700年代、奈良時代を生きた道鏡は、一介の僧侶でありながら当時の上皇に取り入り、朝廷での地位を築き上げていった、史上稀に見る策士です。
彼は一番調子のいいときになると、仏教の最高指導者である法王の座を手に入れるまで出世してみせました。
そしてあろうことか、皇室の人間も差し置いて、自ら天皇の座に就こうとしたことも…。
これを「道鏡事件」といい、ただの坊さんが皇室を乗っ取ろうとした前代未聞の事件として、後世に取り沙汰されることになったのです。
700年代、奈良時代を生きた道鏡は、一介の僧侶でありながら当時の上皇に取り入り、朝廷での地位を築き上げていった、史上稀に見る策士です。
彼は一番調子のいいときになると、仏教の最高指導者である法王の座を手に入れるまで出世してみせました。
そしてあろうことか、皇室の人間も差し置いて、自ら天皇の座に就こうとしたことも…。
これを「道鏡事件」といい、ただの坊さんが皇室を乗っ取ろうとした前代未聞の事件として、後世に取り沙汰されることになったのです。