![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/28/813fb28b0945ca9f57ae865adf2f172f.jpg)
ひるね姫
『攻殻機動隊』、『精霊の守り人』の
神山健治の新作、それが『ひるね姫』です☆
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/47/f911a9b763e4e12422cabc33fb216008.png)
『ひるね姫』は主人公のココネとエンシェンが
可愛くて魅力的でした♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/5f/bb96edc815cc8fb9f3ecf5c94768cef1.jpg)
『ひるね姫』は、なにを話してもネタバレになって
しまいそうです(^-^;)
あえて言うなら『ひるね姫』は『パプリカ』の
ような作品です☆
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/3e/00cf292f1cca6b035872d9d624f937de.jpg)
ココネとエンシェン、かわいい♪
主人公のココネはよく、いねむりを
していますが彼女の夢の中に出てくる
謎の少女がエンシェンなのです☆
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/d6/6bcafbc0331e82b2b85a8383478042c6.jpg)
『ひるね姫』を『パプリカ』のような作品と
聞けば、現実と夢の世界の境界があいまいになる
と想像するでしょうが、そうといえばそうです。
ですが、『ひるね姫』の面白いところは
もう、ひとひねりしてあるところです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/5c/6f835895ae9f3f165f96da172c04c06d.jpg)
実は『ひるね姫』で描かれる世界は
東京オリンピック開催を間近に控えた
2020年が舞台なのです。
そして、その東京オリンピック開催に関係する
自動運転車およびそれに関わる技術者同士による
作劇でもあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/96/dd48dd0c9935c24fca383d2bb6ac0c62.jpg)
これらのことを話しても『ひるね姫』の
面白さを損ねることにはなりません。
なぜなら、まだどんでん返しがあるから!
そしてエンシェンとココネが可愛いから♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/f2/4d3772d8825542ec43a662332ae8c1f4.jpg)
『ひるね姫』はココネとエンシェンの大冒険
なのです☆
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/d8/9eb611622268bfa80392aaffe88fade9.jpg)
ココネのまわりにいる人たちは、
みんないい人なので(笑)ココネを
助けてくれます☆
ココネは可愛いので、ココネに頼まれたら
みんな断れない、と思います♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/3a/6f468c219ccd8273241e49836bad31ae.jpg)
このココネの後ろにいるメガネの子は
ココネと仲良しなんですが、正反対のタイプ
なのが可愛いですよね♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/dc/f8b45719368eaeb946169cfb1eeeea4e.jpg)
で、これが一番大事なんですが、
「事態を動かすのはすべてココネ」
なんですよ。
そりゃココネのお父さんの方が優秀なんですよ
でもね、あえて言いますがココネがいなければ
『ひるね姫』は始まらなかったと思うのです。
ココネのスジを通す意志の強さが、みんなを
動かしたのです!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/a0/1c82b0357d8ba4f11856786cde155b66.jpg)
『ひるね姫』の面白さはこれだけでは
ありません。
『ひるね姫』は暗喩に満ちています。
しかも明日から使えそうな(笑)
『ひるね姫』には「オニ」というものが
出てきますが、監督の神山健治曰く
「オニは人の悪意の象徴」だそうです。
また神山健治は特に「SNSに書き込む悪意」
を挙げています。
これ、なんとなくわかるんですよ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/73/92c41fe11640ec0012a92eec996cac65.jpg)
悪玉のべワン(渡辺一郎)が、タイプライターや
スマホでなにか書き込むと、黒い文字列が、宙を飛び
(人の悪意の象徴たる)オニがそれを吸収すると
急に強くなるんですよ。
べワン(渡辺一郎)が「炎上しろ!」と言ったのが
まさに、それを象徴していて、つまり神山健治は
意図的にやっているのです。
それを見て、
「ああべワン(渡辺一郎)はSNSやツィッター、
フェイスブックに悪意ある書き込みをする人間の
象徴なんだなぁ」と気づくのです。
(そしてべワンの最期がまさに因果応報!)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/91/b392dd219773d4213406ebe4ccf2535b.jpg)
それを踏まえると、あの黒い鳥がツィツター社の
ロゴ=青い鳥のマークにも見えてきます。
またココネのおじいちゃんを高橋英樹さん(!)が
演じているのですが、「オニを退治する!」と
言うと桃太郎侍を思い出してしまいます!
あと対オニ兵器のエンジンヘッドとオニのバトルが
どことなく『パシフィック・リム』なんですが
パイロットが言われたことしかできない人たち
なのが、いかにも日本的・・・(^-^;)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/c8/1dab5712a9e56d78336ec7dc2a9d2929.jpg)
しゃべりすぎ?大丈夫です。
これだけしゃべっても、『ひるね姫』の
面白さを損なうことはありませんし
ネタバレもしていません。
なぜなら『ひるね姫』は家族の物語だから
です☆
コトネを優しく見守っている女性こそ
コトネの母親=森川イクミさんです。
彼女こそ、『ひるね姫』の、もう1人の主人公
といえるでしょう☆
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ココネの両親=イクミさんと森川モモタロー(本名)
です。
ここに、おじいちゃんも加わりますが話の本筋
なので詳しくはいえませんが、とても良いのです。
ココネのお母さん=イクミさんは娘のココネを
ずっと見守っていたんだなぁ、と感動します♪
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ココネとエンシェンかわいい♪
そして、カワイイぬいぐるみのジョイ☆
頭はいいけれど、ちょっぴりドジなモリオくん。
自動運転車のハーツ、このキャラたちも
非常に魅力的です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/5f/30ef52033a7fa13a1727ba05ca34d47a.jpg)
この、もう1人の主人公たるエンシェン☆
このエンシェンの物語の真の意味を知ったとき
あなたは、もう1度、『ひるね姫』を見たくなる
でしょう☆
そういう意味では、ちょっと『思い出のマーニー』に
似ているんですが、『マーニー』や『パプリカ』が
好きな人は『ひるね姫』を好きになると思います。
次回は『デストロ246』の高橋慶太郎先生の新作
『貧民 聖櫃 大富豪』を予定しています☆
その次は竹宮ジン先生の『まぶしさの向こう側』を
予定しております☆