寝転がって気ままに想う事

 世の中ってこんなもんです・・
面白可笑しくお喋りをしましょうか ^^

猫に鈴をつけるのは誰か…〓

2011年05月24日 11時33分14秒 | 日記
世の中悪く回り出すと止まりません。貧すると鈍する…です。
ところで鬼塚専務ですが、今でこそ鬼の専務と呼ばれていらっしゃいます。
会議では正に鬼!鬼であります。
専務が出席される会議の参加者は部課長以上になりますが、期末会議は強烈の一言に尽きました。
会議の冒頭…です。
『お前ら犯罪者だ!』
二十畳余りの会議室に専務の怒声が響きました。 のっけから強烈なパンチを食らった部課長連中は顔色なしでした。
この後も専務の怒りは治まらず『馬鹿野郎』『泥棒野郎』『死刑にするぞ』『首を括って死ね』…
これってほとんどパワハラですよね(苦笑)
しかしそんなこと言ったらどんな目に会うかみんな知っています(笑)
以前同じような発言を受けて或る課長さんついに頭に来たのか『そのお言葉はパワハラですが…』
聞いた専務は一瞬キョトンとしましたが、直ぐさま烈火のごとく怒り狂いました。(苦笑) 『よ~し○×(課長の名前)お前やることやってから文句を言えよ』
これで会議が三十分延びたのでした。
これには後日談がありまして、この○×課長はそのあと九州に転勤、半年後に仙台、又半年したら宮崎 …なんと三年間で5回転勤させられました。
おまけに専門外の職場ばかりで最後は病んで廃人寸前で無事?退職したのでした。

こんな逸話は限り無くあります(苦笑)
それを知っているから誰も抵抗できません。
会議は荒れ狂う専務の独擅場となりました。
灰皿(最近は禁煙になりましたが)が飛ぶは、ボールペンはへし折られるは…
ボールペンをへし折られる…
これは専務の得意技です(苦笑)。
『お前なんかこうだ!』
叱られている部長の目の前でポキッとへし折ります。これを部長は呆然として眺めているだけですね。
正に顔色なし…であります(笑)兎に角業績が悪い時はみんな生きた心地がしないでしょうね。じゃあ業績の良い時は?…
気になりますねぇ(笑)
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猫に鈴をつけるのは誰か…

2011年05月23日 17時16分00秒 | 日記
世の中って意のままになりませんねぇ(苦笑)
二度あることは三度ある…諺(ことわざ)にありますが悪いことは重なるもので…ジョィントして二度も続くもので、そこへ意気消沈していると必ず次にも悪いことが追い討ちをかけてきます。しかもそれはもっと悪いことで(苦笑)私は今までの体験で身を以て会得しました。
世の中は悪く回り出すっと際目なく続くのです。
そんな悲惨な目にあったのにも拘らず何度も痛い目に合うのも人の性質(さが)でしょうか…
のっけから落ちの話ですみません。 しかし私はこんな雨が降る日にはつい思い出してしまうのです。
さて…
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役員のわがまま?

