まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

不安定なメーター

2011-04-23 12:06:28 | ドライブ人生論
うちのクルマのガソリンメーターってもともと不安定だったんです。
私は 「クルマは買わない」 というモットーをもっていますので、
いつも人からもらってばかりいるのですが、
今乗っているクルマは、もらった時にすでに17万キロを超えていましたので、
あっちこっちガタが来ていました。
そのせいなのか、あるいはベンツってもともとそうなのかは知りませんが、
当時からガソリンメーター (燃料の残量を計るやつ) の針が安定せず、
ピクピクとよく動いていて、正確な残量がよくわからないなあという感じだったのです。

それが最近になってひどくなってきました。
針のブレが著しくなってしまったのです。



これが4月22日の13時34分に撮った写真です。
一番上がガソリンメーターですが、この時点では半分以上残っていることになっています。
ずっと針はピクピク動いていますので、
この写真よりももうほんの少し右寄り (残量多目) を指したりもしていました。
これだけ残っていれば相馬ドライブ (往復130キロくらい) も安泰という感じでしょう。
ところが、このほんの数十秒後、したがってまだ13時34分なんですが、
こんなこと ↓ になっていました。



ちょっと! ちょっとちょっと!
これだと給油は必須じゃないですか。
ほんの数十秒走っただけでこんなにガソリンを使うはずはありませんから、
やはりこのメーターがいかれているわけです。
それにしても、どっちを信じればいいんですか?
まあ、前回満タンにしてから500キロ以上走っていますので、
ガソリンが半分以上残っているなんてありえないわけです。
(たぶんこのクルマのガソリンタンクは満タンで60リットル強ぐらい入ると思われます。)
とはいえ、ガソリンメーターがこれだけ怪しいのだとすると、
走行距離メーターだって正しいかどうかも眉唾ものです。
実際、写真の右手に見えるエンジンオイルメーターは、
この2枚の写真では半分強ぐらいの同じ位置を指していますが、
同日にふと気づくと満タンの3のところを指していたりもするのです。
こうなってくると何を信じてよいのやらわけがわからなくなります。

機械の運転をしているときって、思った以上にこうしたメーター類に頼っているところがありますね。
スピードメーターなんかもドライブの時には完全に依存していますが、
はたしてあれが指しているスピードが本当の正しい速度であると、
どうやったら確認できるのでしょうか?
そして、メーターが正確でないなんてことになったら、
安心して機械を操作することができなくなってしまいます。

福島第一原発では原子炉内の様子をモニターするための様々なメーターが機能していなかったそうで、
それはもう完全に視界をさえぎられたままドライブしていたようなものでしょう。
その後、電源の復旧に伴ってメーター類が復活してきているようですが、
そのメーターが指している数値は本当に正しい数値なのでしょうか?
そこを疑いだすともう八方塞がりになって何もできなくなってしまいますが、
ちょっと老朽化した自動車のメーターでさえああなのですから、
その倍以上老朽化していて、しかも地震で揺さぶられ津波に浸水した原発のメーター類を、
にわかに信じることはできません。
そんなメーターからのデータを頼りに仕事をしなくてはならない人々には、
心から同情申し上げたいと思います。