百合とオレンヂ城Ⅱ

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デスノート

2006-08-25 17:00:00 | ノンジャンル
□ノートをひろったラッキーマン
 
 デスノートとヒカルの碁を比べる方がいるので
こちらは「大場つぐみ氏はガモウヒロシらしい」
というウワサから私はラッキーマンとデスノート
を比較をしたいと思います。
 てへ、ずうずうしいですね。
 
 私は大場つぐみは徳弘正也ではないかと
思っていますが…。
 
 ラッキーマン他、ガモウ氏の主人公は
弱虫クンのへタレがある日ふとした事から
ヒーローへと変身し悪と戦う、という
ストーリーが多いです。
 逆にデスノートのライトは文武両道、の
イケメンでガモウ作品の主人公とは正反対です
が彼も偶然ノートをひろい悪と戦うところ
が似てるといえば似ています。
 動機は全然違いますが美形というところは
たぶん小畑健先生の個性からきたのでしょう。
 小畑先生のサイボーグGちゃんには
「ウチではヒーローものを見れなくてクラスの
会話にまざれなかったから悪になった」
という美形くんが出てきます。
 彼は「何故悪はいつも負けるんだ」
という負の信念を持っていて美形ですが、やや
ダサくてカッコウ悪いです。
 だってプロテクターの股間の部分にヤカン
があるんですよ。チン○にヤカンですよ。
 この美形くんみたいに小畑先生、は
先生なりに悪のヒーローに憧れていた
のでしょうか?
 ランプランプもカッコウいいけど普段は
マヌケだったものですが、デスノのライトが
ややうすっぺらく見える描写は小畑先生のこだわり
「美形だけどちょっとマヌケ」
なのでしょうか?


□DBとデスノート
 
 デスノを見て思い出したのがドラゴンボール
でした。
 キャラクターを作り、位置にはめ込み
ストーリーを消化する為のやり取りをさせる。
 後はキャラクターに萌えれば良いのかもしれません。
 

□ライト無様
 
 (注意・記憶がやや曖昧です。違う箇所があれば
訂正します)
 ライトぶざまですね。ざまあみろよりも哀れにしか
思えません。
 「誰もが幸せに生きれる世の中、正直者が馬鹿を
見ない世の中」と
「ライトがみんなの住み易い世界、という方便を
使って自分の尺度に合わない人を始末して作り上げる
世界」は違うという事です。
 父親が死んでから暴走したように見えますが、
父親が死んだのはライト自身にもいくらか責任は
あると思います。
 もぅわからなくなっちまったんだろうな。
自分が人を見下すような神の視線を楽しんでいる
のか、世直しをしたいのか父親が亡くなって悲しい
のか。
 あげく総一郎さんを馬鹿の一員扱いし死んで
当然みたいな発言をしたようにも見えるし
(もちろんこれは彼のつよがり)
逆に、そんな馬鹿が死なない世界を作るような事も
言っていた気がしますが、矛盾だらけです。
 可哀相です。
 
 他の人から借りたような言葉しか言えなくなり、
自分の言葉が言えなくなったら人はお終い
だと思います。
 

□ニアとメロ
 
 この子たちは静・動であり互いに補いあう
二人で一人の存在だったと思います。
 メロが協力的だったかは置いときましてw
 個人的にはこっちの展開の方も好きです。
 二人がチビLっぽくてカワイイw
 Lだって最初からああだった訳じゃないでしょう。
 ペーペーの頃だってあると思うので成長すれば
あり、なんじゃないですか。
 ニアは賢い分、自分がLに及ばない事を
悟っているふしがありましたが、Lじゃなくて
ニアはニアで良いんですよ。
 二人とも能力はあってもまだ自分は子供
(年齢が)だとわかっているから大人を手駒
みたいに使うんでしょう。
 ある意味わかっているのね。
 
 
 ライトを見て思い出すのが馳星周の小説の主人公
達です。
 本当によく似ていますよね。

 
□庄司卓先生
 http://blog.goo.ne.jp/syoji-takashi/e/4a716adc61cffd80b70592e0cda1a00e
「それゆけ宇宙戦艦ヤマモトヨーコ」
で有名な庄司卓先生のブログより