2011年05月21日 11時36分04秒 | 日記
暑さを表現する言葉に炎暑、炎天、激暑、酷暑、酷熱、灼熱、焦熱、猛暑…色々あります。 去年の夏はそりゃあ飛び切りでしたから、どれも当てはまると思いますが、さて続きを見てみましょうか(笑)
鬼塚専務は仕事も済み後は伊丹空港から機上の人となるばかりでした。 快適な車中と比べたら外は灼熱の地獄でしょうか。
ところで永年役員を勤めてこられた鬼塚専務はつい我が出てしまいました。
十年はしっかりと役員の冥利を得て来ると社員からのお世辞やヨイショに鈍感になるのでしょうか。
゛役員の声は天の声″と申しました通り白い物でも黒と言わなければなりません(笑)
ここがサラリーマンの辛いところでしょうが、これを乗り越えて『よし!俺だって役員になるぞ!』と強い意思を持つ社員は少ないようですね。
現実を見てください。役員さんの多忙さは恐らく売れっ子のタレント以上かもしれませんね。
その上絶えず誰かにみられている緊張感があります。又お得意先の役員と社運をかけた交渉をしなければならない場面もあります。
相手方の役員と言えば無論強烈な競争に打ち勝ってきた選(え)りすぐりの人材です。それと交渉ですから、一瞬たりとも気が抜けないでしょうね。
そんな神経戦を終えて社用車に戻りホッとされるのも無理はありませんが…
ところで役員さんにはタイムカードがありません。
つまり就業時間の拘束がないのですよ。
う~ん…これをどう解釈したらよいのかわかりませんが(笑)
兎に角鬼塚専務は陽の高い時間ですがたこ焼きとビールを所望されたのでした。
熱々のたこ焼きを冷たいビールで食べるのは言わば庶民の楽しみ方のひとつです。
関東生まれの鬼塚専務ですが以外と関西の庶民的な食に愛着を持っておられます。
ミナミで会食があった後にふらふらっと路地裏のドテ焼き屋をのぞいたりされておつきの課長を慌てさせたりしますよ(笑)

さて、話を車中に戻しましょうか(笑)
たこ焼き屋は大阪ならいくらでもありますしビールだってそこら中に売っています(笑)
私は運転しながら気が気ではありません。だって今走っている下道からもうすぐ高速道路に乗ります。
いくら大阪でもさすがに高速道路にたこ焼きはありません(笑)
今走っている下道ならOKです。高橋課長、どうすれの?買うなら早く買ってよ~
私は心の中で叫んでいました。
『おい、あそこならあるんじゃあないか…』
鬼塚専務が指差しました。
なるほど…商店街のアーケードが道までせり出しています。
道端に大阪のおばちゃんが数人たむろしているようです。
商店街ならたこ焼き屋は必ずあります。これは大阪では必修であります(笑) が果たして
『高村さん!と、停めてください』高橋課長が叫びます。
そんなに必死にならなくても大丈夫よ(笑)私はすでに停車モードに入っていたからです。 なぜならここを過ぎたらもう少しで阪神高速です。
『ちょっと行ってきます』
私に?いや専務でしょうか…声を掛けると脱兎のごとく飛び出して行きました。
『危ないよ』私は一声かけましたがすでに高橋課長は商店街にありました。そして 高橋課長の姿が商店街に消えたのを見て鬼塚課長はつぶやくように
『馬っ鹿だなぁ…』
舌打ちをしました。
『?』私は思わずバックミラーを見てしまいました。 たこ焼きが食いたいからと言ってわざわざ高橋課長が買いに行きました。
どうして…どうして高橋課長が馬鹿なんだろう?
財布を忘れた…
まさか、そうじゃないでしょうね…
単純な私には専務の気持ちがわかりません。
でも…ひょっとしたら…
私は停まっている合図のハザードランプを手でもてあそびながら考えました。

専務のつぶやきが本当だとしたら… 高橋課長は道化師になります。
四時を過ぎて西日はこの社用車にも差し込んできました。
ウィ~ン…エアコンが低く唸りをあげています。その度に車は軽い振動を繰り返しながら冷たい風を吹き出しています。
五分くらい経ったでしょうか。
商店街から見慣れた姿が現れてました。
手には白い袋を下げています。
専務はイライラしてタバコをはかしていらっしゃいましたが
高橋課長が戻るや否や『おう!あったか』
すかさず声を掛けられました。
『すみません…』頭を軽く下げた高橋課長が手にしていたのは正に大阪のたこ焼きでした。
袋から出した途端車内は独特の香りで充満しました。
『おっうまそうだなぁ~』
専務が舌なめずりしながら器用に楊枝を刺してほうばりました。
『フハフハ♪』
一つ食べては楊枝で刺してスタンバイして食べるものですから、8個のたこ焼きは見る見るうちに無くなっていきます。
『高橋お前も食えよ』たこ焼きの並んだ舟を高橋課長に向けて勧められました。
『ありがとうございます』
高橋課長は恭(うやうや)しく頭を下げて楊枝を手にしました。
神主さんが榊(さかき)を押し頂く姿を思い出して私は苦笑しました。
二人がたこ焼きを食べる姿をバックミラー越しに眺めて私ははっ!としました。
ビールは…?
熱いたこ焼きにビールが合うぞ!
そう言ったのは鬼塚専務です。
それなら『おいビールは…』必ず聞くはずですが たこ焼きを食べるだけで一向にビールともおっしゃいません。
おまけに食べ終わるとご持参のお茶をグビグビと飲み始められました。 『あれっビールは… 』
高橋課長はと見るとビールなんて知らないよと涼しい顔です。

