写真は、病室から見た正面玄関前の池
病室は術後1週間くらいは看護師さんの手厚い看護を受けられる重症病棟。点滴・尿管の調節・足ポンプ圧の調整諸々。
トイレ(便器で)・身体の清拭・寝返りすべてを看護師さんにゆだねていた。
看護師さんも人間、色々な人がいたな~。
ベテランさんは確かに手際はいいが、どこか事務的でさっさとやってさっさと引きあげる。新米さんは、あちこちゴツンとぶつかり顔をしかめる私に、「ごめんなさい、ごめんなさい」とやさしく言いながらも、どこか頼りなかったり。
この頃はベット上での安静が必要であり、一番精神的にきつい時期であった。メモ帳には、「あ~、いやだいやだ・・・」「やらなきゃよかった!」などと勝手なことを書きなぐっていた。
中学2年の手術・入院ではこれ以上のつらい体験をしたのに、実になさけない始末である。
車椅子への移乗や移動が出来るようになってからは、同じ階の軽症病棟にお引越し。枕を膝の間に挟んであちこち遊びに行きましたよ。
携帯電話を持って玄関や、売店・エレベーターで各階探検。
最上階の景色はよかったな~。あっち方向が我が家か~。
あ!つくば線の電車が見えた。などなど・・・。
術足の左はお許しが出るまでついてはダメ。足を浮かせて右でスリスリ横移動。
そんな日が数日過ぎ、私より後に手術した人が、次々退院していく。
手術中に骨にひびが入るというアクシデントのため、普通より3週間延びたわけだが、その分、時間をかけてリハビリが出来たわけだから、なまはんか不安を抱えながら退院するよりも良かったかもしれない。