おはようございます。
早くも十月になりました。暦では神無月と言います。ですが島根では神有月というそうで
これは割と知られた話になっています。
十月は季節に分けると 秋ですね。今朝のおだやかな日射しを感じますと 朝から焼けるような日射しがわずか
一月余りでこんなにも違うのかと思います。
ですが日中は まだまだ夏の名残がありそうで熱中症に油断為(な)されないよう。
さて近頃凝っています俳句の話題です。
十月が先ほど紹介しました様に秋でありますが、昨今の地球温暖化の所為(せい)か夏の気候がこの辺りまで
延びてきています。草花ですともう菊がこの時期の看板の花になります。
私が子どものころ 公民館に菊花展が開いていましてそれは見事な菊が展示披露されていました。
子どもの頃よくそんなのに気が行ったなぁ‥と今から思うと恥ずかしくなりますが、当時私は絵画展、
といってもただの水彩画ですけど それに長があったと見えて同じころにあった文化祭の水彩画部門で
よく入賞を得ていました。
それで 学校から入賞の知らせを貰うと自分の絵を見た後にそのあたりをウロウロしていると
光り輝くような真っ黄色な菊の花が目に入りました。
一つの鉢にきれいに揃えて咲いている菊の花を菊花(きっか)と呼ぶそうですが他の 例えば桜などは自然に
任せた花であるために何処か不安定なところがあります。菊は樹木でないためか人の手によって懇(ねんご)ろに
育てられるのかまるで造形のモノのように見えました。
黄色、真っ白、茜色の花火のような繊細な花びら。様々な容姿が観る人の心を奪ってしまいます。
これを作り上げるのは並みや大抵なことでは出来ないだろう、と子供心に感心をしていました。
菊の香や 奈良には 古き仏たち 松尾芭蕉
一方夏の名残からか朝顔も夏の終焉を惜しむような可憐さで咲いていました。
十月の 朝顔咲くや 片想ひ 籏(はた) こと 1921年~1966年
朝顔は、夏の風物詩として知られていますが秋にも見かけますね。
調べたら 朝顔の花ことばは はかない恋 だそうです。
この籏さんの俳句は正にその通りですね。
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