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ガチな内容やプチなネタまで幅広く載せるよ。HP開設前の準備的なブログだと思うよ。

保守派経済政策の「静と動」

2014-05-07 22:24:27 | 政治
一応今日はアベノミクスの量的緩和が行われる予定である水曜日、
日銀会合の開かれる水曜日なのですが、日経株価が大きく値下がりをしました。

去年の今ごろも大暴落を記している日経株価ですが、おさらい的に見ると5月22日から
6月13日までの間に15600から12440台まで落ち込んでいます。3000もの値下がりをしています。

現在の日本の為替は1ドル/101.43円となっており、先週末からの段階的な円高状況にあります。
金価格は1300程でクリミア半島の編入問題の時ほど大きな値動きはありません。

5月7日の取引は前日比-424円の14033で取引を終えました。
去年はこの暴落の時期を東南アジアへの外遊に出かけていた安倍総理ですが、
今年はオバマ大統領の訪日後早々にヨーロッパへの外遊に出かけています。
どちらも総理不在の状況で株安が起こっております。

このアジア同時株安はウクライナ東部における緊迫状態を懸念してのことだそうですが、
それならば金価格も金融不安に乗っかって価値が上がる筈である。しかしそこまで影響は
していない、ウクライナ情勢の陰に隠れるように経済協力開発機構OCEDでは世界経済の
成長率を下方修正され、日本も1.5%から1.2%に引き下げられた。

この経済成長率1.2%とはどのようなものかといえば、こんな感じです。

日本の実質GDP経済成長率

2008年 -1.04% リーマンショック
2009年 -5.53% 自民麻生内閣
2010年 +4.65% 自民党から民主党へ政権交代
2011年 -0.45% 東日本大震災
2012年 +1.45% 野田政権TPP参加表明
2013年 +1.54% 自民党アベノミクス

2014年+1.20%とOCEDは下方修正での見通しです。

民主党は・・・などなどと囁かれているのが当然のような風潮ですが、その多くは
国会運営上の党所属議員にまつわる非難や問題をやり玉に挙げているだけで、実際の
政策的能力は量的緩和政策を行っている安倍政権よりも高い成績を残している。
今の保守や自民党は三原じゅんこ議員レベルの政治意識しかないんだよなぁー。
維新の会にしては2012年の総選挙に立候補した佐々木絵里元着エロクィーンレベルで
民主党は蓮舫レベルってな訳だ。

ネトウヨや保守の工作の手口は毎回韓国や民主党及びメディアに矛先を向けさせて自身の問題や
責任は回避するって寸法は幼稚じみていてジメジメとカビ臭いんだよな。
そんなことだから安倍総理の外遊は国内問題から逃げていると思われがちなわけで、

民主党時代の赤木農水大臣の口蹄疫問題で南米メキシコに外遊にでた事を非難された状況よりも
コッチの方が問題なわけで、BSE問題に置ける英国の大臣も同じように事態の収拾が着かない状況には
アルゼンチンに外遊する政治的なセオリーの一つなわけで、麻生太郎の発言問題では本人が表にでるどころか、
官房長官やその他の組閣議員が対応に当り本人は毎回のように雲隠れするわけで・・・

この状況に麻生金融財政担当大臣が何らかの手段を持っている訳でも無く、既に公共事業の前倒し案という
下らない政策を最後に手詰まり状態が続いており、甘利大臣の法人税引き下げ案も効果が薄く、そのまま放置しておけば、
更に経済政策にヒビが入り、脆くも崩れ落ちることもありゆる段階に来ている。

ココで何もできなければ、2009年の麻生自民党政権時代の二の舞になるフラグが立ってしまった。
量的緩和政策は維持すると思われるのですが、株安を防ぐ為の政策ではなく、デフレ脱却の為の政策であることを
忘れてしまいそうな保守派の政治意識です。

安部総理は麻生太郎に頼る事無く、日本に帰国後自分の力で此の直面している問題に対処する事が期待される。
保守派の都合の良い問題だけ論点に置き、都合の悪い事には知らぬ振りで居る姿勢は「静と動」と表される
慎重派の意味を別の意味で国民に印象づけてしまうのだろう。











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負け犬根性の法人税引き下げ案

2014-05-06 21:47:36 | 政治
甘利経済再生担当大臣がやってしまった・・・
米国とのTPP参加交渉も儘ならない中、法人税20%台への引き下げを検討とのこと。
何をしているんだ、自民党安倍政権、アベノミクスのメッキが剥がれ、TPP参加交渉も聖域5品目を
始め、総タコ殴り状態にある中で、法人税の引き下げを唱えた。