□岡田斗司夫先生のデスノート評
http://putikuri.way-nifty.com/blog/2006/05/post_5fbb.html#comments
 
 映画は未読ですが庄司先生の感想は映画が見たくなりました。
岡田先生は松田は弱者だ、の後の好意的な解釈の描写は
良いのですがその他の意見が私にはよくわかりません。
 
 庄司卓先生の

>『DEATH NOTE』の面白さは、私個人にしてみると
「現実ではあり得ざる力」と
「現実的に可能な最大限の力」
を、二人の登場人物が知恵を駆使して使う所だった
のかも知れません。

 という意見はかなり鋭いところをついていると思います。
岡田先生も庄司先生も「ライトはLの出現で変わった」
という意見は共通しているんですね。
(庄司先生は映画版ですが)



 デスノートの人物紹介で一番すげぇと思ったのはここです。
「ラブアニメ」様
http://rincolu.blog15.fc2.com/blog-entry-284.html
 実はこれくらい書けるようになるのが私の目標ですw
キャラ萌え全開で書きたいのですが、まだまだ遠く及びません。
 このデスノート感想も萌えを心がけましたがまだまだです。
もう少しライトやLに愛を込めた文にすれば良かったです。 

  このサイトの管理人様、頭は良いので結構、
真実をついているような気がします。

ザ・サード

2006-08-25 10:45:46 | 日記
 著・星野亮、挿絵後藤なお

□ザ・サードアニメ化記念企画、一巻再読
 火乃香の養父ウォーケン、養母レオノーラの
名前はすでに出ていました。
 あとメイリン、ドクター・ノルなど
エンポリウムタウンでおなじみの人(?)
たちも登場しています。
 傭兵ケヴィンも出ていますが、
「刀使い(ソードダンサー)」って火乃香
を呼んだのは彼だったんですね。
 星野先生、すでにザ・サードの世界観を
作っていたようです。
 プロメテウスで使われた対装甲ライフル
「ドラゴンバスター」も出ていました。
 若干性能が違うような気もしますが
年月が経てばチューンナップされるのでしょうw
 あとボギーと人では戦車用と人用と形態も
違うと思います。
 
 
□火乃香が十七歳、ミリィが八歳(現在+1歳)、
 んーミリィかわいいw
 この頃はまだ、幼い感じがします。
 ポニーテールにリボン。
赤いジャケット、パンツ(大好きな火乃香のマネ)
 丈が短くてお腹が出ているのもキュート。
 ミリィは火乃香が大好き!
だから白いはちまきをプレゼントするんです。 
 パイフウ先生も火乃香が大好きですが、
さぁ恋の行方(?)や如何に?
 火乃香もカワイイ。刀、白いはちまき、
元気な話し方、前向きな考え方、タンクトップ
 あと、あの瞳ですよ、瞳が良いんですよ。
 火乃香も丈の短いタントップでおへそが見える
のはイイですよね。健康的です。
 あの元気さ、二の腕にバランスよくついていそうな
無駄のない筋肉。
 二人とも、きゅっ、と抱きしめたらふわっと軽くて
柔らかそうです。
 

□浄眼機とフィラ・マリーク
 一番意外だったのは浄眼機と火乃香が一巻で
すでに出会っていた事です。
 絶対一巻で初めて会ったと思っていたのです
が。
 
 フィラ・マリークも登場。浄眼機の
 「フィラ」「マリーク」と区切る言い方
ですが、これも二巻からってイメージがありました
が一巻からすでに言っていたんですね。
 結構フィラさんも好きです。対立することは
あっても悪ではない、と思います。
 CVは田中理恵さんですが、やや神経質な
フィラさんに意外とはまりそうですw
 
