8/28に大圩へ行ったばかりですが漓江近くを更に南方向へ「城乡公交306路延長線」というバスが走って
いる事がわかり、再度「大圩」行きのバスに乗り「大圩镇政府」下車。
ここが今回の始発バス停でもある。 バス停のベンチでは、おばあちゃん達の賑やかな?声が途切れる事無く
続いていたが、時々止まるバスには、いっこうに乗る気配が無い。
40分程バス停にいたがそれらしきバスが来ないので、諦めて帰ろうかな!と思っていたところ「306路」が
到着した。
これは桂林方向から来るバスと同じですが「大圩~草坪」と書かれた段ボールを助手席に置いた。
すると、バス停にいたおばあちゃん達が我先にとバスに乗り込む。私も下調べで終点が「草坪乡政府」と
いうのを確認していたので乗り込み、運転手に途中で降りるバス停名を拡大して見せると頷きながら指で
3元の表示したので料金箱へ入れる。
乗り込んだのは良いが、それから又20分間動かず、運転手と乗り込んでくる客とのやり取りが続く。
その間、バスの中はおばあちゃん達の賑やかな声が騒音のよう
に響く。
結局、バス停での待ち時間を含め1時間を少しオーバーして
出発した。
椅子に座れなかった人達は床に座り込んでも話に夢中!
乗った時、運転手にバス停名「诗家湾村」を見せてはあるものの、心配になり地図の位置情報で確認して
いると、バス停近くになっても止まりそうな気配が無いので、我下(Wǒ xià) ・我下と2回言って止めて
もらった。黙っているとそのまま通り過ぎていたかもしれない。
私にとって初めて行く場所での下車は要注意だ。
漓江方向へ歩く途中で石ころと竹を拾う。
田舎歩きは野良犬がうろついている時がある
ので護身用?だ。
漓江に突き当たる手前にはサイクリングロードが有り少しビックリ・・
木陰も多いので歩きやすく、途中には川縁へ下りる階段も多く都度降りて撮っていると時間もかかりまし
たが、市内を流れる漓江の景色とは違うので面白い。
しばらく歩いていると対岸に船着き場が見えてきた。地図で確認すると目的地の「竹江客运港」では無く
少し上流側にある「磨盘山客运中心」のようだ。
最初の予定としては「竹江客运港」の対岸付近まで歩き、近くのバス停「茯荔村」から帰る予定でしたが
時刻は午後2時半過ぎ。ここから下流側へもう少し歩くとなれば、帰りの時間が気になるので、予定の
バス停から2つ手前の「浮石村」付近で終了。
持ってきたペットボトルを飲み干したので、取りあえず車道へ出ると小さな店があった。
棚にあったペットボトルを手に取ると人の良さそうな店主が「冷えたのもあるよ」と冷蔵庫の上に被せて
あった段ボールを取り払うと冷えたペットボトルが沢山。 ついでに「バス停の場所」を聞くと店の前まで出て
「この付近がバス停だ!」みたいな返事。
この近くで約50分間バスを待ったが来ない。
確かに店の斜め前にはバス停が確認できましたが、反対側(大圩方向)には無い。
田舎へ行くと「こんなもんだ」と少し学習しているので、冷たい水を飲みながら、バスを待つ。
またもや30分以上待ってもバスが来ない! 先程の店主も店の前から見ていたが、心配になったのか?
近づいてきて「バスは1時間に1本だけ!」と教えてくれた。
それから更に10分程経過後、遠方に大きな車が見えたので、バスだと思い私が指さすと「違う」と言う。
近くに来たら大型トラックだった。
その後店主は2m程の柄がついた鎌を持ち出し道路向かいで、はみ出した木の枝を切り始めた。
小さな枝は切り落としていたが、さすがに大きな枝は鎌だけでは切り落とせないので、下から引っ張るが
彼の力では落ちない。見かねて私も応援、一緒に引っ張って落とした。
彼の説明によると「枝が道路にはみ出し見通しが悪い!」と言う事らしい。もちろん店主と言葉は通じない
が単語やなんとなくの動作で私の勝手な解釈だ。
サングラスの女性ドライバー!
バス停での待ち時間も約50分を過ぎ、1時間に1本ならもう少しの我慢だと思っている時にサングラス姿の
40代後半と思しき女性の運転する車が目の前で停まった。
助手席の窓を開けたので、道や場所を尋ねるのかと思いきや「桂林まで行くの?・・行くなら乗せてあげる!」
と言う。
突然、知らない人からそんな事を言われても・・と思いましたが好意で乗せるはずはないと思い「金額は?」
と聞くと「30元!」 やっぱり・・・ただで乗せる訳が無い! それなら不要と言って車を離れると、店主
が代わりに20元でどうかと交渉をしている。
しかし、後10分待てば正確にバスが来るという保証は無いし、待っている間にタクシーが1台も通らない
ような道路。
良く考えると桂林までの料金ならそう高い金額ではないな!と思い直し、サングラスの女性にOK!と
30元を支払い「三里店」までと伝え乗せてもらった。人懐っこい店主にお礼を言って出発。
言葉が通じないので車内では無言ですが一度だけ「三里店の何処?」
と聞かれ、「三里店広場北口」を地図で表示したスマホを見せると
道路の端に車を止め、地図を縮小・拡大しながら確認していた。
スマホの地図で確認すると距離は22Kmと表示。
配車サービス「滴滴」で呼んだ訳でもない他人の車に乗ったのは初めての経験の為、後部座席で色々と推測
してみた。
私が立っていたバス停は霊川県(灵川县)内の路線バス停で桂林行のバスは通らない。
にも拘わらず最初から「桂林まで行くの?」と聞いてきた。どうして桂林行だと分かったのか?
恰好なのか?偶然なのか?はたまたスマホの位置情報を調べ「何でこんなところに外国人がいるのか?」
という理由なのか?などと推理小説よろしく、考えてみたが爺の頭では解かるはずも無い。
言葉が話せないので確認する術は無いが、考えすぎかな? 何しろ初めての事で少しヒヤヒヤものでしたが、
色々な事を想像しているうちに三里店広場のバス停近くに着いた。