おはようございます^^
最近俳句に凝っています‥と言いましても 創る方ではありません^^
鑑賞が専門の密かにひとり楽しんでいるマニアなのです。
あちらこちらの雑誌や専門誌をパラパラと冷やかしていますと
中で おもしろいなぁ と感心をしたのがありまして 是非皆さんにも味わってもらおうと
載せました。
秋さびし ああ こりやこりや と歌えども 高柳 重信 (1923年~1983年)
ああこりや こりや は最近使わなくなりましたが いわゆる 掛け声 ですね。
地方によっては、あ~(ここを伸ばします)こりゃこりゃぁ かも知れませんが私の記憶では、半世紀以上前の春祭りに
若い衆の酒盛りの中で 唄われた 炭坑節。
月が出た出た 月が出た~♪ 間奏のあいだの掛け声が あ~こりゃこりゃぁ だったと思います^^
懐かしいなぁ‥ と感慨に耽(ふけ)っていても話が進みません^^
さて もう一度 お題の俳句をご覧下さい。私の今までの俳句に対する感性は 品がある。風情がある。趣きがある。
あまり俗っぽいところは 川柳に任せているようだと思っていました。
ところが この句を見まして パッと目の前が開けて笑ってしまいました^^
普通、俳句を見ると 現代のものでも何度か読み返さないとよくわからないところがありました。
ですが この句はたった一回で完了。 余談ながら最後の歌へども これは文語文のようですね。
最後に本に載っていました解説をご披露しましょう。
酔って少々捨て鉢な気分になって、 ああこりやこりや と囃子ながら俗謡を歌っていたが一向に気分は晴れない。
やっぱり 秋はさびしいとうもんだ。
さびしいと肩をすぼめていても 始まりませんよ^^
ここは一端秋のさびしさに負けじと発奮しましょうよ^^