 二巻から登場するパイフウ姉さんも好き
です。大人な女性、黒髪、完璧なプロポーション
元暗殺者、猫のような動き、そして切れ長の双瞳
、気だるげなハスキーヴォイス。
 射撃と操気術の達人。
 現在は学校の保険医の先生でミリィも
パイフウ先生に相談に来るの♪
 感情があまりない、という設定でしたが
結構表情豊ですよねw
 パイフウ先生に火乃香という恋人(?)
ができたからでしょうね。

□イクスくん
「ボクが何者かというのはまだ秘密です。
火乃香さんの事は好きですよ」
 とか言いそうだな。
 最初は子供っぽい顔だったのに、どんどん
青年の顔になっていく。
 うーんロリ顔の方がよかったのに。
そっちの方がカワいかったのに。
 彼と火乃香のラブラブぶりは
天然とツッコミでほほえましいですねw

□挿絵の後藤なおさん
 この頃某誌のインタビューで
「影響を受けた作家は碧家ぴんく先生とCLAMP」
「エロは嫌い」「建築物にも興味がある」
と言っていました。
 あのカワイイ絵は確かに両先生の雰囲気がありますよね。
先生ミリィがお気に入りなんですよね。
 愛があります。
 

□肉体派
と言われている星野亮先生ですが腕立てふせ
を一分間に何回できるか、をはかったらケイン・コスギ
よりも多かったとか。すごい。
 お父さんが元市長だった、と聞いた時は
えっ?、と思うと同時に
だからアメリカについてああだこうだ言うんですね、
と思いました。政治について言うのは血筋なんでしょう。


□ザ・サード監督の神谷純氏
ネオランガの監督でもあった人ですが、
ネオランガ、シリーズ構成が会川昇で
プロデューサーが海部政樹(海部元総理の息子で
あやつり左近もてがけた)です。
 政治家がいっぱいです。
 神谷純監督、ハイペリウスシティの浄眼機
や評議会の政治劇が得意そうです。
 そのために選ばれたのでしょうか?
 
 
 アニメはまだ見れてないのですが(でも絶対見ます)
アニメの展開はドラゴンマガジンを読むと、どうも
「ローナ・ファウナ(三巻、還らざる魂の蜃気楼)」
と「レオン、カムイ(四巻天翔ける螺旋の乙女)」の
順番を入れ替えローナ・ファウナをラストにもってくる
みたいなのですが、いいのでしょうか?
 確か火乃香の体内にあるローナの細胞が、その後カムイの
再生細胞で複合されるのですが?
 でも再生細胞が先でもなんとかなるとは思いますが。

ザ・サードアニメ感想
一話
http://orange.ap.teacup.com/applet/orangejyo/295/trackback

二話
http://orange.ap.teacup.com/applet/orangejyo/299/trackback

三話
http://orange.ap.teacup.com/applet/orangejyo/304/trackback



ザ・サード
キャラ紹介 パイフウ(白虎)編
http://orange.ap.teacup.com/applet/orangejyo/548/trackback

デスレース2000&ハイランダー&ヒドゥン

2006-08-24 17:56:45 | 映画
□デスレース2000
 男女五組のペアがアメリカ大陸を暴走レースマシン
で横断、その間にひき殺した人の数をポイントに
して勝敗を競う、人でなしなチキチキマシン猛レース。
 ひき殺すのは馬鹿が多いから気は楽なんですが。
 こんな日は家にいれば良いのにやじ馬気分で
レーサーをからかったりする馬鹿多数。
 「こいつムカツク」と思った瞬間ひき殺すので
気分すっきりw
 
 主役はデビッド・キャラダイン。キルビルでビル
を演じた人です。
 ヒロインは反政府レジスタンスで表彰式が
唯一・独裁者の大統領を暗殺できるチャンスとして
狙う魁・男塾な展開です。
 
 ライバルのマシンガン・ジョーを演じるのは
無名時代のスタローンです。
 南房秀久先生の「嵐を呼ぶ奴ら2」の
マシンガン・ジョーはこのスタの役から来ました。
 画面に一瞬だけジョー・ダンテ(グレムリン)
やジョン・ランディス(ブルース・ブラザーズ)
が映るそうなのですが。
 ところでトム・クルーズがどうもリメイク企画として
デスレース3000を制作しているそうです、
 マイノリティ・リポートのパンフに書いてある
情報なのでガセではない、と思います


□ハイランダー
 不死身の体を持つハイランダーが最後の
一人になるまで闘い殺し合う、不死身であるが故に
また別れも何度も経験してしまう悲しい戦士たち。
 龍騎やFateのさきがけ、なんでしょうか?
 
