(公園を飾るイルミネーション)
9月2日の「障害者計画への意見(2)」の中で、障害者自身の地域貢献としてサロン活動などでボランティアとして活動することなどを記述しました。
このことの具体化として、以下のような取り組みの検討を始めました。
サロン活動は、地域社会の高齢化が進む中で、高齢者などが自由に集い交流する場として各地で取り組まれてきています。ここで課題となるのが、場所の確保です。月に何回かの集まりで、経費をかけないで行うとなると、適当な場所の確保が困難で開催まで至らないこともあります。
まちともが理事長をしている法人が運営する障害者就労継続支援の事業所では、精神科病院の中で売店と喫茶の業務を行っています。喫茶は、外来の人たちが利用する午前中から昼にかけてお客さんがいますが、午後は閑散としている時が多くなります。
そんな時間帯に地域のみなさんに利用していただければ、事業としての成果も得られます。
喫茶という場所を提供し、そこでサロン活動を行うことができないかと考えています。
サロン活動は、基本的に利用者への負担が少ないように取り組みますので、そこに来た人が喫茶の飲み物を購入していただくということがなくてもいいような対応が必要になるのかと考えます。サロンの主催者が、利用者のためにお茶菓子等を用意するのであれば、売店から購入してもらうなどの配慮はしてほしいと思います。
そんな形で、お互いに益があるような使い方を考えていくことが大切になるでしょう。
さらに、就労支援の事業所で働いている障害者にとっては、地域のみなさんと接することで社会経験が広がる、人間関係の学びの場ができる等の効果が期待されます。
サロンに参加する地域のみなさんに、障害者への理解を広げることもできるでしょう。
法人職員の了解を得ることができたので、今後、社会福祉協議会や病院の協力を得ながら、サロン活動に協力していくことで、関係者との検討を進めていきたいと考えています。