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2016ー17年第67回NHK紅白歌合戦の感想

2017-01-02 21:35:59 | 日記
今年のNHK紅白歌合戦の見どころはなんといってもSMAPと書いたのが十数日前の去年の

ブログ記事で、そこから話の流れは既に大きく変わり、SMAPメンバーにより正式に

紅白出場辞退の意志が書面によって示され、大晦日の夜NHK紅白にSMAPの姿は無かった。


放送された紅白の内容は前々からの心配とは裏腹にサプライズもそれ程に全体的に良かったと

好印象な感想を持っている。当然SMAPは何処にも出ない訳で、それでも全部見たわけでも

無いがタモリとマツコの寸劇も面白かった。


紅白の展開に寸劇をプラスして二元ストーリーに組み立てられ助けられたようだ。出演者が紅白と

いう晴れの大舞台で失敗するのでは、アクシデントが発生したらどうしよう。近年の紅白にありがちな

往年の演歌歌手の安定感を欠いたヒヤヒヤと感を和らげてもらった。安心して見ていられた。

緊張と緩和をバランスよく盛り込んだここ数年の紅白では一番の出来前だった。

見ている人を疲れさせない飽きさせない努力と工夫があった。この寸劇を加えるスタイルが

次回も見れるかどうかは別として番組制作のリズム感は取り戻したと思う。


紅白歌合戦の制作側の勝利です。だがしかし紅白歌合戦も年末特番の他局の番組と同等の

扱いになるかもしれない。これまでは民放と同じでは済まされないNHKのプライドがあったが

今ではどことなく、張りつめた意固地さは見受けられず、緊張感から解放された気持ちで

新年を迎えるような独特の安堵感は与えなかった。

それは視聴者がテレビに引き込まれて番組と一体感を得る国民的な感動が無かったことでもある。

まるで地元の高校が出場しない甲子園を見ているようだった。ふるさと審査員は居なかった。




タモリとマツコの寸劇も「ふるさと審査員」の設定からおそらく2011大晦日に企画されていた

内容の焼き直しではないかと思われる。2011年は何らかの理由でボツとなり、5年後の今に

なって再び企画が復活し採用されたように感じる。

たしかその頃に秘密であったはずの寸劇内容がタモリマツコ夫婦役が流出しリハーサルなどNHK

ホールの外で行った為に撮影内容も流出し、結局は当時の出演は取りやめになった。

今から考えると私はこの説が妥当だと思う。出演者として発表されていなかった二人が紅白の

リハーサルに顔を出しているのを他の出演者が不思議に思ったのも仕方が無いはずだ。

タモリは他局で音楽番組の司会を担当しており、紅白とは兼ね合いが着かず、

司会枠での出演が到底無理なのはテレビ業界に少しでも詳しい人なら誰でも知っているものだ。

寸劇のストーリーもそうした大人な事情を逆手に取って皮肉交じりになっている。


シン・ゴジラも滑っていた。驚くことは無かったが、まるで実際の緊急ニュースさながらの

作り込まれた映像が使用されて呆気にとられることはあった。実際のニュース映像を挿入し

ドキュメンタリー性を出すケースは過去の映画では『ブレアウィッチプロジェクト』が有名だ。


まとめた感想としては、紅白歌合戦は長年の間、視聴者の要望に応え国民的な歌番組として

存続してきた経緯は、制作側の思い通りに番組作りをさせてもらえなかった苦々しい歴史でもあった。

視聴者から厳しい束縛されたうえで、番組を制作する宿命的な課題だったのかもしれない。

受信料のことなど気にせず、大晦日にNHKが提供する歌番組を放送した結果が良い方向に出たと思う。


視聴率も大きく砕けた2015年の近藤真彦や黒柳徹子などの老害に苦められた過去から

呪縛を取り払ったように40%代を回復した。



巨漢の女性(おかま)マツコとその夫役のサングラスをかけたタモリ。この配役とそっくりなPV

配役ばかりでなくストーリーまで良く似ている。


Red Hot Chili Peppers -『 Universally Speaking 』



コメント
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