雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

久しぶりのさだまさし。

2018-07-29 19:24:17 | music
西日本ではまだ台風が近くにいるのかもしれませんが、東京は台風一過の青空になりました。
暑さもぶり返してきたようで、昨日の午前中の過ごしやすさは、やっぱり一過性のものだったみたいです。
今年は梅雨明けが早かったから、まだ8月にもなっていないのに、何ともヘンな天気が続いています。

昨日、ボーッとNHKにチャンネルを合わせたら、東日本大震災支援コンサートの一番最後の場面でした。
氷川きよしがさだまさしの「奇跡~大きな愛のように~」を歌っていて、何とも懐かしくなりました。
それで、YouTubeで久々にさだまさしの動画を見て、急に「つゆのあとさき」とかが聴きたくなりました。
40年前のアルバム「風見鶏」は実家にあるはずですが、Amazonさまでベストアルバム「天晴」を購入し、すでに現在ヘビロテ中。

マジで久しぶりのさだまさしですが、あの頃は自分の気持ちに寄り添っていたなぁと感慨深い。
「風見鶏」「私花集」あたりがワタクシのさだまさし熱のピークで、その後は全く聴かなくなっていました。
今は、Amazonさまのおかげで、聴きたいと思った翌日には手許にCDが届きますが、当時は半年くらいお小遣いを貯めて買ったものでした。
懐かしいなぁと思いつつ、しばらくは頭の中で「つゆのあとさき」がリピートし続けるような気がします。

つゆのあとさきのトパーズ色の風は 遠ざかるきみのあとを駆け抜ける

40年前、田舎の中学生は意味も分からず聴いていました。
今の自分のほうがしっくりくるのかもしれません。
とても、40年以上も前の曲だとは思えない、いい曲です。

懐かしの「ホタルカリフォルニア」。

2018-03-18 15:44:54 | music
今朝は9:00ぐらいに業者さんが来てくださって、TVの取り付けはものの10分程度で終わりました。
もっと時間がかかるのかと勝手に思っていたのですが、あっさりと作業が終了し、9:15には新しいTVを見ていました。
今どき希少価値だったはずのブラウン管TVは業者さんに引き取られ、ワタクシも液晶TVを見ることになった次第。
今まで画面の字幕はほとんど何も見えていなかったので、きれいな画面とよく分かる字幕はとても新鮮です。
別にブラウン管に拘りがあったわけではないので、便利さを享受できるのはうれしいことではあります。

世事にも疎いし、文明の利器も使いこなせないワタクシですが、HD内臓のTVは使い勝手がよさそうです。
早寝早起きを旨として生活しているので、22:00以降に見たいTV番組があっても、今までは諦めていました。
昔買ったBDレコーダーがあるのだけれど、撮り溜める一方で見る時間がなく、録画自体が面倒になっていました。
映画もいまいち興味がなかったのでご存じTSUTAYAにもあまり縁がなく、ほぼ幽霊会員として存在していた次第。
小さい画面で映画を見る気は全く起きないわけで、見たい映画があっても食指が動かない日々を送っていました。
今回買ったのも32インチなのでそれほど大きい画面ではないけれど、狭い家でTVだけバカでかいのもいかがなものかと。

ワタクシが録画してでも見たいのは主に音楽番組で、WOWOWでやっているライブとかが見られるのはうれしい限り。
平日の夜はほぼほぼ22:00前には寝ているため、それ以降の時間にやる音楽番組を見るのは楽しみです。
ただ、昔と比べると音楽番組そのものが減っている気はするので、そういう意味でもWOWOWライブは貴重です。
本当は生のライブを見にいくのが一番迫力はあるけれど、年寄りにオールスタンディングの会場はつらすぎます。
偶然が重なって、サザンの「ホタルカリフォルニア」を見に行けたのは20年以上前の話です。
あの頃は、まだオールスタンディングでも大丈夫だったんだな…と懐かしく思い出すのも年齢のせいでしょうか。

これも老化現象です。

2018-03-12 06:31:12 | music
おはようございます。

今日の東京の最高気温は16℃という予報ですが、この気温で何を着ていけばいいのか全く見当がつかない。
今はまだ3℃くらいしかないので、スプリングコートだと寒いかなと躊躇してしまいます。
お天気はよさそうですが、カイシャは休日明けで冷え切っているのが予想されるので油断なりません。
無印良品のコットンシルクのニットを着て、その上はカーディガンを羽織るつもりですが、この選択も自信はない。

