何でもない日々

優しさの素は幸せ
幸せの素は楽しい
楽しく生きる人は優しい

傷は耐える力

2023-04-02 10:00:53 | 詩はあいまいな哲学
誰かというより、既知に溢れた恋に恋をしてたいような趣味恋愛では
激情や意外性に富んだ打ち明け話をすることによって
観察者の興奮と共に燃え上がり、仮面を被った幸福で活力を証明する。
そして取り巻きの地位も保つことが出来る。
失敬な事に趣味恋愛は
妬みや憎しみに退屈した別の女に向けられている。
恋人はちゃんと傍らに寝て、自尊心を保ち、全面的に奉仕している。

趣味と情熱恋愛の違いはとすると他人に打ち明けないことにある。

自分自身を打ち明け相手にして微妙な危険から心を守ろうとしても
恋愛に対しては純真さをてらった嘘や
自然なありのままの姿を美化することにも
勇気を高めることにならず、感受性が高い人ほど
自然で居ることが難しいということになる。

行動を導いてくれる習慣の痕跡を自分の中に見つけられなくなって
偽っている方が習慣上は楽なのでもし、他人に打ち明けてしまうと
自然さを欠いた態度に徹し恋愛に対しての期待も情熱までも冷めていく。

独り言ロンリーナ
コメント
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