去年の11月に復興特別法人税の前倒しを決定した時期はアベノミクスの賞味期限切れが
叫ばれている状況でした。そして今回はTPP参加問題で政権の信頼が揺らぎ始めている状況で
再び法人税の値下げを打ち出した。う~~ん。最近の自民党には語るべき内容さえもない。

ちょっぴり話を戻せば、外国人労働者受け入れ問題で安倍総理の個人的には反対との姿勢を
改めて公表した事に対して、これは消費税増税による政権支持率低下を防ぐ為のギミックとして用意
されていたのではと思われる。態とこのような問題を唱えて、自前で解決するってパターンは
数年前のマッチポンプ戦略じゃねぇーかとホトホト落胆してます。

そもそも今の安倍政権があるのは日本の終末論的に将来の不安を煽り、救世主的な存在として
支持を集めたのだが、TPP、消費税、領土問題など数々の問題が自民による工作であったのだから
仕方が無いと言えばそれまでだ。

ましてやこれらの山積する問題に対してインチキでも良いからマッチポンプをするかと思えば、
政治ネタとして炎上し続け結果が出ない、そして免罪符を貰うかの如く法人税の引き下げを出して
経済団体からの非難を回避し、政治的には左翼であったり、民主党に矛先を向けさせるという
定番構造が成り立ちつつある。民主を問うだとほざく保守系の能書きは客観性を失ったことさえも
正当化をする妄想的な主観的な発想でしかない。

福島や千葉県では自民党に責任を擦り付けをせずに、正面から問題に取り組む民主党への信頼回復が
出始め、鳩山元総理の核廃棄物の最終処分場建設案が震災後の今に成って功を奏しているにも拘らず、
未だに民主叩きを続ける保守系の政治家には付ける薬もないだろうな。

もしも消費税が民主党の決めた事だとするならば、政権を持っている自民党が変えればよいはずでは
TPP参加に反対ならば、協議も辞めてしまえば良いではないか、最後は領土問題で中国側とどのような
決着が着くのか見ものだ。このままの流れだと当然のようにドボン!だな。

単なる自民党や保守系の工作ですな。
おまけに反原発≒原発ゼロ、左翼≒韓国の思考回路を作り出したのも一つの工作活動だったそうだよ。

甘利大臣の法人税引き下げ案は経済政策というより負け犬根性が丸出しだった。



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伊豆大島震源の深さ160㎞

2014-05-05 21:51:35 | 地震の予兆は当たらない
5月5日05時02分頃茨城南部で震度3 M4.2の地震がありました。
震源までの深さは50㎞

5月5日05時18分頃伊豆大島近海を中心とする震度5弱 M6.2
の地震がありました。深さは160㎞
この二つの地震は千葉県房総半島の西側を震源地としています。
スリープ地震が起こったのは房総半島の東側です。

茨城県で起こった地震は富士火山帯にも那須火山帯にも含まれない平野部に
震源があるので、直下型地震だと解る。所謂、海溝型の地震によるプレートの
動きに陸地のあるプレートが引き込まれた為の地震であると思う。
これまで3.11以降再三に渡り茨城県沖での地震発生が確認されていたが、その活動に影響されるように
陸地側の地殻に影響が現れたモノだと思われる。

海溝型の地震から地殻変動による直下型地震への変化の典型的な例かもしれない。


伊豆大島近海での地震は富士火山帯に属する地域に震源を持っている。震源地に対して離れた
地域での震度が高いのは震源から地表面にエネルギーが達する段階で必ずしも震源の真上に
反応が現れる訳では無く、スプレー上に波紋のように広がりながら地表に揺れとして伝わるので
このような事になるのだとか、しかし震度を観測した地域の分布図を見てみると関東を中心に
太平洋側の広い範囲で揺れを観測しており、北は青森南は大阪まで広がり、日本海側にまで
揺れが及んでいる。

3.11が海側の太平洋プレートの押し込みに堪えられなくなった陸側の北米プレートの反作用的な地震で
あったのに対して、今回の地震は海側フィリピン海プレートの陸側北米プレートの押し込みであると思われる。
これによって、引き込まれた陸側の北米プレートは反作用的な現象として今後直下型地震に繋がると思われる。
さらにはこのフィリピン海プレートの押し込みは富士山のあるユーラシアプレート側にも押し込み現状を起こして
いるかもしれない。これは震度を観測した地域が東北のみならず、西側の地域にも及んでいることからも
推測できる。