一体どうなっているんでしょう(笑)ね
二人が食べ終わった頃を見計らって声を掛けて私は車を出しました。
高速道路は珍しく空いていてあっと言う間に空港です。
『空港に着きました』一声かけます。
ANAは手前です。出発口の真中に車を停車します。 『おう、ありがとう』
『お気をつけて…』
いつもの挨拶をすませると鬼塚専務は出発ロビーへと消えていきます

お見送りを済ませて車に戻しますと高橋課長が
『すみません。事務所までお願いします』やれやれの顔でしたね(笑)
鬼より怖い鬼塚専務のサポートを済ませて安堵感よりも疲労感が見染み出ていましたから私も『お疲れ様』心から慰労の言葉をかけましたよ。
あの炎天下でまさかたこ焼きを買いに行かされるなんて思いもしなかったでしょうから、さぞかし疲れた事とお察しを申し上げます(笑)

先ほどと変わって車中で高橋課長はすごくリラックスしていましたから、私は思い切って聞いてみる事にしました(笑)
『さっきビールは買われなかったのですか』
確かに鬼塚課長はたこ焼きにビールが合うぞ!とおっしゃっていましたから、『おいビールは…』と怒鳴るんじゃあないかと思いましたから… 高橋課長はしばらく黙っていました。
そして頭で整理でもしてからでしょうか、ぼそっと『あれは試しですよ』
口の中で含み笑いをしながらでした。
『試し…』私は聞き返しました。
どういうことかわかりません。
高橋課長は今度は声を出して笑いながら種明かしをしてくれました。

『以前先輩と飲んだ時に教えて貰ったのがズバリ出ましたね』
まるで試験の前夜の山掛けが当たったように首をすくめています。
その話に依ると
鬼塚専務は豪快に見えて以外と細かいそうで、特に規則にうるさいのでした。
あの時間…たぶん四時過ぎでしたが、間違なくない就業時間内でした。 製造メーカーなら24時間体制を敷いていますから、特に事故などの防止に就業規則は厳守です。
つまり就業規則は社内の法律であります。例え専務であろうと就業時間内に飲酒すれば違反者です。
違反者には厳罰が課せられます。
それを知って専務は高橋課長に確かめたのでした。

『私は専務がおっしゃって直ぐに気がつきました。』
『じゃあたこ焼きは?』
『ハハハッあれはセーフでしょ(笑)』
おやつまでは認められているのでした。
一見簡単な問題の中に小さな引っ掛けが混じっていたのですね(笑)

何でも鬼塚専務はこれは、と言う有望な管理職にはわざと仕掛けるのが通説となっていて、この関門をクリアできないと次のステップ(部長)に上がれないのですって…

私はカラクリを知って呆然としながらも、この人の良い高橋課長が次の関門も無事に越えられる事を祈りたい気持ちで一杯でした。
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役員のわがまま