昨日は夕方からYouTubeを彷徨っていて、ゴスペラーズを久しぶりに聴きまくりました。
「永遠に」がヒットしてからすでに15年以上経っていますが、聴いていて気持ちいいというか。
そのころはCDも買って聴いていましたが、TVなどへの露出が減って疎遠になっているのだけど、たまに聴きたくなる。
そういう歌手って一定数いるので、YouTubeで聴いて、改めてすごいなぁと感動したりするわけです。
15年以上前は自分もまだまだ若くて、CDもわりと頻繁に買っていたなぁと懐かしく思い出します。

年齢が上がるにつれ、最新の曲には全く興味が持てなくなり、たまに歌番組を見ると知らない人たちばっかりです。
15年前は自分がそういうふうになるとは全く想像できなかったけど、寄る年波には勝てないというか。
AKBも乃木坂も欅坂も知っている人は片手で数えられるような感じだし、その他のJ-popシンガーも事情は同じです。
普段、ほとんどTVを見ないのも一因ではあるのだけど、それよりも新しいものに興味がなくなっている。
これも老化現象なのだろうと思うとちょっと心配ではありますが、興味を持てないものは致し方ない。
ワタクシのJ-popは00年代ぐらいで歴史が止まっていますが、昔はよかったとは言わないように心がけています。

リアルタイムで聴いてみたい。

2018-02-05 06:30:20 | music
おはようございます。

昨日は最高気温が10℃まで上がり、陽ざしの温もりにホッとできた東京ですが、今日はまた寒くなるようです。
お天気がいいのは救いではありますけど、春はまだまだ遠いようで、しばらくは防寒対策が必要みたいです。
西日本は数年に一度の寒波が襲来しているようで、平年の2倍(!)の積雪だとか。
20cmの積雪で交通機関が麻痺する首都圏とは比べ物にならない雪のようですが、どうぞ雪下ろしなどご注意ください。

昨日、ブログをアップした後にYouTubeを彷徨っていたら、偶然、ちあきなおみさんの動画を見つけました。
ご主人が亡くなった後は芸能界を引退され、いろんなラブコールにも耳を貸さず、表舞台から消えた伝説の歌姫です。
ワタクシがリアルタイムで見ていたころは、歌手というよりは「タンスにゴン」のCMに出ている面白い女優さんでしたが。
彼女が表舞台から消えた後で、その歌声が再評価されたような感じで、確かに動画を見ていると引き込まれてしまう。
歌っているのが昭和の歌謡曲ではあるので、1曲はものすごく短いのですが、その短い曲の訴求力がすごい。

ワタクシが昨日見ていたのは「喝采」と「黄昏のビギン」の2曲だったのだけど、何回見ても見飽きない。
何故この人が表舞台に出て来てくれないのか…と、歌謡曲が苦手なワタクシでさえ思ってしまいます。
ご主人が亡くなった時に「私も一緒に棺に入れて」とおっしゃったというエピソードがある人です。
もう華やかな世界は必要ないという気持ちもわからないではないけど、何とももったいないし、リアルタイムで聴きたい。
彼女を知らない若い方は、是非YouTubeで探して、一度聴いてみてくださいませ。

惰性で見てたテレビ。

2018-01-28 19:37:54 | music
クロネコヤマトのお姉さんが、雪がまだ溶け残っている我が家まで平井堅の「歌バカ2」を届けてくれた。
もちろん、Amazonさまに支払う代金の中に彼女たちの人件費も含まれているわけだけど、ありがたいことこの上ない。
こうやって人間はどんどん便利な生活に慣れてしまい、それが当たり前だと思ってしまいそうなところが怖い。
昨日の昼過ぎにAmazonさまのサイトをポチッとクリックしただけで、すでに「ノンフィクション」をヘビロテで聴ける世の中。
確かにものすごく便利だし、ワタクシのように平日に買い物をする時間がない人間にとってはもはや生活の一部なわけですが。

ワタクシは、TVは基本的には「おはよう日本」「ブラタモリ」「サラメシ」とWOWOW、NHK-BSプレミアムしか見ない。
歌番組もドラマも観ないので、世事に疎いことこの上なく、平井堅の「ノンフィクション」は昨年の紅白で初めて聴いた次第。
それで、この曲の歌詞に完全にやられてしまい、元日はYouTubeで聴きまくって号泣したことはすでに書いたとおりです。

惰性で見てたテレビ消すみたいに 生きることを時々やめたくなる

他の歌詞もそれぞれに心に痛いのだけど、ワタクシは、特にこのフレーズが頭の中をぐるぐる回っているのです。
そのとおりなんだよな…と思う。
大袈裟に「死にたい」とか思うわけでは決してなく、ふっと、TVを消すのと同じような感覚で、生きるのが面倒くさくなる。
そうはいっても、いろんな意味で死ぬこともできないから、惰性で見てるTVみたいに生きているのかもしれない。

