腹と尻尾ばかり（＾＾；；）

４月になり気温も暖かくなりやっと魚も出始めてきた感じのする本日。
それでも特に多いという訳ではなく、いかに今までが異常に少なかったか？？
ということに改めて気が付かされました（＾＾；；）

ただ魚自体の脂は、特に冬の魚といえる近海のマカジキなどは脂が抜けはじめ
天然の本マグロにはヤケも出始めたりして・・・・
逆にキハダなんかは脂のってきており、気温は季節感無くても、魚の方は
ちゃーんと季節の移り変わりを感じさせてくれております(笑)

そんな感じで天然物の本マグロは大西洋側で房州勝浦、塩釜中心ですが、
日本海側からも京都舞鶴産が１本だけ、きておりました。
ですが舞鶴・・・脂薄いというか、ほぼ赤身。。
ちょうど赤身が欲しかったので買いましたが、まぁ見事に真っ赤（＾＾；）

お得意様に「赤身ない？」と聞かれるのですが、
脂の無い綺麗な赤身のマグロを出すと渋られてしまうという状況、良くあります。。

「あの～赤身お求めなんですよね？？」
と心の中では思いますが(笑)、たいていそのようなときの「赤身」というのは
『脂があるマグロの赤身』
だったりしまして・・・・・そういうの、なかなかないんですよね。この時期（汗）
夏場～秋の大西洋ジャンボですとそういうのも多く出るんですが（＾＾；）


で、最近では一昔前と違ってマグロは大トロより中トロ？
骨の入りの少ない背側は使い勝手の良さも手伝ってか、腹より背から先に
売れていってしまうんですよね。

例えば、残っているので投げ売りのつもりで
『背側と同じ値段で良いので・・・・』
とお願いしても
「いや～腹は使いずらくてさぁ～」
といわれてしまうケースも多々あったりします（＾＾；；）


「マグロ屋は腹２丁売って元にしろ！」
なんて言っていた時代もあったようですが、今は腹に大トロが無いメバチのような売り方で
背側と腹側でトータルで・・・・
という感じの売り方になってしまいましたね。。
それでもまだ
『マグロは腹より背の方が安い』
と思われている方が多くいらしゃるので、背の真ん中でご納得していただき
お値段いただけるようにはならないのが実情なのですが（泣）





そんな感じでぼちぼち天然物も仕入れておりますし、養殖物も仕入れてます。
マカジキもまだ～イイ魚仕入れておりますが、マカはいつまでかな～といった感じです。
代わりに、今日も仕入れました近海のキハダマグロ！脂のってますよ（＾＾）


いよいよ春本番！！というよりは、春を飛び越して初夏の装いも感じますが・・・(笑)