静岡市では、S型デイサービスと呼ばれる住民が運営するミニデイサービスが数多く行われています。
当地の小学校区でも4つの会場で、それぞれ月2回開催されています。
運営は、それぞれの会場ごとに10名前後のボランティアスタッフが担当しています。
その中の1つの会場で、うどん打ちボランティアによる手打ちうどんの提供があったので、地域の広報紙の取材活動で参加しました。
うどん打ちボランティアによる手打ちうどんの提供は、毎年この時季に行われています。
利用歴の長い利用者さんは、この日を心待ちにしています。
うどん打ちは、会場内で行われます。
S型デイの利用者のみなさんは、打ち上がるのを楽しみにデイサービスのプログラムに参加しています。
打ち上がったうどんは量が多いので、集会場の外に災害時用のかまどを設置して、大きな釜で茹でます。
かまどの管理は、地区社協の役員で行います。
茹で上がったうどんは、S型デイのボランティアスタッフが総出で器に盛っていきます。
全部で75食です。
こんなアングルで作業風景を見ることはあまりないです。
この日は、たまたま、特別支援学校の生徒が集会場の清掃作業の授業で来ていました。
集会場の2階の部屋を清掃しました。
清掃作業が終了してから、S型デイサービスの参加者のみなさんと一緒にうどんを食べました。
高齢者のみなさんに、障害をもった子たちが頑張っている様子を見てもらうことができました。
このように、障害者、高齢者が互いに理解を進めていく場を作ることも大切です。
写真は、それぞれのプライバシーに配慮して少しぼかしてあります。
会食では、うどん打ちをしていただいたボランティアと利用者のみなさんとの交流もありました。
利用者からは、「来年も食べたいから長生きできるようにします。」という声も聞かれました。