雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

身体に沁み込んだ音楽。

2012-11-10 12:42:24 | music
毎日聴いているわけではありませんが、相変わらず、BGMが欲しい時は山下達郎のベストアルバムを聴いています。
50曲近い曲の中で知らない曲がないというのがすごいところで、ワタクシの世代は山下達郎を聴いて生きてきたのだと実感します。

そういうシンガーは他にも何人かいて、小田和正や桑田佳祐、ユーミンなどもリアルタイムで曲を聴き続けています。
年齢的には、ワタクシは彼らよりは少し下の世代なので、中・高生の頃から彼らの曲を聴いているわけです。
10代~20代の頃に一生懸命聴いたシンガーやグループは、実は全然違ったりしますが、上記の方々は今でも現役なんですよね。
ラジオをつければ彼らの音楽は常に流れているので、身体に沁み込んでしまっているといったほうが正解でしょうか。

ワタクシの場合、若いミュージシャンの曲に全くついて行けなくなって10年近く経ちます。
若い人には若い人の良さもあると思えど、還暦前後のお歴々が現役で頑張っていると、やっぱり馴染みのある方を選びます。
個人的には、小田さんや達郎さんには70歳を過ぎても歌い続けていてほしいと思います。
そのあとに桑田さんたちが続いていくはずですよね。

ユーミンが70歳を過ぎてもあの恰好で歌っていたらと思うと、うーん、ちょっとビミョーかもしれませんが。

なぜかロッキーのテーマ。

2012-10-31 19:09:16 | music
先週辞任したのかと思っていた都知事ですが、議会の承認がないと正式には辞任できないらしいですね。
今日、臨時都議会が開催されて、めでたく都知事を辞任されたようです。

仕事の合間に新聞社のwebサイトをチラ見したら、なぜか「ロッキーのテーマ」で都庁職員から見送られたとのこと。
そのために、わざわざ東京消防庁の音楽隊が駆り出されたらしくて、皆さんご苦労さまなことだと思ってしまいました。
あの方を見送る音楽に「ロッキーのテーマ」がなぜ選ばれたのかという、ヒジョーに素朴な疑問は残りますが。
その前に「マイウェイ」が演奏されたらしいので、都庁の方々の皮肉が込められているのかなと。
もちろん、これはワタクシの天邪鬼な見方ですけどね。

わざわざ都知事を辞めてまで作ろうとしている新党には、西の方から早くも暗雲が立ち込めているようです。
都知事の仕事を放り出したように、新党結成も放り出すなどということがなければいいですけどね。

見事なまでの衝動買い。

2012-09-28 21:24:16 | music
ワタクシが通っているカイロプラクティック院は、JRの駅ビルから徒歩30秒という便利な場所にあります。
今日、その駅ビルに入っている新星堂を通過しようとして、目の端に山下達郎のオールタイムベストアルバムが見えました。

「OPUS」というそのアルバムが出ることも全く知らなかったし、CDショップに立ち寄るなどということもなくなっていました。
なのに、吸い寄せられるように初回限定版の空箱を持ち、レジに歩いて行ってしまいました。
その間、所要時間としては30秒もかかっていなかったと思われ、見事なまでの衝動買いを敢行してしまった次第。
シュガーベイブ時代の曲から、レーベルの枠を超えて、初回限定のボーナストラックを含めると全49曲収録されているらしい。
新星堂がタツロー先生にインタビューをしたパンフレットも同封されていて、それを読むとシングル曲を11曲カットしているとのこと。
まあ、確かにソロデビュー35周年記念の意味合いもあるらしいので、49曲でも収まり切れないのかもしれません。

ワタクシが最後にCDを買ったのは2,3年前で、その後はもっぱらYouTubeのお世話になり、音楽からも遠ざかっていたなと思います。
特に音楽配信が当たり前の世の中になってからは、そこまでして聴きたいものもなくなっていた気もするし。
なので、これほど見事なCDの衝動買いをしたのは何年ぶりなのか自分でも記憶がありません。
それをさせてしまう山下達郎というシンガーの偉大さに、改めて頭が下がる思いがします。

このCDはタツロー先生の性格からして配信という形をとるとは思えず、聴きたい人間はCDショップで買うしかないでしょう。
若者がどういう反応をするかは分かりませんが、ワタクシの年代の人間だったら欲しいと思う人も多いと思います。
この週末は、久しぶりに音楽三昧の2日間にしてもいいかなと思っているところです。

昔の曲はカッコいい。

2012-02-23 20:11:41 | music
朝の通勤時間にはかなりの雨が降っていた東京ですが、午後に雨が上がると気温も上昇してきたようです。
明日の最高気温は13℃ぐらいまで上がるらしいので、厳しい冬からようやく脱却できる気配がしてきました。

