
まずは、豚汁を一杯。猫舌なうえ、生ネギが大きすぎてちょっと苦しむ。
食べ物にほぼ好き嫌いはないが、なべ物のネギだけは唯一苦手なのだ。

古代米のおにぎり。意外としっとりしてたが、豚汁が濃ゆかったので、猫まんまにする。

冷やしうどん。ネギは何とか食えた。汁の加減がちょうどよかった。

リタイヤしようかと一旦逡巡したが、結局20分ほど休憩して、折り返しをスタート。12時15分くらいだったかな。日差しがあって皆さん死人のような顔をしていた昨年とちがって、日差しがないのはありがたい。

すれ違うランナーに声をかけていく。
淀江ゆめ温泉でオレの豆腐をパクったおッさんランナーともすれ違う。知らぬ間に抜いてたらしい。
結構疲れているようだ・・・・・(罰が当たったんだ)

天萬の交差点を過ぎたさきで、熱中症と思われるランナーが倒れ込んでいた。
気温は22℃で微風もあるので、油断されたのかもしれない。
係の方々や、仲間と思しきランナーさんたちが対処してたので、大丈夫だったのかな。

27キロ過ぎから、時々歩きを入れながら日野川沿いに戻ってきた。
岸本展望台のエイドでもひたすら「コーラ」ポカリ系よりよっぽど効き目はある。

岸本の跨線橋で孝霊山が見えてきた。あの山のすそ野まで戻るかと思うと、ちょっと萎えた。
30キロ過ぎてきて流石に草臥れが出てきた。
周りにはランナーも少なくなってきた。というか100m前後誰もいやしない。

37キロ付近。大山観光道路の坂を上ったあたりで、空腹を感じる。
あれー?折り返しのエイドや、大神山神社のエイドでしっかり食ってるはずなんだが・・・・・。

ちいちゃなアップダウンが堪え始める。
右股関節のだるさと、左足首上部に張りが出てくる。おまけに右の腸脛靭帯が痛くなってきた。
右股関節はいつもの事だが、左足首は初めての張り。

ちょっと用心しながら進む。
それにしても腸脛靭帯がイタイなんて久々だなア。ウルトラは5本目だし筋力不足ということはないから、今回は少し走り方がまずかったか。(オレの場合、左右のつま先を開きすぎて走ると腸脛靭帯が痛む。)

40キロの本宮付近。ビミョーな上り坂も結構堪えた。
やっぱり、暑い季節はこおなるのね。

淀江ゆめ温泉のエイドがちょうどフルの距離だった。
17キロを2時間半か・・・・・。ちょっとかかりすぎたな。

米子白鳳高校前。ココからは2キロ弱で200m上がる激坂が待ち受けている。

前を行くランナーも途中から歩き始めた。

道沿いに木の実。
コっこれは「コウゾ」じゃないか!。和紙の原料にもなる木だが、この実が「食える」
凄く腹も減ってきたので、遠慮なく食いまくる。 自分でも思うが変なランナーだな、オレ。

20分以上かけて、頂上の妻木晩田遺跡公園まえの交差点にたどり着いた。この坂は奥出雲の鬼舌まえの勾配と同じくらいにキツク感じた。

頂上から、ゴールまではおおむね下り基調。

このあたりの景色は良かった。天気が良ければ海もはっきり見えるだろう。

それにしても下り基調でも歩くほど、足は進まない。
若干向かい風気味ということもあるが・・・・。

壹宮神社の交差点を右折すれば、ゴールまで1キロほど。
でもここからが長かった・・・・・。

3人ほどに抜かれる。これだけ気分が草臥れたレースは初めてかもしれない。

ゴールは近いようで、遠く感じる。

やれやれ・・・・疲れたぞー。

今回のルート。実は白鳳高校付近でエプソンをいったん止めてしまって、48キロほどの距離となった。スマホのアプリは50キロ少しだったが、ホントの距離はわからない。

27キロくらいから歩き出すまではキロ7分半くらいの結構よいペースだった。

カシミールの軌跡。

44キロ当たりの上りの勾配はやっぱり半端ないなあ・・・・・。

3500円で50キロのマラニックの参加賞はコレ。
マムシ除けや虫よけのお守りや破魔矢。そんなにいろんな大会に出たわけじゃないけど、こんな参加賞は珍しいよなー。
それにしても50キロを7時間18分で踏破。今の自分にしてはいいタイムだったと思う。
今年はもう1本ウルトラを走ってみたくなった。
・・・・・おしまい・・・・・