2011年05月20日 10時12分26秒 | 日記
さて新緑が眩しい季節になりました。この時期は新年度の始まりとなっています。
私の所属する事業本部もご多分に漏れず多忙を極めています。
事業本部には大きく分けて二つの事業部があります。 その二つに新しく丸山事業部長と臼井事業部長が就任しました。
新しく就任した事業部長は社内はもちろん工場やお得意先に挨拶を兼ねてまわりますので 普段より忙しくなるのですね。
新しく作った名刺なんかケース単位で持って移動していらっしゃいますよ。
移動…これは楽になりましたね(笑) 事業部長は役員待遇です。つまり役員車を使える身分になります。
本部長時代は電車、地下鉄、バス、タクシーなんかを乗り継いで、えいほら移動していました。たまに役員さんと同行するときは遠慮気味に便乗できた役員車に今や堂々と乗り込めのですから…(笑)
特にこれからの季節は暑い暑いと汗をふきふき移動しなければならなかったのが、爽やかな冷房が効いた役員車(笑)ですね、もし満員電車に乗ろうものならせっかくの80万円のスーツもクシャクシャになってしまうことでしょうね。
日除けのついた、UVカットのガラス張り車中からながめる炎天下の町中(笑)
車中は絶好の室温に保たれています(笑)
これでいいアイディアが浮かばなきゃあだめですよ(笑)
私はいつも肝(はら)でそう思っていますが、果たして役員さんの心中は如何に…
臼井新事業部長もやっぱりそうおっしゃっていました。
これは新しく役員になった方の気負いかも知れませんが例えば長年役員待遇を感受していると、そんな青臭い感情はどこかに消え去ってしまうものですね(笑)
いつぞや鬼塚専務はこんな炎天下ので乗り込むなり
『あ~気持ちいい!』
どっかりと座り込みますと
『こんな日はたこ焼きでビール飲みたいね…』『ハハハッ』笑うしかありませんが 本人は至って真面目でした。
『なぁ高橋!』
おつきの高橋課長に同調を求めてこられます。
『はぁ…(苦笑)』曖昧に返事していた高橋課長に追い討ちをかけるように 『どこか売ってないかなぁ』
窓の外をキョロキョロしておられます。
確か七月でした。 大阪市内はうだるような灼熱地獄です。 陽炎がたなびいてビルや車も歪んで見えていました。
車内はコントロールされて快適ですから外のうだるような景色はテレビでも見ているようでした。
専務でなかってもビールくらいは飲みたい気分になりますが、果たして生真面目な高橋課長はどうしたでしょうか(笑)
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必殺の権利と義務

2011年05月19日 07時01分40秒 | 日記
80万円のスーツを会社から進呈されるのですが、実はただのプレゼントじゃあありません(笑)
お仕立て券は確かに銀座のE国屋であります。
役員になったお祝いでしょう。
しかしお祝いにはお返しが付き物です。
この場合会長、社長それぞれに10万円包みます。
『臼井です。このたびはありがとうございました。これから私、粉骨砕身働かせていただきます』
『おめでとう、これからも頼むよ』
…とまあこんな感じでご挨拶をいたします。
しかしよく考えてみるとおかしな話ですよ(笑)
スーツ代は会社からの出費です。
そのお礼を貰うのは個人です。まさか臨時収入として会社の経理に渡したりはしないでしょう(笑)
この慣習?…はずーと続いているそうで悪しき伝統と言うべきでしょう(笑)
話戻りますが、
このような高級スーツを身に着けるのには理由があります。
今までは首吊りのスーツを愛用している人も出合う相手が違って来ます。
こちらが役員なら相手も同格の場合が多いのです。
つまり貫禄負けをしないように装備を備える訳です。 社外的に見劣りをしないようにするのも役員の義務です。
義務と言えば役員さんには必修がありました。
゛経営監視の義務″です。
う~ん(笑)悩みますね…
一体なんでしょうね。
監視ですから見張る訳ですが(笑)
社員全員がよく会社のために働いているかどうかを監視するのですね。
だから目に余る奴つまり経営に差し障る奴は排除…クビにできるのです。
所謂(いわゆる)解雇権を持つのです。
これは怖いですね(笑)
サラリーマンにとって最大の恐怖でしょう。
また役員は人事権と併せて二大権利 となります。
伝家の宝刀でしょうか(笑)
これをちらつかせる事で役員は無敵になれます。
従いまして役員の声は天の声とも等しい訳です!
解雇されて失業保険を早く貰うのがよいのか…地の果てで埋もれるのがよいのか…それは役員さんの胸先ひとつにかかっているのです。
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