人工股関節とともに

身体の中の異物という存在でありながら、末永く仲良くしたい人工股関節。前向きに生きよう。

入院生活の思い出

2006-09-05 | 人工股関節
 あまり過去を振り返らないほうだが、去年のちょうど今頃病院に入院していたため、何を見ても「あ~、今ごろは○○だったな~」などと思ってしまう。
  今日も犬の散歩時、実った稲の穂をみて「あ~、去年はまったく見られなかったな~」と感慨ひとしきり。

 一年前の今日は、やっと車椅子への移乗が許された頃。ひびがはいった左足は荷重ゼロだったので、当分は監視付き。数日たってやっと車椅子免許を取得した。

 シャワー室やトイレなどへの移動は絶対一人では行かない約束だったが、終わってもなかなか来てくれなかったので、自分で自室に戻ってしまい、「脱臼したらどうするんですか!」と怒られてしまい、車椅子を取り上げられそうになったり。
 この時期は病室担当の看護師さんたちは非常にピリピリしていたように思う。

 シャワーといえば、2回目の時、男性看護師さんが見えて、「さ、脱いでください」と言われたのには驚いた。もう年だからどうでもいいのだが。
いや!どうでもよくないな、やっぱり。

 両膝の間に内転防止の枕を挟んでいる人を見ると、「あ、この人股関節の人だ~」と分かってしまう。それから会話が始まるのだ。