震源が深く、プレート同士のぶつかり合いや、引き込み合いで起こると言われる海溝型の地震に、対して
その引き込み現象の影響で地殻がその歪に耐えられなくなって起こる直下型地震との区別はあるが、
海溝型地震は作用反作用の関係で直下型地震の要因にもなり得て、
直下型地震は地殻変動を起こす要因でもある。更にこの地殻変動は火山活動を誘発する可能性もある。

今日本では飛騨地方の震源の浅い火山活動の疑いが持たれるタイプと
茨城県での大陸側のプレートの歪から発生する直下型地震タイプ。
伊豆大島の海側プレートの押し込みによる地震と3種類の地震が観測されている。

ではでは地震の予兆の検証としましては日本海側で相次ぐ深海生物のダイオウイカが定置網に
かかるなどの現象があり、最近では高知県の室戸沖の定置網で深海魚のホテイエソが大漁にかかった。
ホテイエソが発見されたのは4月22日であって、地域的に見て高知県の南を走る南海トラフでの地震が
懸念された、それから約10日後にフィリピン海プレートの海溝を沿うように北上をして伊豆大島での
地震が起こった。これをどう考えるか次第ですが、どうも大阪のオーク現象は辻褄合わせのゴリ押し感が
強い。 さらには伊豆周辺で数多くの地震雲の目撃が相次いだわけでもない。
とまぁ予兆については少し否定的な見方をしております。

が、しかし

私が勝手に地震の予兆の可能性として見ているカリフォルニア湾で3.11の少し前に起こった謎の鰯大量死現象
なのですが、今回の比較的大きな地震が太平洋で在った事で、なんらかの異変が起きているのでは
無いかと思い、少し調べてみると、なんと!今年に入ってカリフォルニアでは鰯の漁獲量が極端に減っており
漁師を悩ませているのだとか。これではどうにも予兆には当たらない。ような気もするが・・・

今年1月に小笠原諸島付近で生きている姿の撮影が成功したダイオウイカの餌でもある太平洋の鰯、
3月に発見されたダイオウイカは日本海側の富山湾だ。太平洋からイワシが減ったことで、それを捕食とする
大型の生き物がイワシに変わる豊富な餌を求めて太平洋の浅瀬へそして日本海側に移動しているのではと
勝手に想像しております。

それでは何故、今年に入り突然太平洋からイワシが姿を消したのかを考えれば、やはり海の中で何かしらの
現象が起きているのではと勘繰りたくなるのです。因みに日本一のイワシの漁獲量を誇る地域は茨城県であり、
イワシ減少の原因は水温の上昇にあるのではないかと見られている。

てなことで徐々に地震とは関係のない方向に進みつつある地震の予兆は当たらないのコーナーでした。
鯉のぼりも良いけどオイルサーディンもおいしいよな。






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飛騨地方群発地震

2014-05-04 19:59:21 | 地震の予兆は当たらない
5月3日GW最中の憲法記念日に入って恐ろしい程の火山の活発化を見せている。
乗鞍火山帯に位置する岐阜県飛騨地方と長野県中央部を震源とする地震が
午前中だけで15回、12時以降の午後で18回もの地震を観測している。

傾向として一日に観測される地震は全国規模で8回程度でしたが、其れでも多く感じた。
しかし飛騨地方の燃岳周辺で起きる地震はそれを大きく上回り現時点で30回以上起きている。
乗鞍火山帯は白山火山帯と富士火山帯との中間に位置する比較的小さな火山帯で岐阜県と
長野県に跨ります。

これまで火山帯の活動の連鎖として霧島→白山→乗鞍→富士。と繋がる恐れがあると歴史的観測から
確認されている。この事は過去記事でも紹介したのですが、驚くべき事に当ブログでは2014年4月3日の
記事に5月4日まで様子を見ると書かれています。ヌハハハハッ!
これって俺の地震予想が的中してることになりませぬか?ビンゴ!?もしくはピンそば30㎝のかなり惜しい
ニアピン賞ぐらいは貰えそうな勢いです。

そこでですな、新たな新説を打ち立てました。今、地震にかかる火山活動は海溝型の地震から直下型地震へと
変化を遂げています。日本列島内に存在する火山帯は
九州霧島火山帯の桜島や新燃岳の火山活動にて
それなりに結果を出してお隣の白山火山帯へ炎のバトンを渡し、
白山では伊予灘沖での震度5の地震で一つの形になり、乗鞍火山帯に炎のバトンを繋げ、
バトンが富士と乗鞍火山帯をシーソーのように行ったり来たりを繰り返し
乗鞍火山帯での群発地震として形に出たのだと思います。つまりは