 赤根和樹、小中千昭などのクリエイターや
なんと藤子A不二雄先生までファンがいます。
 藤子A「チャンバラの感覚を持った人、服装から
武器からリアル、ドラマはシリアス」
 川尻善昭(ヴァンパイアハンターD)で
映像化されるようなのですが。
 

□ヒドゥン
 宇宙から来た人体寄生型エイリアンとそれを
追ってきた捜査官というウルトラマンみたいな
映画。
 CLAMPの五十嵐さつき、
加藤賢崇(ビーストウォーズのワスピ-ダー)
が好きだそうですが。
 エイリアンはナメクジ型で口から入りますが
漫画太郎が珍遊記でこのシーンのパロディを
書きました。
 このエイリアン人に口から寄生すると大暴れ
するのですが加藤賢崇氏「いいぞ、もっとやれ」
 いいんですかw

はっぴぃセブン

2006-08-19 18:58:26 | 日記
 はっぴぃセブンは脚本家として有名な
川崎ヒロユキ氏がスーパーダッシュ文庫で
連載している小説です。
 川崎ヒロユキ氏といえばガンダムXですが
作中で背中にXがあるプラモを組み立てている
シーンがありますw
 
□召しませ福を
 ストーリーは何をしてもうまくいかない
不幸少年・菊之介クンのモトへ、災いの元である
怪芽霊(ケガレ)を祓い人に福をもたらす
華麗なる七人の福娘たちが
(最初は六人、こいこい7と同じw)
やってくる、という話です。
 これならハーレムものですが、
そこは川崎ヒロユキ、泣かせます。
 本来なら一度あった人は滅却石(めっきゃくせき)
を使い記憶をMIBの如く消すのです。
 今まで、それでツライ別れを福娘たちは
経験してきました。
 菊之介は仲間になりますが。


□七人の福娘
 元気いっぱいな、くりや
 
 泣き虫の、たもん
 
 タカビーだけどたまには
良いとこも見せる、お菊
 
 魚好きな、まひる

 下ネタ好きなお姉様、みく

 貧弱姉妹、みな、なみ

 
 以上七人が七福人へと転身をして人を
不幸にする怪芽霊(ケガレ)と戦い災いを
祓い人に福をもたらそうと戦い続けるのです
が、ハーレム作品お約束で全員菊之介クンの
ことが好きですw
 最初と比べると人格者みたいになってるし、
一応菊之介クンは最強なのです。


□召福祓厄
 七人の娘と菊之介クンとの恋の行方や
ストーリーが川崎ヒロユキ流なのです。
 シャッフルみたいなバリバリの泣きゲー
のような展開なのです。
 
 メインだけにしぼりますが
「くりや」と「たもん」は最初に菊之介と出会った
キャラですが二人は大の親友で孤児院で
一緒に育ちました。
 「くりや」は両親を怪芽霊(ケガレ)によって
失ったのでそれが戦う理由なのですが
「たもん」は孤児院に入れられていますが
理由は不可思議な力を両親の前で使ってしまった
為、気味悪がられて孤児院に入れられて
しまったのです。
 だから「くりや」は両親はいませんが、
「たもん」はいます、が「たもん」は「くりや」
にはその事を内緒にしています。
 後半のキーキャラ「たもん」の妹「くあん」が
出てきますが良い子なのですが、、、、、、
姉「たもん」の前で実はあの不可思議な力は
自分の力と「くあん」は告白します。
 それで「たもん」は

「あんたのせいで私が孤児院に、、。(怒)」
と。(ブルブルブル ((((;゚Д゚)))