平井堅の友人が自殺されて、この曲はその方にあてて作られたという後日談がありました。
その方は結局はTVを消してしまう選択をされたわけで、そこに至るまでの心も知らない第三者がとやかく言えるわけもなく。

聴く人間にいろんなことを突き付けてくる曲です。
クロネコヤマトのお姉さんやAmazonの配送センターの方たちのお手を煩わせてでも聴きたい曲ではありました。
この曲については、いろいろ思うところが多いので、そのうちに続きを書こうと思っています。

「風街ろまん」が届きました。

2015-02-15 14:38:36 | music
東京はお天気はいいのですが、冷たい風が結構強く吹いていて、日蔭はかなり寒いです。
空模様だけを見てフラッフィーフリースで買い物に出かけたら、駅前で寒い思いをしました。
西武線が高架・複々線化をしたのはいいのですが、風の通り道が高架下に集中しており、駅の下は特に風が強い。
ワタクシが住みはじめて6年半で駅前はすっかりきれいになったけれど、そういう弊害も出てくるんですね。

Amazonに注文していたはっぴいえんどの「風街ろまん」が届いたので、BGM代わりに流しっぱなしにしています。
とても40年以上前に作られた音楽とは思えなくて、何というか、襟を正して聴きたくなります。
個人的には、「A LONG VACATION」のイメージが強烈だった大瀧詠一が、一番ロックしている感じが新鮮でした。
当時、日本語でロックが作れるかという論争があったようですが、40年以上経っても彼らの音楽は生き残っている。
ワタクシは、そもそもロックの定義がよく分かっていないのだけど、その事実が論争の答えなのかな?と思います。
松本隆が書いている詩は今よりもっと文学的で、細野晴臣が曲をつけにくかったと言っていたのも分かる気がします。

ワタクシはリアルタイムでは全く間に合っていないし、「はっぴいえんど=難解そう」という先入観がありました。
40年以上前にこのアルバムを聴いても全く理解できなかった気はしますが、今は心にしっくりと馴染みます。
はっぴいえんど自体の活動期間はわずか3年だったようですし、個性が強い人たちの集まりだからそれは致し方ない。
解散後の彼らの活躍はリアルタイムで見ているので、今の日本の音楽の基礎を作ったアルバムだと思いながら聴いています。

はっぴいえんどにやられました。

2015-02-09 05:28:39 | music
おはようございます。
今日から明日にかけて今冬一番の寒気が来るので、最大限の防寒装備をするようにとのこと。
最大限と言われても…と思いつつ、腰に貼るカイロや手袋、ストールなどを準備して通勤する予定。
北日本は猛吹雪だそうで、東京近郊はお天気が良くて雪が降らないことがラッキーだと思うしかなさそうです。

先週、職場の同僚からはっぴいえんどの「風街ろまん」というアルバムの制作秘話の話を聞きました。
NHK-BSプレミアムで放送されたのがとても面白かったと聞き、YouTubeに全篇アップされていたのを見ることができました。
ワタクシはリアルタイムには間に合わなかった年代で、その当時、最先端の音楽をやっていたことぐらいしか知りません。
番組を見て、大瀧詠一、細野晴臣、松本隆、鈴木茂というその後のJ-popを牽引していく人たちが作った音楽にやられました。
今聴いても全然古さを感じないし、とても40年以上前に作られたアルバムとは思えない出来でした。
番組を見終わって、思わずAmazonでCD化された「風街ろまん」を購入してしまったほどインパクトがありました。

個人的に、作詞家としては神だと思っている松本隆がドラムを叩いている音源も初めて聴きました。
大瀧詠一以外は、東京の青山近辺で生まれ育った人たちで、50年前の東京五輪以前の東京を記憶の中に留めている。
「風街」というのは、そういう古き良き時代の東京のことを指しているのだというのも何となくかっこいい。
個性の強いメンバーの集合体だったはっぴいえんどは、活動期間は3年ぐらいしかなかったとのこと。
解散されてから評価が高まったとのことですが、40年前には先を走り過ぎていたのかもしれません。

初めて聴く歌が多すぎます。

2015-01-01 07:43:10 | music
あけましておめでとうございます。
本年が、皆さまにとって幸多き一年になりますよう、心からお祈り申し上げます。

東京は、今は比較的暖かい感じではあるのですが、気温はこれからほとんど上がらないみたいです。
TVで初日の出中継をやっているのをボーっと眺めていますが、各地とも雲に覆われていて苦戦中のようです。
富士山の上空からはダイヤモンド富士が見れましたが、ヘリでスタンバイしているTVクルーも大変だなと思いました。

