NPO法人“T”の総会を開催しました。
障害者就労支援の事業所を1か所だけ運営している小さな法人ですから、総会といってもそんなに内容に変化があるわけではありません。
どの分野の福祉施設も、そこで働いている人たちの労働条件の向上には苦慮しています。
現在の国の施策は、支援にあたる職員の処遇改善と言いながら、総枠では事業所の収入が増えないような巧妙な給付の仕組みを作っています。
法人運営という視点から見れば、当然ながら職員が働きやすい職場が、利用者支援の向上につながるということになります。
運営側としては常に頭の痛い問題と取り組んでいます。
非営利事業とは言っても、事業用の設備の更新などにある程度の経費がかかりますから、一定額の積み立てができる収益は必要です。
決算報告の中でも、そんな課題を提起しながら議事を進めました。
運営的には大変な課題も多くありますが、障害者支援という面では、地域のつながりが強調されました。
当該地域の民生委員に理事として参加していただくことになり、高齢者支援と同様に障害者支援も地域の課題として取り組めるつながりができました。
法人としても、地域の福祉向上に貢献できるつながりが持てて良かったと思っています。
議事も無事に終了し、その後は、音楽療法士の方の指導でリラックスタイム。
法人の事業内容として喫茶の運営もしていますので、毎回、コーヒータイムを設け、その後に総会参加者みんなで歌を歌いました。
みんなで楽器を使いながらの楽しい時間を過ごしました。
歌は、今の時季に合わせて「あめふり」「雨」なども歌いましたが、40歳前後より若い人たちがこの歌を知らないことを初めて知りました。
30代の職員が、歌ったことがないと言っていました。
蛇の目傘なんて、実際に使ったことがある世代は70代以上かな?