雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

池袋ウエストゲートパーク。

2008-12-29 19:34:32 | books&magazine
今日は暖かい1日でした。
昼過ぎに池袋まで行ったのですが、仕事納め以降まともに外に出ていなかったので、あの時の寒さを想定して結構な完全防備をしていたら暖かくてびっくりしました。池袋も心なしか人が少なかった気はしますが、それでも自宅の近所のコンビニまで行くのとはわけが違いますよね。人酔いするほどではなかったものの、やはり結構な数の人出がありました。石田衣良の「池袋ウエストゲートパーク」の真島フルーツ店があると思われる通りの近くを歩いたのですが、ここら辺にマコトがいてもおかしくないんだよなぁと妙に感慨深いものがありました。

「池袋ウエストゲートパーク」はTVドラマになったあとで本を読み始めたのですが、とにかく面白い。TVドラマはろくに見ていなくて、今考えるとすごいメンバーの若かりし頃が見られるわけですが。なので、真島マコトはどうしても長瀬智也とダブらせて読んでしまいます。1年に1冊のペースで単行本になり、それが2,3年遅れて文庫本になる。ワタクシ、自宅スペースの狭さと本を通勤時に持ち歩く関係上、昔から文庫本しか読まないので、「池袋ウエストゲートパーク」もシリーズが文庫本になるたびに買って読んでいます。石田衣良作品はどれも好きなのですが、どれか1冊といわれればやっぱりこのシリーズになると思います

このシリーズは結構えげつない事件を扱っていると思うのだけど、さわやかに読めてしまうんですよね。風俗とか暴力団とか、自分の普段の生活ではまるで関係ないことが題材になっているのだけど、それがあまり陰鬱にならないのがこのシリーズが愛される理由の一つかもしれません。石田衣良作品では、同じようなな題材でものすごく救われないような作品もあるんですけどね。何せ、文庫本は片っ端から読んでいるので、今は文庫本になるのを待っている状態の作品もかなりあります。「眠れぬ真珠」とか。石田衣良は、ここ何年かでは吉田修一と並んで一番好きな作家です。

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