雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

ペパーミント・ブルー。

2009-03-08 16:16:56 | music
結局昼寝もせずに、You Tubeをうろうろしていたら、懐かしい曲にめぐり合いました。大滝詠一センセイの「ペパーミント・ブルー」。知っている人はかなりの年代から上の人々だとは思いますが。当時、学生だったワタクシは、この曲のタイトルにとにかく驚いたものです。ペパーミントといえば普通はグリーンなんですが、この曲はブルーなんですよね。今の人々にはさほど違和感がないのかもしれないけれど、これをものすごくお洒落に感じてしまった当時を思い出しました。これは、どちらかというと大滝センセイがすごいのではなく、詞をつけた松本隆センセイがすごいんだとは思いますが。今でこそ、東南アジアだろうが沖縄だろうがビーチリゾートというのは定着して、ビーチリゾートにペパーミント・ブルーの風が吹いてもいいのだけど、この歌が世に出たのは25年も前のことですからね。本当に、何て素敵な歌なんだろうと思った次第。

この曲が収録されている「EACH TIME」と、その前に出た「A LONG VACATION」は、当時の大学生はほとんど聴いてたんじゃないかと思います。まだCDもなく、LPレコードをカセットテープにダビングしていた時代ですからね。今考えると音質もかなり悪かったと思うんだけど、それでも大滝詠一という人はすごい人なんだと思いました。ワタクシたちは、年代的にははっぴぃえんどにもナイアガラ・トライアングルvol.1にも全く間に合っていません。伊藤銀次なんて「笑っていいとも!」のテーマ曲を作った人というぐらいしか認識はないし。vol.2はかろうじて間に合っていますが、きちんと聴いたことはない。「A面で恋をして」ぐらいしか知らないですから。なので、ワタクシたちから下の年代にとって、大滝詠一という人は一種伝説の中の人みたいな感じはあるのかも。

山下達郎の「サンデー・ソング・ブック」に1年に1回ぐらい定期的に顔を出しているみたいですが、そのくらいしか表に出てきてないんじゃないかな。森進一の「冬のリヴィエラ」とか、小林旭の「熱き心に」とか、えっと思うような人に斬新な曲を提供していたりもするんですけどね。ただ、個人的には「冬のリヴィエラ」なんかは、やっぱり松本隆がすごいと思ってしまったりするわけですが。Wikiをチラッと見たら、60歳なんだそうですね。同年代の小田和正が表舞台で頑張っているのだから、福生なんかに篭ってないで曲をバンバン発表していただきたいものです。でも、自分たちが学生時代に夢中になった人々が還暦とか聞くと、自分の年を考えてちょっとだけ虚しくなる今日この頃ではあります。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