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簡易更衣室型の現場検証。

2015-03-08 16:27:37 | 音楽
たけし軍団と関わりの深い放送作家のダンカンさんが以前、テレビで地方の田舎について
面白い事を語っていた。

都会に住んでる人間にとって田舎は田園風景が広がっていて人は無垢で疑うことを知らないような
人間性に溢れているという身勝手なイメージを押し付けている。日本の田舎はこうでないといけない
という固定概念を持っていてそれを期待し過ぎる。

といった主旨の内容のコメントだった。なかなか感心させられる。流石は一億人に観られている
タレントのテレビ番組を担当するだけのことはある。

川崎の中一殺害事件で現場となった河川敷で現場検証が行われ容疑者が未成年ということで
厳重なプライバシーの保護をしたうえで警察官に連れ添われながらというか四方をビニールで囲まれ
万が一にも身元が解らないような異様な光景だった。人が居るのかさえも確認できない状態だった。
一言で表現すれば犯人が簡易更衣室に入った状態での検証だった。

現場検証の傍には被害者の鎮魂のための多くの献花が並べられ、容疑者は四方を囲まれ半畳程しかない
空間を作る為の警察官の用意した更衣室のような装備と非常に対照的に映った。

ダンカンの云うように都会人の田舎の人に対する押し付け固定概念と同じように凶悪事件の犯人は
普段から素行が悪く問題を多く抱えている人物に違いないとする勝手な犯人像を作り出している。
しかしそれが一般人の感覚からは最も理路整然とする事件の事実と想像の重なるところでもあった。

多くの人が想像するであろう犯人像に近かったかもしれない今回の川崎中一殺害事件。
少年法による犯人のプライバシーと被害者のレクイエムの献花が並べられた時に世間の事件への
関心が二分しているコントラストを強調させていた。

今回の事件で現段階ではまだ容疑者が未成年ということでプライバシーの保護や少年法の在り方が
議論された結果がこのような警察官の時として怪奇に映る簡易更衣室型の現場検証となり
その公務である役割に対してこのような異様な方法で対策をとることは怪奇と表現してよいかもしれないが、
加害者に係るパパラッチ気分の野次馬根性は社会現象の一つだとしても非常に棘々しさを増してた。

どうしても事件の拠り所を犯人の異質性に集中的な目を向けて好奇の眼差しで物事を計る尺度とするのは
きっとその人が普段から社会に対して負い目を感じる人で周りから疑惑の念を向けられることが多い人だからだと
思う。きっと容疑者のプライバシーや異質性を見ている人の方も普段は異質な存在としして社会から見られている
という怯えの経験的主観からこれが世間体だと受動的に無意識に覚えているのだろう。

きゃりーぱみゅぱみゅさんが「まだ楽しいことがたくさん待っていたのに。」と述べた。

被害者位のの年齢の多感な心情は驚きに溢れている。
今年のグラミー賞で話題を呼んだアーティストにSiaさんがいる。彼女のPVに出演する独創的なバレエを踊る
女の子も被害者と同じ位の年齢だ。

https://www.youtube.com/watch?v=ILTZ8qZbNK0

Sia Performs 'Chandelier'







コメント
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