「くりや」も「たもん」に両親が実はいた、
ことを知ってしまいます。

 ああっ(泣)
 【事実は最悪のタイミングで知ってしまう】
 【しかも複数】の法則です。



□純粋な悪
 福娘以外にも敵の親玉・黒暗天がいます。
悪の親玉ですが以外に人気があるのは
「人を不幸にするのがわらわの役目じゃ」
とあまりにも純粋に無邪気だからでしょうか?
 なにか最近良い子っぽくなってるし学園生活
もエンジョイしたりしてますw
 そして黒暗天の魔力により何人かの福娘が
悪へと転生し、はっぴぃセブンはまっぷたつに
敵味方に分かれます。
 そこへ「たもん」の妹「くあん」が
実は黒暗天と魂がつながっている
という驚愕の設定が明かされます。
 福娘の運命は?
 くあんの運命は?
 などなど第一部・全六巻は怒涛の如く
進んでいくのです。
 
 できれば映像化して欲しかったのですが
、、、、、、、。


□アニメ化について
 最近つよきす、などでいろいろ言われている
トライネットや大宮三郎氏がはっぴいセブン
をアニメ化しました。
(小説あとがきにも出ています)
 ただし
 実質第三部から、ほとんど仕切り直し。
 え?第一部は?あのシャッフル並の怒涛の展開は?
 なし?


□ファイナルシーズン
 それは置いときまして最近はっぴぃセブンファイナル
シリーズが始まりました。
 間違いなくファイナル、だそうです。
 川崎氏は「続けようと思えば続けられるけど
終わらせるのに良い時期は今。それは長年こういう
仕事をしてきた自分だからわかる」

 ふぅ、=з
そうですか、、。

 
 はっぴぃセブンを読んでいて思うのは
「人はいつか死ぬ」ということ。
(そんだけじゃないです。ちゃんと明るいコメディ
やちょっとHなシーンもあります)
 福娘の姉さん「みく」さんが昔恋していた青年
の母親で「みく」さんがいろいろ世話をしていた
(尊敬していて、その人の前では下ネタを言わない)
その人が亡くなったり
 ファイナルシーズンで「みな」「なみ」姉妹
の祖父が亡くなって(結構長いレギュラー)
菊之介を巡る恋模様からそっと身をひいたり。
 ただ死ぬといっても懸命に生きた、
ということです。
 池波作品みたいに。
 
 
 菊之介は誰を選ぶかはわかりませんが
「くりや」と「たもん」のどちらかを選ぶ
と思いますが誰にとってもツライ選択に
なりそうです。
 (だから、こういうハーレムものの誰を
選ぶか?って展開は苦手)
 二人とも良い子だからなぁ、、、、。
 どういう展開にころぶかはわかりませんが
昔から読んでいた作品なので思い入れは強い
ですが、誰を選んでも恨みっこなし
です。

ゲド戦記

2006-08-05 20:17:40 | ジブリ 押井守 ハーモニー(伊藤計劃) サマーウォーズ フルメタルパニック
 ゲド戦記は地味と思っていましたが、
それを上回る地味さでした。
 
 
□冒頭のアレンの父親殺しのシーン
翻訳者の清水真砂子さん曰く、原作にはない
そうで、吾郎監督に父宮崎駿を越えたいという
思いがあったのかもしれません。
 でも、これ誰でも言いそうなのでホントは
書きたくないんですが。
 
 
□命を大切にしない奴なんて大嫌いだ(BYテルー)
 ゲド戦記で、ゲドは「均衡」を説きます。
 この世界の全ては「均衡」でなりたっており
それを、どう保ち崩さないかと。
 そして、またアレンに相手を支配することの
できる「真の名」についても諭します。
 テルーは「命」の大切さを説きます。
「そうして命はずっと続いていくんだよ」
 アレンは、自分の心が不安でいっぱいで、
それを「影」が食らい実体化し自分を
追いかけてきます。
 父親を刺しゲドをも刺しかけたアレンですが
、おそらくゲドやテルーの影響を受け、
「闇と共にあるべきもの、それは光り」
と不安や、それに伴う恐怖を受け入れます。