昨日は紅白歌合戦をやっぱり見てしまい、でも、大トリだけは見ずに寝てしまいました。
今日から東京見物ツアコンもやらないといけないし、サザンが出たのを見てあとはもういいやと思ってしまった次第。
中島みゆきや美輪明宏先生を見たあとで、何故、松田聖子なんだろうと不思議で仕方ありませんでした。
ワタクシたちの年代を狙っていたのかもしれませんが、それにしても唐突感が拭えなかったので。
薬師丸ひろ子とか中森明菜とか個人的には懐かしいけれど、今の若い方々には懐メロにしか聞こえなかったと思います。

ちなみに、歌番組など全く見ないワタクシにとっては、昨今の流行歌を昨日初めて聴きました。
今年のレコード大賞受賞曲も聴きましたが、タイトルすらも昨日の番組で初めて知りました。
自分がマジで世事に疎くなっているのを自覚しつつ、やっぱり、今の曲にはついていけないことを実感してしまいました。

連休最終日のジャズ。

2014-11-03 14:01:24 | music
3連休の最終日の東京は、この連休の中では一番いいお天気になりました。
お天気がいいからと薄着でゴミ出しに出たら、外は思いのほか冷たくてびっくりしました。
さっき買い物に出た時も、長袖のヒートテックを着ていてちょうどよかったので、気温はそれほど上がっていないようです。

今日も駅前まで買い物に出た以外は家に引きこもり、BGM代わりにTOKYO-FMを流しっぱなしにしています。
連休の最終日は自宅でまったりジャズでも…ということらしく、午後からずっとジャズが流れています。
ワタクシはジャズに関しては全くの門外漢ですが、まったりとしたい時はボーっとジャズを聴くのもいいなと思います。
できればヴォーカルなしのほうが、BGMとしては聴きやすいような気がして、何となく肩の力を抜いて聴いています。
ジャズに拘り始めるとどれだけでも拘れそうですが、ワタクシの場合はそこまで真剣に聴いているわけではないので。
知人でもジャズが好きだという人は、仕事の時にBGMとして聴いているらしいので、そういう環境はうらやましいと思います。

ジャズといえば、個人的には村上春樹が真っ先に思い浮かびます。
若いころはジャズ喫茶を経営していたし、ジャズに関するエッセイも書いていて、そのエッセイ集は読んだ記憶があります。
ジャズは大人が聴く音楽だという固定観念は、ひょっとしたら村上春樹に植え付けられたのかもしれません。
気がつけばワタクシもいい大人な年齢なのですが、まだ、ジャズには早すぎるような気がして仕方ありません。

仙人がいなくなった冬。

2013-12-31 14:16:26 | music
平成25年の最後の1日、東京は相変わらず穏やかな小春日和が続いております。
平成の御世に入ってから、もう四半世紀が過ぎたのだと思うと、やっぱり月日の経つのは早いと思ってしまいます。
さっき年越し蕎麦を買いに、駅前のイトーヨーカドー食品館まで行ってきました。
スーパーの中はまだ人混みでごった返していますが、隣接する駅の改札付近では人影もまばらでした。

今朝、何気なくgooのニュースヘッドラインを見たら、心底驚くニュースがありました。
「福生の仙人」こと大瀧詠一先生が急死されたという報道で、一瞬、性質の悪い冗談じゃないのかと疑ってしまいました。
御年65歳だったという報道を見て二度びっくり、大瀧詠一ってJ-pop界の長老というイメージがあったのにまだ若かったんだなと。
ワタクシの世代は学生の頃に「A LONG VACATION」を聴いて育ったので、メディアに出ない先生はマジで仙人かと思っていました。
ワタクシ自身はどちらかというと松本隆を神だと思いましたが、それは大瀧詠一の曲があってこその話です。
年に一度、山下達郎のラジオに出られる以外のメディアへの露出はほとんどなく、それも仙人的な雰囲気を醸し出していました。

この年の暮れに個人的にはものすごく悲しいニュースとなりましたが、彼の曲はずっと残っていきます。
自分たちが学生だった頃、友人が買ったアルバムを、当時はカセットテープにダビングして必死で聴いていました。
東京の人たちはこんな生活をしているんだなという、一種の憧れを集めたアルバムでもありました。
大瀧詠一先生のご冥福を、本当に心からお祈り申し上げます。

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今年1年、このブログをお読みいただいた皆さま、本当にありがとうございました。
皆さまにとって、新しい1年が素敵な年になることを祈念するとともに、来年もこのブログをよろしくお願いいたします。