今年の漢字に「北」が選ばれたとの報道がありました。
選ばれた理由はいくつかあるようですが、ちょっと違和感があります。
「北朝鮮」問題で日々「北」という漢字を眼にはしますが、そんな理由で選んでほしくないですね。
もっと人々の心に残る漢字を選んでほしいと思うのは私だけでしょうか。
と言うのも、「北」はまちともが住んでいる地域の地名でもあるからです。
せっかくですから「北」の紹介を。
写真は、手前の団地を除き、「北」のほぼ全景です。
人口約5400人。世帯数は約2300。高齢化率34%。
1丁目から5丁目までありますが、丁目によって高齢化率が、24%から38%まで大きく違うという特徴があります。
もともとこの地域は3方を山に囲まれた農村でした。
そこに大規模な団地が建設され、宅地造成が行われて多くの人たちが移ってきました。
団地の建設、宅地造成は4~50年前でしたので、そのころに移り住んだ人たちの多くが70歳以上になり、全体として高齢化率が高くなっています。
一方で最近は、残っていた畑地などに小規模な集合住宅が建てられて、そこに若い世代が移り住んでいます。そのため、集合住宅が多い地区は子どもが多く高齢化率は低くなっています。
そんなモザイク模様の地域性。子育て世代と高齢者が協働できるような地域の取り組みを模索しつつ、だれもが暮らしやすい地域をめざした取り組みが進められています。
そんな「北」は好きです。