人工股関節とともに

身体の中の異物という存在でありながら、末永く仲良くしたい人工股関節。前向きに生きよう。

ソックスエイド

2006-08-27 | 股関節便利グッズ

 
  股関節を曲げる角度が制限されているので、靴下がはけない。
 足を後ろに折り上げ手を後ろに回して履いている人を見かけたが、私の場合それをやると足が極端に内転してしまい、脱臼のおそれがある。
 昔の治療(膝に針金を通して3か月固定)の影響か膝から下を内側に引く事が出来ないためあぐらをかけない。あぐらをかく必要はまったくないわけだが、靴下を履いたり、爪を切ったり、足元を洗ったりという動作が無理ということになってしまう。

 退院の時、リハビリ研修生がペットボトルで作ってくださったソックスエイドを愛用している。かわいらしく赤い紐・ヨンさまの写真まで貼ってくださった。(だけど当方ビョンさまのファンなのですが・・・

 履く手順
 ソックスエイドに靴下をはかせる・・・それに足をはめ込む・・・紐を静かに引っ張る・・・靴下はしっかり足に収まる・・・という仕掛け。


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一年前の今日

2006-08-26 | 人工股関節
 
 ちょうど1年前、平成17年8月26日は私が人工股関節置換手術をした日である。

 部屋からストレッチャーに乗せられ、手術室に到着。不安感は全然なかった。麻酔の先生・執刀の先生方が4・5人くらい見えたと思う。その時「あれ?宇宙服じゃないな?」と思ったことを記憶している。
 たしか股関節の手術はクリーンルームでしかも感染を防ぐために医師はみな宇宙服みたいな格好をするものだとネットで知っていたが、ややしわの寄ったブルーの手術衣が目に付き、「??・・・」。
 あるいは麻酔のあとに宇宙服になったのかも知れない?・・・。

 手術は午前10時から午後1時半ごろまでかかった。お昼を過ぎてもなかなか戻ってこないので夫たちが食堂に行っている間に、手術を終えて戻ってきたらしい。
 全身麻酔がさめないうち病室に戻ってきたが、徐々に目が覚めた時は、姉とその友人・夫の姿。主治医の顔も見えたので、私は右手でピースサインをした。

 先生が「無事終わりましたよ、成功です」と言ってレントゲン写真を見せてくれた。白い人工股関節がくっきりと見えた。きれいだなというのが率直な感想、そして終わったという安心感。
「骨がとても細かったので、入れるときに少しひびが入りました。骨がくっつくまで3週間かかります」と言われ、入院期間が3週間延びた事を知った。あまりあっさりと言われたもので、特にガッカリしたわけではなく、「そっか~」という程度。左足の大腿骨がかなり細いため、人工骨を入れるのにかなり手間取ったらしい。

 あとで姉から聞いたことだが、麻酔からさめる時、私はしきりにうわ言で娘の名前を呼んだらしい。そして「トンテン・カンテン」とか「ヨイショ」とか言ったらしいが、十代の手術の時の記憶がそうさせたのか、今回の手術でそういう音が聞こえたのか、とにかく手術自体が骨を切ったり削ったりだから、きっとそういう音がしたのだろう。ちょっと笑えるエピソード。

 手術後の痛みを覚悟していたが、麻酔が効いてほとんど痛みは感じなかった。ただ、腰から下の重だるさ、血栓予防の空気圧ソックスを両足にはめられ、数日はその窮屈な姿勢とわずらわしさに苦しむ事になった。

 ともあれ1年前の今日は、そういう一日でありました。
 今日は、友人と人工股関節1才の誕生日を、ココスのバニラクレープで祝ったのでした。

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ブログのデザイン

2006-08-25 | 障がい者関係

 度々ブログのデザインを変えている。gooブログはデザインも豊富で見た目もきれいなものが多い。季節感がありシンプルで見やすいページが気に入っている。

 以前にも「
ブログのデザイン」というタイトルで書いたが、デザインが気に入っても、視覚障害者が音声ソフトで読み取る事が大変なものは、自分としては避けたいと思っている。
 視覚障害の友人から、「今のブログは読みやすくていい」という
メールをいただいた。
 デザインを見ただけで読み上げる順序が想像できるが、なかなかそのパターンが少ないのだ。

 季節は夏から秋へ。そろそろ風鈴・ヨーヨーから秋らしいものに変えなければならない。上の条件を満たす、読み上げやすいテンプレートを探しに行くのが、楽しみな私です。


1年検診

2006-08-24 | 人工股関節

 人工股関節全置換手術を受けてそろそろ1年(8月26日)。今日は1年検診ということで病院に出かけた。
 レントゲン撮影のあと整形外科診察室へ。今日は股関節専門の日なので、私のような人がたくさん。左右差がかなりある人も見受けられた。私の場合以前は5センチの差があったが、今はほとんど差はなくなっている。しかし筋力が弱いためか、特に未手術側の右側がやはり大きく傾いてしまう。

 さて、診察室にて。
 まず先生のお許しを得てデジカメでレントゲン写真を撮らせてもらう。
 ベットに仰向けになり、左右上下に足を上げる。左は自力で上げたり広げたりが出来た。
 右は・・・「硬いな~・開きが悪くなった」と先生。左よりもかなり開く角度がせまい。足を戻す時にゴキンとにぶい音がする。写真では前回に比べて著しい変化はみられないのに。右側の痛みを訴える。
 左は・・・「人工は安定してしっかり入っているから大丈夫」。
 「1年たって、やっと自分の足になじんだような気がします。違和感がありません」と私。
 「まだ左側が細い。骨は太くならないけど、筋肉を丈夫にして強くするために、日常動作の中できたえるように」と先生。

 以前プールに行った時同病の人から声をかけられ、同じ大学で股関節症の人を対象に「股関節痛予防・改善教室」が開かれていることを知ったのだが(以前のブログに紹介)、先生に言ってみた。ご自分がリハビリ指導をされているようで、詳細なプリントをいただく。もし可能なら参加してみたい。

 以上の診察時間が○分。次回の予約をして診察室をでると、同行者がポカンとした顔で「あれ! もう、終わったの?」と。
 そう、こんなもんなんです。予想どおりですよ。


マジックハンド

2006-08-23 | 股関節便利グッズ
 マジックハンド。
 下に落ちたものを挟んで拾ったり、ズボンをはく時はじっこを挟んで上にあげたりする。

 本来は玩具なので色が鮮やかで大きく、外に持ち歩くには恥ずかしいが、水中ウォーキングで水着の着脱などにはこれは欠かせない。

 子供が(特に男の子)さわりたそうにしているが、親がたしなめたりする場面もある。

 どうぞ、いいのよ。でも持って帰らないでね。


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