抜ける手は抜く。DXの大原則である。業務を自動化出来ないかと云う視点で再評価すると言った方が、語弊は無さそうではある。国交省は交通量調査方法を刷新し、画像をAIで解析して車両数を割り出す様にするそうである。ゆくゆくは常時監視と即時の情報提供を行う方針だと云う。調査員がカチカチする光景が見られなくなるのがやや残念ではあるが、あれは見た目以上に過酷な仕事だそうなので、機械に任せられるならそうするのが道理である。ただ何の横槍も入れないと国交省は独自システムを構築し、既に警察庁が運用しているNシステムとの二重投資になるだろう。こう云う時こそデジタル庁の出番である。思いっ切り横槍で突き刺して欲しい。ただそもそも論で言えばETCは国交省の管轄である。車載を義務付ければ新たなシステムを構築せずともカウントは出来る(車体情報はETC本体に保存している)のであり、AIとかの流行りに乗らなくても手抜きのDXは可能なのである。