『火山帯の活動は震度が低い内は行ったり来たりとシーソーする』
『火山活動は必ずしも大地震や大噴火に繋がる訳では無くそれなりの結果になる場合もある』

何とも曖昧な仮説です。これ位で良いんだよ。俺が真剣に取り組んでも解決しない事だしね。
しかもそれなりの結果にしか繋がらないというどうも楽観的な考えです。

一時は富士山まで約30㌔の位置まで迫った震源地の移行をさせていましたが、ひとまず富士から乗鞍火山帯へ
バトンを戻しての群発地震は震源地を約120㎞離した事になる。しかしこれが大地震の兆候しての前震の地震ならば、
約2週間は様子を見なくてはいけません。この火山活動に燃岳は耐えられるかどうかです。
そして乗鞍火山帯から富士火山帯への炎のバトンの受け渡しが行われるかどうかです。

富士山の場合は1707年の宝永の大噴火以来、約300年以上噴火してないので頂上火口がワインのコルク栓のように
詰められている方が安心して居られるけど、どうなのだろうね。難しい処です。
いよいよこのような内容を書く時が来たのかと感傷的な部分もありますが、大きな災害にならないように
マグマの甘噛みで済んで欲しい処です。

乗鞍火山帯で地震が観測されるようになったのは4月2日頃からです。富士山から120㎞
富士山近くに震源地を置く地震が観測されるようになったのは4月15日頃からです。富士山から30㎞
地震が観測されるようになってから1か月ほどで何らかの影響が現れる一つのパターンだとするならば、
今月の中旬以降には富士山近くの震源による火山活動が1か月を迎えます。何せ今回の飛騨地方は距離的に
130㎞以内に富士山があるのでこちらの方も注意が必要かと思います。

この飛騨地方群発地震の特徴である震源までの距離がごく浅いとの表現は震源まで10㎞以内を示します。
地球の表面を覆う地殻の厚さは、リンゴの皮程度の薄さしかない、その下をマントルという固い層があり
その下にマグマが流れている。地殻とマントルの層をリンスフェアと呼び、その厚さが大陸部では約120㎞ありやす。

富士山が噴火する為にはこの約120㎞の地殻とマントルの層を破りマグマが噴出してこないと噴火しない。
そこで今回の飛騨地方の群発地震の震源を浅くもつ地下活動には何が要因なのかはっきりしないんです。
地下奥深くにあるマントルの下のマグマが動き出し地表面まで迫ってくるものだと考えてしえば、燃岳の噴火は
危惧しなくてはいけないのですが、プレート溝に引き込まれた地盤の亀裂によって起こるものであるとするならば、
それほど大きな地震には繋がらないと思います。
これが、それなりの結果にしかならないという根拠です。

だがしかし、この地震によってできた地盤の亀裂により、噴火を誘発する危険も存在する。そこを踏まて、
4月15日頃から確認されだした、富士山に近い震源を持つ地震を考えていきたいものだ。
この2週間は乗鞍火山帯における群発地震の動向と富士東部に位置する道志渓谷を震源地にもつ地震の観測に注意だ。
炎のバトンを渡さないで欲しいものです。







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地産ブランドとTPP

2014-05-03 20:13:25 | 経済
中々TPP合意の結論まで進まない日米TPP参加交渉です。
日本からは甘利TPP担当大臣が出向き
米国からはフロマン通商代表が向い受けます。

甘利さんはチャレンジャーの立場で交渉に挑んでいるのでしょうが、正直、
良く頑張ってるよ。結果はでないかもしれないけどね。


差額関税制度

豚肉の輸入関税には差額関税制度が採用されており、524円/㎏を超える値段の
豚肉には4.6%という低関税率となっている。基準値段の524円を下回る値段の豚肉も全てこの値段で
輸入買い取ることになっている。

1㎏当たり1000円の高級豚肉は関税率4.6%で済みます。おおお安いですね。
1㎏当たり524円以下の普通の豚肉はすべて546円で買い取ります。これも安いですね。
1㎏当たり300円の豚肉も200円の豚肉も全て546円で買い取ります。えっ?関税率200%超えたね。
そんなことしたら損だから、全部524円以上で輸入してして特別税率扱いにしてしまえ
これが関税逃れの裏ポークってね。

おコメの場合は全部341円/㎏に設定されていて従量税になっている。残念ながら、341円を超える
値段で取引される輸入米はほぼ0である為に一定の値段以上の物に対する特別税率は存在しない。
どの様な値段のおコメでも341円/㎏で取引される。これは豚肉の524円/㎏と同じ寸法です。