考えてみると2月もあと6日で終わり、ということは1年の6分の1が終わろうとしているわけです。
またもや、この2か月間で何もできていないという現実に直面し、今さらながらに呆然としてしまいます。
こうやってどんどん年を取っていくのかと思うと、結構真剣に焦ってしまうのです。
焦ったからといって劇的に何かが変わるわけではありませんが、おのれの人生は本当にこれでいいのかと考えます。
もちろん、このまま無為に年を取るのが良いと思っているわけはなく、でも、何から手を付ければいいのか分からない。
大沢誉志幸の「そして僕は途方に暮れる」という曲が、理由もなく頭を駆け巡ったりもします。

今の若い方々は大沢誉志幸って誰?と思われる方も多いかと思います。
40代ぐらいの方々にはヒジョーに懐かしいと思われる、80年代を代表するシンガーなのですが。
大沢誉志幸を知らない方々は、YouTubeを検索してみてください。
昔の曲はカッコよかったと思うワタクシが、立派に年寄りなのかもしれません。

そんな年寄りが老体にムチ打って夜なべ仕事をしなければならないのは、何か間違っていると思うのです。
自分に都合のいい時だけ年寄りになるなという、ワタクシの半径3mの声は年寄りゆえに聞こえなかったりするのです。

今年最後の3連休。

2011-12-22 20:00:26 | music
明日から、今年最後の3連休です。
うちの事務所では、今日が仕事納めという人も何人かいます。
隣の席のお嬢様同僚女子も今日で仕事納めなので、帰りがけに「よいお年を…」などと挨拶してきました。

ワタクシも、何とか28日だけは休暇を取ろうと目論んではいるのですが、仕事の不確定要素が多くて休暇申請がしづらい。
すでに、26日は出勤が決定しております。
27日を休暇にして28日に出るか逆にするかは、来週、誰が出てくるかによって決まりそうです。
あるいは、最悪の場合は3日間とも出る羽目になるかもしれません。
おのれのスケジュール管理が悪すぎるのかもしれませんが、休暇を申請するタイミングを逸してしまうことが多い。

ちなみに、ここ数日は軽い風邪を引いていて微熱があるのですが、仕事に出られないほどではない。
いっそのこと38.0℃ぐらいまで熱が上がってくれれば、大手を振って休むんですけどね。
微熱があるので、とにかく着込むだけ着込み、レッグウォーマーもカイロも全部装着して仕事していました。
お医者さんから処方していただいた葛根湯を飲んでいるし、厚着しているので汗は出るのです。
ただ、職場で着替えるわけにもいかないので、汗がそのまま冷えて微熱が引かないということらしい。

ワタクシはクリスチャンでも何でもないのでクリスマスイブに寝込んでいてもいいのですが、何か不公平な気もします。
普段の行いがよろしくないので、イエス様から天罰が下っているのかもしれません。
でも、3連休で風邪が治って、連休明けは仕事…というおのれの姿が見える気がして、少々へこみ中です。

世の中、やっぱり甘くないようで。

クリスマスに失恋ソング。

2011-12-21 20:22:15 | music
12月に入ってからというもの、東京では至る所でクリスマスソングが流れております。
定番の山下達郎、ワム、松任谷由実などなど、この時期ならではのラインナップになっております。

歌詞カードを読む癖のあるワタクシは、ユーミンの「恋人がサンタクロース」と森高千里の「ジンジンジングルベル」以外の邦楽のクリスマスソングは、ほとんどが失恋ソングなのだということに気がつきました。
要するに、今頃街に流れている曲は、ほとんどが失恋ソングのようなのです。
Happyなはずの皆さま方は、それにお気づきでしょうか。
特に、男性シンガーのクリスマスソングにはその傾向が顕著です。

山下達郎、B'z、稲垣潤一、杉山清貴などの曲を、機会があったらじっくりお聴きいただけると面白いと思います。

カリスマと呼ばれた人。

2011-11-10 20:00:23 | music
尾崎豊の「遺書」なるものが、今月号の文藝春秋に全文掲載されているらしいですね。
ワタクシは、尾崎豊が生きている頃にはあまり興味がなかったのですが、今、尾崎の特に初期の曲を聴いて感動しております。
ワタクシたちの世代は尾崎がデビューした時には20代になっていたので、もうひと世代下の方々ほどの熱狂はなかったと思います。

それが、なぜか今聴くと心に迫ってくるのですね。
ワタクシと同世代の方で、同じように思っている人はかなり多いと思うのです。
もちろん、自分たちより下の世代が熱狂したシンガーゆえに、リアルタイムではきちんと聴いていなかったというのもあります。
「若者の教祖」と呼ばれた人ですが、今はいい年をしたおじさん・おばさんがそれらの曲を聴いて感動しているのです。

