でしょう。
(2人とも同じ新潟生まれ)
大村ジムの
大村蔵六会長は靖国神社で有名な
大村益次郎からとったのでしょう。
大村益次郎の昔の名前は
村田蔵六ですので(笑)
まぁ、ありかな?ということで。
■アヴァロン
再見。
押井守がポーランドで撮った実写作品です。
昔見た時はストーリーがわかりませんでした
が今はわかりました。
『アヴァロンという仮想空間のゲームがあり、
そこで、かつて最強だったパーティー・ウィザードが
謎の解散をして…そしてメンバーの1人だった
狙撃手の女性アッシュは今はソロプレイヤーとして
活躍していた。
そこへ謎の男・ビショップの出現。
またアッシュのかつての仲間だったスタンナー
から意外な話を聞かされ…』
というのがおおまかな話です。
ビショップやゴースト、9姉妹などのいろいろな
設定は付いていますが、
『なぜ無敵と言われたパーティー・ウィザードは
解散したのか?』
この謎解きをからめながらアッシュはかつての
ウィザードのメンバー・スタンナやマーフィーと
出会います。
…少し良い話にも見えますかね?
スタンナやマーフィーの贖罪…の物語でも
あったのでしょう。
けっこう面白い話です。
バセットハウンドや路面電車、食事など
押井守らしい演出もあるといえばあります。
主人公のヒロイン・アッシュは、当然(?)
おかっぱの美人です♪♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/c8/617f7a66d414e94eb70c8c9a33020cb7.jpg)
『アヴァロン』には
『インセプション』『マトリックス』
『アバター』のように、
「この世界は本物か否か?」
「自分が本物と誰が証明できるのか?」
などの
『フィリップ・K・ディック』的なテーマも
あるといえばありますかね?
『フィリップ・K・ディック』は作家で
『トータルリコール』や『マイノリティリポート』
『ブレードランナー』『スクリーマーズ』などの
原作者ですが、
「夢と現実の堺があいまいになる」
「自分は本当に自分か?それを証明するものは?」
などのテーマをよくやっています。
『フィリップ・K・ディック』は『マトリックス』の
ハシリのような事をした人です。
最近はアニメ『カオスヘッド』が
『フィリップ・K・ディック』的でしたね。
『フィリップ・K・ディック』に影響を受けた人は
多く押井守だけでなく今敏監督もそうです。
今敏監督も『パプリカ』『千年女優』など
夢と現実の堺があいまいになる、ことが
多いでしょう?
今敏監督の場合はもう少し夢がありますが☆♪
■『天使のたまご』と『実存主義』
押井守は、『天使のたまご』という作品を
「実存主義」とか「たまごは世界そのもの」
とよく言っています。
「実存主義」とはキルケゴールの思想では
ないかと?
そして、それをもっとも体現しているのが
『マトリックス』なのです。
「実存主義」を説明する前にキルケゴールさん
について説明します。
キルケゴールは父親の過去=子供の頃の神への
不信感を知り、悩んだそうです。
悩んだ末に答えを出しました。
「父親が小さい頃に神へ不信感を持ったのは
【自分の意思】でキリスト教を信じて
始めた訳ではないからだ」
これがキルケゴールの
「実存主義」の核に
なっています。
「実存主義」は
「自分の意思」に重点を
置いていて、
「自分の意思があるから実在している」
と考えるそうです。
こう考えるのは父親が子供の頃に神への
不信感を持っていたから、
とは前に書きました。
「父親が神への不信感を持っていたのは
自分の意思で信仰を始めなかったから
であり、
「自分の意思」で
「選択」して神様を
信仰しなくてはダメである」
とキルケゴールさんは思っている
ようです(?)
長くなりますがキルケゴールは
「自分の意思」
とか
「選択」を強調しているようです。
ここで話を『マトリックス』へ戻しますが
監督のウォシャスキー兄弟の兄はキルケゴール
の本にいくらか影響を受けたようで
エージェント・スミス役の役者さんにキルケゴール
の本を読むように勧めたそうです。
よくよく考えると『マトリックス』のネオ
は、よく
「自分の意思」で
「選択」をします。
「赤いピルか?青いピルか?」
これ、かなり最初の方で、これでネオは自分の
プラグを引っこ抜くことになる訳ですが…
望んだ未来だったのでしょうか…?
