
◆どろぼうの名人
(“お姉さま”はわたしを愛した

「友情に逃げないフルスイング百合

は伊達ではありません!
仲の良い姉妹、佐藤葉桜と初雪。
葉桜さん、が初雪を川井愛さん、という女性に
預けるところから物語は始まります。
そして初雪は川井愛をお姉さま呼ぶ擬似
姉妹生活をおくることになります。
この「どろぼうの名人」はほとんど初雪の視点
だけで物語は進みます。
「涼宮ハルヒ」のように。
一応、軸となる事件のようなもの、はある事には
ありますが、ほとんど関係ありません。
今の日本とはちがうみたいですが、その背景も
あまり関係ありません。
(これは続編で書かれてるようですが)
【佐藤初雪】
初雪の姉の
【佐藤葉桜】
葉桜さん、と腐れ縁(?)
【川井愛】
愛の娘の
【川井文】
この4人だけでストーリーは進んでいきます





百合なシーンは多いのでご安心を


最後まで読むと「お姉さま」に
「そういう意味があったのか!」と
また違った見方ができるでしょう。
◆初雪×葉桜
ラブラブです



初雪はお姉ちゃん、が大好きですが

葉桜さん、もクールを装っていますが、
初雪が大好きです

葉桜さん、は冷たい手を初雪の肌で暖めたり、
妹からのメールを見てニヤニヤしたりと
嬉しさを隠し切れません


表には出していませんが、愛さんに初雪を
預けている間はヒヤヒヤしたり、
妹に会いたくて仕方がなかった
と想像しています。
久しぶりに初雪と家に帰った時、
嬉しそうな葉桜さん、が可愛いです


普段はクールなのに^^
もし初雪と文ちゃん、がゴニョゴニョしていたら…
「初雪に手を出したら…

ゴゴゴゴゴゴゴ

と怖いことになっていたでしょう^^;
◆初雪×文
可愛い、関係です

メールのやり取りとか

でも文はお母さんを初雪にとられている
と思っているので初雪に嫉妬していますが
それも可愛いものです

お返しに、初雪は文をツインテールと
呼んでいます。
まぁ、なんて可愛らしい

でも、初雪と文は、ちゅう


越えそうになってしまいます

この一線を越える、というのは、
はっきりとは書いてませんが…
どうも肉体関係を持つことのようです。
実は、これこそが「どろぼうの名人」の
テーマ「友情に逃げないフルスイング百合」
だと思っています。
◆初雪×愛
「どろぼうの名人」は百合な日々を訥々と綴って
います。
初雪と葉桜、初雪と文、の関係はわかりやすい
のですが川井愛さん



大人な美人で色っぽくて、それでいて、
どこか可愛いのが川井愛さんです


「初雪は私の妹

「お姉さまって呼んでくれなきゃ嫌

と言ったり

「こら」と叱る声が可愛かったり

フィットネスクラブのシーンや料理をする
けど、ダメなのに「初雪のせいにしようっと

が、なんか可愛かったり


初雪をくすぐろうとしたり、するのが可愛いです


愛さんは初雪の頭をなでてくれますが、
それ以上のことというと…イヤン☆です


(でも、もっと


やはり(?)この2人もくちづけをしますが、
…くちづけは相手を欲しいと思う最初の合図かも
しれません




◆愛×文
愛さん、と文ちゃん、は親子ですが
(愛さん、が若すぎてそう見えない!)
好きだからこそ丁度良い距離を保っています


でも、お泊りの時の緊張感といったら^^;
お互い好きすぎるとどうなるか?
どういう関係がいいのか?
2人の距離感を探っている感じですが、
それでもお互い愛し合い求め合うのかもしれません




◆葉桜×愛
ただ、わかりにくいのが愛さん、と葉桜さんの
関係です

ほとんど語られませんが、時には協力

時には味方


思います。
2人の関係を愛さん、の言動から想像すると
愛さん、と葉桜さん、
この2人はお互い好きすぎて愛しすぎて

文字通り体を求めて一線を越えてしまい

気まずくなった、というのを匂わせます




初雪が文と一線を越えそうになった事も
合わせると余計に、そう思えます。
葉桜さん、が優位に見えますが実際は愛さんの
方が優勢なんだろうなぁ^^;
◆ラプンツェルごっこ、は?くちづけ、の意味は?
あくまで私なりの解釈です。
それは、お互い相手が好き過ぎると、
どうなるか?
お互い、どういう関係がいいのか?
それでも相手を求めてしまうのか?


というのを想像できます




キスは相手を、もっと求める最初の合図
と書きました。
もう友達では満足できない


キスしたら


もっと深くつながりたい、欲しい




これが、
「友情に逃げないフルスイング百合


なのかもしれません




だからラストの一文
「ただ○○○が欲しい」
とあるのかもしれません




初雪のお姉さま、それは…

