考えられる話ではある。Windows11のハードウェア要件がやけに厳しくなったのは、ビジネス用途でのセキュリティ要請に応える為だったと云う仮説である。どれだけ注意喚起してもメールのリンクをクリックする奴はするし添付ファイルを開く奴は開く。その際の被害を最小限度に抑える為には、セキュリティ周りをガチガチにしておかねばならないと云うのは納得出来る。結果として私用で使う分にはオーバースペックになっているのだが、廉価版PCでのOSシェア競争から撤退する方針なのだとすれば辻褄は合う。Chrome OSに覇権を譲ったとしてもその上でWindows365を使ってもらえれば特に問題は無い（≒ローカルでどんなセキュリティインシデントが発生しても関知しない）のであり、バーチャルデスクトップではしんどい処理をしたいなら高級機を買ってね、と云う事なのであろう。本当にそう考えているのかは分からないが、OS単体で利益を上げられる時代では無い事だけは確かに思えるのである。