「ソースに至る扉か、トリニティに至る扉か」
ウォシャスキー兄弟の兄によると、やはりそうで
ネオの二者択一の選択はキルケゴールの著書
「あれかこれか」の引用だそうです。
時々『マトリックス』では「救世主はいるのか?」
という疑問が投げかけられます。
救世主というものの存在とは、おそらく
「自分の意思」で
「選択」をする者であって
こそ実在というものが感じられるのかも
しれません。
キルケゴールさんは他にも『死に至る病』という
本を書いていますが…これ…
『新世紀エヴァンゲリオン』のタイトルに
ありましたよね(笑)
だから碇シンジくん、は1話で
「自分の意思」で
「選択」して
綾波レイの代わりにエヴァに乗ったのでしょう。
『新世紀エヴァンゲリオン』も
「実存主義」
だったのです(笑)
キルケゴールはいろいろなアニメに影響を
与えている…かもしれませんね♪
■『トロン レガシー』
今から楽しみな
『トロン レガシー』ですが
監督のジョセフ・コシンスキーはゲームの
『ギアーズ・オブ・ウォー』や押井守も参加した
『Halo』を手がけたクリエイターなんですね。
ビジュアル面もストーリーも楽しみです♪
父と子の再会、クオラという女性♪
哲学的ですね♪
『ハーモニー』や『虐殺器官』の伊藤計劃先生も
押井守に興味はあったんですね。
『虐殺器官』、オビの推薦文がすごい…
書いたのが、伊坂幸太郎、宮部みゆき、小島秀夫…。
百合姫の『ハーモニー』のコミカライズは
楽しみです♪
■ルパン三世・カリオストロの城
10月8日に放送されましたが、
七月鏡一氏や北崎拓先生も見たそうですね。
見てても不思議ではありませんが(笑)
DVDも持ってるそうですし。
twitterに「食べ方でキャラの作り方が上手い」
「卵をもったいぶって食べるカリオストロ伯爵」
「カップめんを食べるルパンや銭形」
食べ物でキャラの比較をするんですね~♪
ルパンと次元がパスタを取り合うシーン
や大ケガを負ったルパンが大食いするシーン
とかジブリは食事に名シーンが多い(笑)
七月鏡一は、
「ルパンがカゲが踏み込む前に作っていたのは
指輪のレプリカなんだなぁ~、さすが宮崎駿」
と書いてましたが…そんなシーンありました?
細かく見ていますね!
七月鏡一氏(アームズ)は『ジーザス』『闇のイージス』
などが好きです♪
余談ですが『ARMS(アームズ)』と『闇のイージス』
は地名などの設定が同じだそうです。
余談ですが『カリオストロの城』のシナリオを
書いたのは宮崎駿監督…だけではなく山崎晴哉氏も
なんですね(^_^;)
どういう方かはわかりませんがキン肉マンなど
にアニメでよくシナリオを書いていたそうですね。
ナウシカに伊藤和典氏が参加する予定があった?
とか、
『おもひでぽろぽろ』も一色伸幸氏(サジタリウス!)
が最初のシナリオを書いたらしいですし?
複数の人が関って削ったり足したりするのが制作
というもの、なんでしょうかね?
押井守が手がけるハズだったルパンも
「ルパンが化石を盗む」
「実はルパンは存在しない、かもしれない」
と準備稿からして、らしさ満々ですよね(笑)
『カリオストロの城』の制作現場では武田鉄也の歌
『思えば~遠くへ来たもんだぁ~』が延々と流れていた
そうですが…
ルパンがカリオストロ城を見上げながら
「思えば~遠くへ来たもんだぁ~」
とか思うんでしょうかね(笑)
■第2の人生
押井守の作品には始まった時点で第2の人生
を歩んでいる人が多いです。
つまり過去ありの人です。
例えば、『人狼』『パトレイバー2』『アヴァロン』
『紅い眼鏡』
etcetc…。
■興信所は愛を信じない
『ご先祖様万々歳』の挿入歌ですが、
これモーツァルトの
『魔笛』も意識
しているんでしょうかね?
歌は、
『魔笛』が「パパゲーノ♪パパゲーナ♪」
で、
『興信所は愛を信じない』が「パトローネ♪パトローネ♪」
どうなんでしょうね?
どちらも愛の賛歌ですけどね(笑)
■押井守のアバター評
押井守「ジェームズ・キャメロンは頭がいい。
CGの欠点をよく知っている。
CGは地平線だとぼやけるので『アバター』には
地平線のある画面がない。
上から見下ろした俯瞰図や下から上を見る
構図しかない」
■企画
ハリウッドの映画でジェームズ・キャメロンが温めて
いたけれど実現しなかった企画、というのは
山ほどあります(笑)
押井守にもある訳で、それが「ルパン三世」「009」
そして「南総里見八犬伝」です。
「八犬伝」は、やっぱりという感じです。
だって犬ですし(笑)
ちなみに私のHN犬塚志乃は「八犬伝」の
犬塚信乃からとりました。
八犬伝、好きですから。
「八犬伝」のヒロインは
「伏姫」という名前なのです
が「人狼」の主人公も
「伏一貴」です。
人偏に犬で「伏」です、だから「人狼」なんですね
深いですねぇ~(笑)
「八犬伝」はその後、「THE八犬伝」としてOAVで
発表されましたが一応、企画段階に押井守もいたからか
、スタッフには押井組の人が多い気はします。
■小説と『009』
今野敏氏が「押井さんがパトレイバーの小説
を書いている」と発言したそうですね?
