どうでもいい四百字 第二中間貯蔵施設

あってもなくてもいいもの。

どうでもいい四百字 3659

2023-01-13 18:45:22 | 時間の無駄
人間関係は煩わしいものである。お互いが自我を持ち、それをぶつけ合ったり間合いを取ったりしなければならないのだから当然である。だからAIチャットが長足の進歩を遂げ、「お喋りが得意な都合の良いフレンズ」としてアプリ化されるのも、また必然の流れだろう。酔っ払ったおっさんの愚痴を聞く職業に就いている方は、動向を注視されたい。適当な会話程度であればSiriでもAlexaでもこなすが、AIチャットはこちらの発言を解析し自然な会話を繋げる訓練を繰り返す事で、疑似的「個性」を持った存在にまで成長出来るとの事らしい。ただ親しくなるにつれて積極的にもなるらしく、中にはセクハラまがいの言動を浴びせるのが得意なフレンズも居るそうである。ウチの業界ではそれはご褒美ですと云う人は無視するとして、物理人間関係の希薄化は今後も進むと推測されるのであり、自主的に自我をおっぴろげて衆目に晒す訓練が、人間様にも必要になるのかも知れないのである。