「てんかさん」・・・って何?誰?
てんか・・・とは藤原定家の「ていか」からきているという。
あの新古今集や百人一首の編者「藤原定家」から。
これって藤原定家のお墓?なんでこんな播磨のはずれの片田舎に?
そう、もちろんここは定家のお墓ではなく、定家に縁のある人のお墓。
そして、いつしか「てんかさん」と呼ばれるようになった。
そして、いつしか「てんかさん」と呼ばれるようになった。
ここの地名は越部。
新古今集に詳しい人ならばそろそろ「はは~ん」と思うだろうね。
そう、昔ここに越部禅尼という人が住み、そして亡くなった。
越部禅尼とはもちろん出家後の名前で、藤原俊成の孫、藤原定家の姪として生まれた。
実父は藤原盛頼。実母は藤原俊成の娘、八条院三条。
7歳のころ、父は「鹿ケ谷の変」に連座して官職を解かれ、八条院三条と離婚。
7歳のころ、父は「鹿ケ谷の変」に連座して官職を解かれ、八条院三条と離婚。
(平家物語の世界だ)
そこで祖父に引きとられて、養女と~「俊成女(娘)」~となった。
そしてもともと利発なうえ、歌人一家の中で育ったのだから、
新古今集の時代、「当代随一の女流歌人」とたたえられるまでになった。
新古今集の時代、「当代随一の女流歌人」とたたえられるまでになった。
そして、新古今集では「皇太宮大夫俊成女」の名前でとっても新古今風な妖艶、繊細な歌を29首残している。
しかしまあ、いつものようにそろそろ酔ってきた。
新古今の世界、酔う艶の世界に入ってきたね。
この世は夢か現か、酔いか素面か・・・
うぃぃ~~~
続きは明日。
(続く)