「たら・れば」はこの人にも通用しなくて、やっぱり、カリスマのままで一生を終えたことがその後の伝説を生んでいるのでしょう。
アーティストと呼ばれる方々の中には、一定数、そういう亡くなり方をした人がいる気がします。
いろいろ憶測を呼ぶ亡くなり方だったわけですが、遺書が存在する以上、やっぱり自分で死を選んだということでしょうか。

ご長男に物心がつくまでは、その「遺書」を封印してくれというのが、ご遺族の意向だったそうです。
その息子さんが、亡くなった尾崎の年齢に近くなり、没後20年ということもあって、今回公開されることになったようです。
土曜日にでも、文藝春秋を買いにいこうかなと思っております。

服部良一トリビュート。

2010-08-10 20:31:34 | music
昨日から、突然、「服部良一生誕100周年記念トリビュートアルバム」が聴きたくなったので、ガンガンにリピートして聴いております。改めて参加しているメンバーを見ると、登場順に福山雅治、井上陽水、関ジャニ8、ゴスペラーズ、小林桂(クラシック歌手)、ヘイリー、東京スカパラダイスオーケストラ、さだまさし、レ・フレール、一青窈、山崎まさよし、佐藤しのぶ(クラシック歌手)、松浦亜弥・日野皓正、徳永英明、布施明・森山良子、小田和正ということになります。ワタクシの場合、クラシック界のお二人以外で知らなかったのは、ヘイリーとル・フレールだけでした。服部良一という作曲家のすごさもさることながら、息子の克久、孫の隆之ご両人の日本のポップス界への影響力を思い知らされた次第です。いくら服部良一が国民栄誉賞を受賞した素晴らしい作曲家であっても、やっぱり現役の息子と孫が声をかけたからこそできたアルバムではあります。

同時期に活躍した古賀政男がほとんど演歌ばかり作曲しているのに対し、服部良一はもっとハイカラな、いわゆる歌謡曲を作った人だったようです。基礎にジャズがあったので、結構モダンな歌が多いことも、トリビュートアルバムが作りやすい要因のひとつかもしれません。古賀政男のトリビュートアルバムって聞いたことがないのですが、作られたとしても、ほとんど演歌歌手ばかりになりそうですよね。演歌がお好きな方にはたまらないアルバムになるとは思いますが、演歌が苦手なワタクシなどは、絶対に食指が動かないアルバムになるだろうと思われます。服部良一作曲の歌でワタクシが一番好きなのは「蘇州夜曲」だと思うのですが、このアルバムの中では小田和正が歌っています。最初にその情報を耳にしたときはものすごく楽しみにしていたのですが、きれいに歌いすぎていてちょっと物足りない気もしました。飛鳥涼の「蘇州夜曲」から入ったので、飛鳥の大陸的な歌い方に慣れてしまったのかもしれません。

いずれにしてもものすごいアルバムなので、皆さまも、是非聞いてみてくださいませ。

Listen To The Music。

2010-06-19 15:36:15 | music
ここのところYouTubeをうろついていることが多いのですが、たまに、意外なコラボレーションをアップしてくれている人がいて、本当にびっくりしてしまいます。昨夜、Every Littie Thingの「Time goes by」を槇原敬之とEvery Littie Thingがコラボしているのを見つけました。フジテレビの「僕らの音楽」の企画だったようですが、槇原と持田香織の声がとても良く合っていて、とても素敵でした。「Time goes by」は、ワタクシもよくカラオケで歌ったものですが、もう10年以上前の曲なんですよね。この曲が出たのはついこの間のような気がしていたのですが、考えてみると、ワタクシがカラオケボックスに最後に行ってから7・8年は経過しております。それだけ自分も年を取っているのですが、そのわりには持田香織はあまり変わっていない気がします。うらやましい気もしないではありませんが、持田香織の声は今のほうが柔らかい感じで聴きやすい。

SMAPの「世界に一つだけの花」などでソングライターとしての評価が高い槇原敬之ですが、シンガーとしての彼も本当に素敵です。「Listen To The Music」「Listen To The Music 2」という2枚のカヴァーアルバムも出しているので、興味がある方は聴いてみてください。ワタクシが個人的に感動したのは、1枚目の「Listen To The Music」で大江千里の「Rain」を選曲していたことです。普通、大江千里だと「REAL」とか「十人十色」のほうが有名だと思うのですが、シングルでもないし、アルバム「1234」に入っている「Rain」をカヴァーした槇原のセンスは最高だと思った記憶があります。ワタクシが大江千里を聴き始めるきっかけとなったのがこの「Rain」だったので、個人的な思い入れの強い曲でもあります。しかも、聴き易さという点だけでいうと槇原のほうが全然聴きやすかったりします。安定感のある声なので、安心して聴いていられます。大江千里はちょっと…という方にも、槇原敬之の歌う「Rain」はおススメです。