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米国正式にTPP離脱の方向性を示す。

2017-01-21 23:22:06 | 政治
トランプ大統領が誕生した。正式に米国大統領となったトランプ氏。

選挙中から圧倒的な存在感を発揮して世界中の注目を集めたトランプ氏ですが、彼が大統領就任から

先ず第一に行ったのがTPP離脱表明だった。しかし今となっては意外性などは感じ得ない。


一体何だったのであろうかTPPとは?環太平洋パートナーシップとは?。改めて考えてみると

ブレない自民党の2012年の選挙公約が、二重にも三重にも信用に乏しくなるので、腫れ物には触りたがらない。

しかもこれだけの重要な選挙の争点であったにもかかわらず、俄かなTPP論者が後を絶たず、

本質的な議論さえも出来ないままに、しかも交渉内容は非公開でここまで進んでしまった。

旧民主党がTPP賛成を詠えば売国で、食料自給率100%と言えば鎖国と返ってくる無能さが横行した。

結論から言えば、TPPとは例外なきまでに完全自由化を達成する目的の経済相互関係の構築である。


2001年の小泉政権から数えて10年目の2011年7月にTPP参加交渉が菅直人政権時に始まろうとしていたが

3.11震災の影響で先延ばしになり、2012年の総選挙では大争点となり、TPP反対を掲げる自民党が大勝する

ものの僅か3ヶ月で公約違反をお起しTPP賛成に寝返った。

この2013年から2017年の4年間で参加交渉の間に何が有ったかと言えば、自動車産業の米国進出である。



そもそもTPPはASEAN地域のブルネイを中心に始まった協定であり、米国は外野だった。

しかしTPPが拡大して南米チリも参加可能となった事で、それならば米国にも商機があると考えての

TPP拡大と参加だった。つまりはTPPなんて米国にはどうでも良いんだよ。参加しようが不参加になろうが

元々はASEAN地域の経済相互協定な訳で使い物にならなければ、捨ててしまえばよい。

それよりもTPPを利用して中国進出を加速化する日本に対しての米国からの方向転換させるための介入だった。


集団的自衛権もTPPも尖閣諸島問題から派生した中国包囲網なんて話は何処吹く風。

今や安倍政権はアジア外交の失策を前提とした米国回帰ばかりになり属国化が進んだイメージしかない。


米国とのTPP交渉をする前に日本はオーストラリアとTPP交渉を行ったが、意外な程にスムーズに

交渉が進んだ。それもそのはず、日本はオーストラリアとはTPPではなくEPAの拡大交渉をしていた。

トランプ大統領のTPP離脱表明は今更感はあるが、 日本の国内産業保護を訴えTPP参加反対をした愚かな

経済論者に対しては目の覚める一発だった。

それにしても今後TPPに代わり日本に対してどのような政策を見せて来るか非常に雲行きが怪しい。

どう考えても日本経済は窄められる。













コメント
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