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百合な日々
2013年、3月13日に雨傘さまのブログ
『百合な日々』は更新を停止しました。
私は毎年、3月13日には雨傘さまとの
思い出を語ることにしています。
そして、今年もこの日がやって来ました。
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忘れねばこそ思い出さず候
雨傘さまが、よく言われていた
「百合な作品のいいところを探す」
ですが。
これ、雨傘さまの、ある経験に基づいている
んですよ。それについて話します。
まず、雨傘さまは「なぜフォークは衰退したのか?」
という話から始めました。
ここでいうフォークというのは音楽のジャンルで
フォーク・ソングのことです。
それから雨傘さまは、近所にいるフォークが好きな
年配の人に話を聞いていて、あることに気づいた
そうです。
それは、「フォークの、この曲が好き」という
話題が出てこないこと。
雨傘さまはフォークが好きな人から「~が悪い」
という話は聞くけれど、
「~フォークの~という曲が好き」
という話は聞けなかった、そうです。
『この作品が好き』という、前向きでプラスな
気持ちを伝えるのは大事だと思います。
ツィッターやブログのSNS、手紙などで
作家や先生ご本人に「好きです」
「良いと思います」を伝えるのもいい、と思います。
そうすると先生や作家にやる気が出るからです。
先生方は、お手紙やSNSで、「好きです」
「良いと思います」という前向きでプラスな
言葉を、もらえれば、うれしいと思います。
だから、『プリズマ☆イリヤ』の、
ひろやまひろし先生は、
「ファンレターが来ない!!」
と何度も言ってて応援の手紙が来たら、
あれだけ喜んだのですよ☆(笑)
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ウルフガイ
好意的な言葉を先生に送るといいという好例を
書きます。
平井和正先生といえば『ウルフガイ』そして
最近、「わかりる」の『幻魔大戦』の人です。
『ウルフガイ』の、あとがきを見ると
いろんな投書を載せているんですよ。
で、過激なのが多いのです。
読んでいるとわかるのですが
平井和正先生、あきらかにつかれているんですよ。
平井和正先生は、過激な意見を見たり読んだりして
つかれたのだと思います。
作家といえど普通の人間です。体力と気力は
限りがあります。
つかれると、どうなるか?作家は作品が
書けなくなります。
そして、続編も出なくなります。
先生に「好き」という気持ちをを伝えると、
先生はやる気が出て続きを書いてくれます。
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虎4(フー・スー)
高橋留美子先生といえば、『うる星やつら』
『犬夜叉』、『境界のRINNE』の方でしょう。
その高橋留美子先生が、平井和正先生と対談した
ときのことです。
高橋留美子先生は平井和正先生に『ウルフガイ』
という作品が好きという気持ちを伝えました。
そして高橋留美子先生は「虎4」という女性キャラが
好きなことも伝えました。
平井和正先生は、うれしかったのでしょう。
10年ぶりに『ウルフガイ』の続編を執筆しました。
作家の先生に「好き」という気持ち、を伝えることは
大事です。
なぜなら作家にやる気が、続きを書く意欲が
わくからです。
平井和正先生は『ウルフガイ』の続編を書いて
くれたのですから。
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さよなら、さよならの淀川長治さん
イヤな意見とか批判は、見ない、聞かない方が
いい、と思います。
「さよなら、さよなら」で有名な淀川長治さんに、
「私はいまだかつて、きらいな人に会ったことがない」
という言葉があります。
実は、それには、
「きらいな人には会わないことにしてるから」
という意味もあります。
永六輔さんが、淀川長治さんと対談したときに
淀川さんが永六輔さんに、こっそりと、
そう教えてくれたそうです(笑)
ですが、淀川さんの、
「私はいまだかつて、きらいな人に会ったことがない」
には、もう1つの意味もあります。
黒柳徹子さん、は淀川長治さんについて
こう述べています。
黒柳徹子「『私はいまだかつて、
嫌いな人に会ったことがない』
それが淀川先生の口癖でした。
でも、実はとっても好き嫌いの激しい人だった。
なのに嫌いな人がいないとおっしゃる。
つまり淀川先生は、人の良いところを見つける天才
だったのです。」
つまり淀川さんの、
「私はいまだかつて、嫌いな人に会ったことがない」
には、
「人の良いところを見つける天才」
という意味もある、と黒柳徹子さんは
おっしゃっているのです。
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次回は蛙田あめこ先生の、
『女だから、とパーティを追放されたので
伝説の魔女と最強タッグを組みました』
です☆
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そして、次が、kiki先生の、
『勇者パーティを追放されたので、王都で気ままに
暮らしたい』です☆
『悪魔のリドル』の南方純先生によるマンガ連載も
スタートしました☆
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そして宮澤伊織先生の『裏世界ピクニック』です☆
マンガ版は『スパイラル』の水野英多先生が
描いております♪
あの日からもう6年になるんですね。
残念ながら、最近は仕事が多忙を極めていて、私のブログの更新にも一苦労していますが(苦笑)、「好きなものを褒める」という、一見当たり前に思える雨傘様ならではのポリシーを少しでも受け継いで、これからも頑張っていきたいと思います。
あと、最近は「褒める」だけでなく、クラウドファンディングで直接「百合」を応援できる動きも広がっていますので、こちらも定着することで、より「百合」が幅広く楽しめることを期待したいですね。
ご無沙汰しています。ここで近況を知りました
が、ご苦労様です。
6年、確かにはやいものですよね。
お互いに頑張っていきましょう。
「好きなものを褒める」ですが、
「無理しないように」という意味もこめて
淀川長治さん、永六輔さん、黒柳徹子さん、
の言葉を引用しました。
「人の良いところを見つける天才」と
「きらいな人には会わないことにしてる」は
両方あわせて意味がある、と思っています。
この二つの考えをいったりきたりですよ。