 
 ですが、これからもゲドの旅は続くわけですし
アレンやテルーの旅も続くわけですが、
それでも吾郎監督が「均衡」「命」「光と闇」
「影」というそれぞれのテーマをうまく描けたか
わかりませんし、最後のクモの城でうまく集約した
ようにも見えます。
 
 
□ゲド戦記はヤクザ映画
(注 本気にしないでください)
 
 要するにゲド戦記は昔、極道で外道すぎて
ゲド(菅原文太)と呼ばれた男が立ち直って
大賢人と呼ばれるようになり昔なじみの女
テナー(風吹ジュン)の元へ行く途中、
エンラッドという組の組長で人格者でもある
オヤジを殺害して妖刀を奪って逃走している
アレンを見つけ昔の極道だった自分と重ね
合わせてしまい、つい世話をしながら、
アレンは奴隷売買をなりわいとしている
非道なクモ組のしたっぱウサギに追われて
いる少女テルーを助ける。
 その後テナーの家でアレンとテル-は
再会、四人でしばらく慎ましく暮らすが
非道なクモ組はテナーをさらい、ゲドは
殴り込みをするも囚われる。
 アレンはテル-が運んでくれた妖刀を
抜いて処刑されようとしていたテナーと
ゲドを助けるため刑場破りをする。
 アレンの運命はいかに?


□千と千尋
 前から思っていましたが、千~とゲド戦記には
カオナシが影のようだ、とか本当の名前とか
共通点が多いです。
 宮崎駿自身も影響があるのは認めていますが
カオナシなど偶然の産物で意識して作ったのでは
ないそうです。
 
 関係ないのですが、「もののけ姫」は最初
宮崎駿は「アシタカせっ記」とタイトルを
考えていたそうです。
 もののけ姫というタイトルは鈴木敏夫が
考えたものだそうです。
 「千と千尋の神隠し」では鈴木敏夫は、
最初「千の神隠し」でいこうとしたそうです。
 どっちも語呂が悪いので変えて良かったですねw
 

□おすぎの「ここに萌えなさい」
 アレンはキレキャラみたいに目つきが悪く
なる、と思ったら不安な顔つきをしたりする
のは現代っ子ぽくて良いです。
 ウサギたちをぶっとばすシーンと
「ボクは不安でいっぱいなんだ」とテルー
に告白する落差に萌え。
 テルーは羊の世話をしていて笑っていた
、と思ったらアレンを見るなりツンw
 ベッドで寝ているアレンを見て再会しても
ツンw
 テルー髪がほどけたとこや、杭にしばられても
ひっこぬくシーンに萌え。
 「そうして命はずっと続いていくんだよ」
 で抱き合うアレンとテル-。
うん、やっぱりジュブナイルでは少年少女は
可愛く抱き合ってこそですね。
 
 テナーはお母さんって感じです。
ウサギたちを追い払ったりおばちゃんズに陰口
言われても頼まれた薬をあげたり、畑仕事を
してるゲドとアレンにサンドイッチを作る
シーンに萌えてください。
 こういうシーンでサンドイッチが食べたくなる
のがジブリアニメです。
 
 ゲドはアレンの父親代わりです。ゲドは
今でこそ大賢人と言われていますが昔はプライド
が高くいろいろ苦労しました。
 今のアレンは昔の自分を見るようなもの
なのでしょう。
 迷うアレンを、自分を刺そうとしたアレンを
諭し導きます。
 
 
□他の気に入っているシーン
アレンが城の階段を登るシーン
二人組みのおばちゃんの会話のシーン
ホートタウンでゲドがまがいもののを見破るシーン
ハジア売り、奴隷売買のシーン
テルーが羊を世話しているシーン
アレンに棒をつきつけるシーン
エンラッドの剣を持って走るテルーのシーン
二度繰り返される道の石碑のシーン

 などが印象に残っています。