まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

大人の発見・お皿の立て方

2011-11-28 07:32:06 | 人間文化論
洗い物をするとき、うちでは水切りかごを使っています。
うちの水切りかごはお皿を立てることができるようになっているタイプです。
まあ、多くの水切りかごはそんなふうにデザインされているのではないでしょうか。
さて、そういう水切りかごを使っている場合、皆さんはお皿をどういうふうに立てていきますか?
私はずっとこんなふうに↓立てていました。



なんとなくこう並べるのが安定がいいような気がしていたのです。
ところが実際は、こうやって立てながら洗い物をしていると、
洗い物の最中にガラガラガッシャーンとお皿が倒れてしまうことがあります。
こんな感じ↓です。



まあ、水切りかごの中でなら大した衝撃ではありませんし、
これでお皿が割れてしまったなんてことはまったくないんですが、
せっかくキレイに洗って立てていたのに、また並べ直さなきゃなりませんし、
時間のムダであることは否めません。
で、けっこうな頻度でこのガラガラガッシャーンが発生していたのでした。

そんな経験を何度も繰り返した後にある時ふと気づきました。
お皿の立て方がいけないんではなかろうか、と。
そこで、コペルニクス的転回 (これについてはそのうち書きます) で、逆に並べてみました。
こうです↓。



裏から見るとこんな感じ↓です。



お皿の高台 (こうだい) が水切りかごの縁に寄りかかるような形で立ててみたのです。
このようにしてみてからガラガラガッシャーン現象は皆無になりました。
要するに重心の問題ですね。
お皿は底 (高台) のほうが重いんです。
だから、    こう↓が                     こうなる↓のは、自然の理なのです。

   

でも、なんとなく私はお皿の表側 (縁の部分) のほうが重たいような気がしていました。
だから上面を水切りかごの縁に寄りかからせるような向きで、つい立てかけてしまっていたのです。

ところで、我が家でパーティをやると、ゲストの皆さんは帰りがけに率先して洗い物をしてくださいますが、
その様子を拝見していると、皆さんやはりこう↓並べていく方が多いようです。



みんなお皿の重心に関して、私と同じような錯覚にとらわれているのではないでしょうか。
さすがに皆さん慣れていらっしゃるので私のようにガラガラガッシャーンとなることは稀ですし、
せっかく洗ってくださっている方々に 「お皿を立てるときはね…」 なんて講釈たれるほど、
KYな教え魔ではありませんので、黙って見ているのですが、
でも本当はこう言いたくてしかたがないのです。
「お皿は高台のほうが重いんだから、こう↓並べたほうが安定するよ。」



ああ、そんなこととても言えない…。