人工股関節とともに

身体の中の異物という存在でありながら、末永く仲良くしたい人工股関節。前向きに生きよう。

姉が退院

2007-08-06 | 人工股関節
 2月に人工股関節置換手術をした長姉が今日退院した。

 今までは多少の不自由はあったものの、ずーっと痛みもなく過ごしてきた。
 昨年の姉妹旅行の時などは私の歩き方を見て、「要するに(手術を)するかしないかは哲学なのよね~」などと言ってのけたりしていたが、年末に急に足が痛くなり、私の順調な回復ぶりを見ていたせいか、手術に対して過度の期待を持ち、ごく短期間に決心・入院に至ったというわけであった。
 私もネットで調べた資料や解説書きなどを渡し、手術に関しては素晴らしい部分と色々なリスクもあること等を理解してもらうように努めた。
 当然病院からも詳細な説明を受けたこととは思う。

 入院中いろいろなアクシデントがあり、とにかく6ヶ月という長期に渡ってしまった。ずいぶん時間がかかったものだ。
 さぞ本人が一番気を揉んだことだろうし、つらかっただろうとも思う。

 一番の問題は術足足首の麻痺、高齢のためかリハビリへの意欲の欠如。
 麻痺というアクシデントは病院でも初めての事例だったとの事。
 車椅子の時期が長く、なかなか歩行が出来ずに時間がかかった。
 歩行器になり、2本の杖で歩けるようになってやっと退院の運びになった。補装具をつけての退院ではあるが。家の中を自由に移動できないことには始まらないので、あせりもあっただろう。

 人間そういう非常時にこそ人間関係の素の部分、あるいは自分の本当の姿などが試される時で、案外予想もしなかった事態になることもありうる。普段気丈にもの言うしっかりものの姉が案外ストレスに弱かったり、普段ボーっとしておとなしく?気が弱わそうな、末の妹である自分が、結構したたかであったりと。
 何かことが起きてみないと人間分からないものだな~という事を実感した。

 これからは退院後の自己管理が大切だろうし、定期的にリハビリと歩行訓練に励まなければならないだろう。

 一時精神的に落ち込み抜け殻同然の状態だったが、今日の電話口での声はとても明るくて元気がみなぎっていた。
 あきらめないでよりよい歩行が出来るよう頑張ってほしい。

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