ジャパニーズポリコレ的にはそうなんだろうけども。「野戦病院はイメージが悪いので、大規模治療センターにしよう」と、吉村大阪府知事が決めたそうである。一言半句にまで気を遣わねばならないのだから、最近の政治家も大変である。どう呼称しようがそこで働く人には戦場以外の何物でも無い様に思うのだが、余計な風当たりを減らすと云う意味では現実的なのかも知れない。ともあれ軽症中等症の患者を効率的に治療するのであれば、既存の病院に振り分けるよりも話が早いのは確かである。東京都の一般病床数は約8万と言われてはいるが、無論その全てが空いている訳では無い。むしろ私立病院であればほぼ満床近くなる様に運営している筈である。それに大半は大部屋であり、隔離が容易な個室は少ない事も考え合わせると、東京都も早急に立ち上げた方がいいんじゃないかなと思う。どう呼称しても構わないが、五輪のレガシーをフル活用出来る好機だと思うのである。