今回の米国とのTPP参加交渉でこれまで最大で482円の豚肉関税を50円にする事が盛り込まれた。
1キロ当たり482円の関税が係る豚肉のお値段はは64.53円/㎏でこれに税率50円にするということですので、
具体的にはかかる税率を10分の1スケールにする事だと思います。普通の食用豚肉についてはさほど
大差は無いと思いますが、(関税逃れの裏ポークの為)加工用豚肉となると大幅に輸入量が増えると思います。

これに便乗対抗するかのように日本が豚肉輸入先の米国に次いで第2位のデンマークとのEPA協議が行われ、
米国からの豚肉輸入関税の大幅値下がりを懸念してヨーロッパの国と新たな貿易を促進する狙いがあると
思われます。

米国からの輸入豚肉が暫定的に1㎏当たり120円の暫定的な税率に段階的な引き下げを得て50円程に成ると
実質的に今までの特別税率の4.6%よりも安くなる価格帯が発生すると思います。

一例を挙げれば、小売店で販売される100g100円の輸入豚肉、これは約52.4円で輸入してそこに4.8%の
関税がかかり、100gで約55円そこに諸経費や利益が加算されて100gで100円程度になります。
それが、TPPにより税率が10分の1スケールに成る事で、1㎏の値段が524円を超えなくても低い税率での
輸入が可能となります。大体100g当たり80円近くのお値段になる事が予想されます。

重要な点は関税率そのものよりも524円/1㎏以下の値段のお肉でも税率を低くして輸入出来るように
なるという事です。

この問題点は消費者には安い値段で輸入豚肉を提供できるようになるのですが、加工用豚肉については
底なしに安くなるので、大手ファーストフード店でペースト肉(ピンクスライム肉)が扱われるように
なる恐れがあります。そうなれば日本国内における米国産輸入豚肉のシェアが一気に拡大する事となります。

国内生産者については豚肉も牛肉も消費者ニーズの強い部類の地産ブランドでTPPに対抗するのが
宜しいかと思います。それを考えるとおコメも米農家を守るという意味合いの強い参加交渉ですが、
いっその事開き直って、北海道産ユメヒカリなどに傾倒した自主流通米などの地産ブランドで持ちこたえるのが
的確な判断だと思う、そうなれば、目立たない地域での米農家は衰退するものだと思われる。

農家は国家的な政策ではなく、地域の農業政策の時代に変化する時が来ている。TPPよりも国内レベルでの
生産種類別リカードの比較生産費説による自由経済主義が重要になってくる,
国内産業を守る為に保護貿易的な姿勢を崩さない日本だが、内側の構造的な変革は既に始まっている。
これまでの貿易は国同士の戦いのスタイルから産地同士の戦いに変わっている現れでしょうな。

地産ブランドとTPPは切っても切れない関係にあるといえる。




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スポーツ界における人種問題

2014-05-01 23:40:14 | 社会
ブラジルワールドカップ2014の開催まで後40日余りに迫ったスポーツ界で人種問題が頻発している。

一つはFCバルセロナのブラジル出身ディフェンダーのダニエフ・アウベス(30)が
試合中に投げ込まれた人種差別的な意味合いのバナナを食べてユーモアで抗議した。
この影響で世界中のサッカー関係者がバナナを食べている姿をアップするなどの広がりを見せ、
『我々はみな猿だ、バナナを食べている猿』キャンペーンにまで発展した。
バナナをフィールドに投げ入れたサポーターはスタジアムに来れなくなる永久追放処分になった。

米国ではNBAクリッパーズオーナーのドナルド・スターリング氏は知人の女性が元NBAスタープレイヤーの
マジック・ジョンソン氏と試合に訪れた所、試合に連れてこないようにと要求した事が問題になり、
このオーナーは永久処分と2億5000万円の罰金を命じられた。

どちらの事件も重い処罰が課せられる事になった。2012年からは米国の人口の約半分が有色人種となり
白色欧米人は過半数割れに及んでいる。政治やスポーツの世界でアフリカ系人種の活躍が目覚ましくなり
その姿が当然のように扱われる現代ですが、もっともアフリカ系人種の地位向上に貢献した人と言えば
やはり、キングオブポップスのマイケル・ジャクソン氏と
NBAバスケット界のスーパースターのマイケル・ジョーダン氏では無かろうかと思います。

そんな訳でこんな曲を選んでみた。


Michael Jackson - Jam

90年代の作品なのですが、映像がHQで撮影されている為に今でも鮮明な映像として
表現されています。あの時代にデジタルを使用しているとなると中々凝ってますな。

ちなみにスピルバーグ監督はデジタルよりもフィルムの撮影の方が好きなようです。









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