『009』の新作もスカイクロラ規模で
公開する、らしいですが?
■イノセンス
『イノセンス』を見ました、これは素晴らしい
です♪
感想を書きたいですよ♪
消した記事は近々まとめて記事にします。
■押井守の『トロン・レガシー』感想
公式サイトにある押井守の『トロン・レガシー』の
感想ですが、
押井守さん(映画監督)
オカッパ姐さんの「クオラ」は
本年度最高のヒロインです。
前髪斜めカットの変則型ですが、
オカッパ女優の殿堂入り確定しました。
あ、もちろん3Dも見事なもんです。
なんちゃって3Dでなく、
真面目に立体やってます。
初監督のコジンスキーさん頑張りました。
クオラ主役で続編を希望します。
クオラ
クオラは、ものすごくキレイ♪
なんですが、おかっぱなので押井守好きそうだなぁ、
と思っていましたが、やっぱり(笑)
■パトレイバーの小説
パトレイバーの小説が、
『番狂わせ 警視庁警備部特殊車輌二課』
のタイトルで角川春樹事務所より1/31発売予定、
するそうです。
新設されたレイバー隊の活躍やテロとの対決を描く
らしいですが、南雲しのぶサンや野明が少しでも
いいから出て欲しいです。
にしても息の長いシリーズですね。
■攻殻機動隊3D
『攻殻機動隊 Stand Alone Complex Solid State Society』
が新たに3Dで甦ります。
押井守は3Dに向いていると思いますが
個人的に、あんまり3Dは好きじゃなかったり
します(^-^;)
まだ、なれないの(^-^;)
ディズニーやキャメロン、ルーカスは3Dに
いけいけGOGO!です。
『アバター』2,3の製作も決まり、ルーカスは
スターウォーズを全部3Dにして公開するそうです。
ディズニーも『パイレーツ・オブ・カリビアン4』
の3D公開が決まりました。
クリストファー・ノーラン(ダークナイト、インセプション)
やスピルバーグはそんなに乗り気じゃない、みたいですね。
『スーパー8』は3Dにしない、って
発言してますし、バットマンも3Dにはしたくない
そうです。
■『HEROMAN』
ボンズ製作のアニメ『HEROMAN』
原作は『スパイダーマン』『アイアンマン』
『X-MEN』のスタン・リーです。
『シャーマンキング』の武井宏之と組んでる
『ULTIMO』の原案もスタン・リーです。
余談ですがスタン・リーは自作によく出ますが
『HEROMAN』でも、コーヒーをおかわり
する老人スタンで出ています(笑)
『HEROMAN』のプロデューサーは、
海部正樹氏、海部元総理の息子さんで
小畑健の『あやつり左近』も手がけています。
鵜之澤伸氏、押井守と付き合いの
長い人でパトレイバー紅い眼鏡に参加
しているバンダイの人です。
マクロスFにも参加しています
南雅彦氏、ボンズの人で『鋼の錬金術師』
を手がけたり川元利浩や逢坂浩司と仲のいい
人です。
ちなみに南雅彦氏は『HEROMAN』の
ドクター・ミナミのモデルです(笑)
これは私の想像ですがアメリカで『デスノート』
『ノワール』『カウボーイビバップ』が映画化されます
が、海部正樹、鵜の澤伸、南雅彦のプロデューサー達
がアメリカに勧めたのだと思います。
『デスノート』をハリウッドで勧めたのが海部さん、
なんじゃあないかと?
『あやつり左近』を手がけた人ですし。
『カウボーイビバップ』は南雅彦さんが勧めた
んじゃあないかと思います。
『カウボーイビバップ』の中心の川元利浩氏と
仲がいい訳ですし。
『ノワール』は鵜の澤伸さん、でしょうか?
『ノワール』の監督の真下耕一は押井守とは
タツノコプロの同期です。
スタン・リーは『スパイダーマン』の原作者
なのでスタン・リーを通して『スパイダーマン』
の監督のサム・ライミと出会い、サム・ライミ
に『ノワール』の製作を依頼しOKしてもらった
…のかもしれません?
もっと大勢の人がいて地道に活動している
とは思いますが、案外こういう縁から日本の
アニメがアメリカで映画化されるのかもしれません
ね。