こんなCDを買った!聴いた!

最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

未完成交響曲がない!

2006年03月19日 17時01分52秒 | シューベルト
シューベルトの傾倒していることは、繰り返して述べてますが、彼の超有名曲は、なんといっても交響曲第8番ですね。最近では第7番とも言われてますが、かの「未完成」交響曲であります。先日、久しぶりに未完成を聞いてみたいな、って思ったのですが、CDが見あたらないのです。確かにレコードでは何枚か持ってました。十代の半ばのころ、ベートーヴェンの「運命」交響曲に夢中になった時期がありました。毎日のように聞いてました。カラヤン、ワルター、ブーレーズ(当時最も長い演奏として話題になった)なんかのLPを買った記憶がありました。最も好きだったのは、セラフィムの1000円盤のクリュイタンスものでした。運命を買ったら、必ずB面は未完成でした。しかし、CDになって未完成を買おうという気は全くならなかったみたいで、やっと捜して一枚あったのが、フルトヴェングラーの1952年のBPOとのライブで、ブラームスの交響曲第3番と一緒のものでした。これもブラームスが目的で未完成はおまけでくっついていた程度のものですね。
てなぐあいで、近年未完成は聞いたこともなかったのですが、今回のマイブームの中で復権してきまして、そんなこんなの折り、岡山の東古松のBOOKOFFにカール・ベームとBPOの交響曲全集が2950円であったのを思い出しまして、先週末に買ってきた次第です(輸入盤でもDGから3000円と少しであります)。
この全集は、LPの時代から定評のあるものでした。最初に未完成を聞きました。音の構成をしっかり固めた上での演奏で、その中でオーケストラを完全にコントロールしての熱演でした。最近の古楽などの新しい演奏の潮流があるにしても、素晴らしい演奏です。他にもよく聞かれる5番。アバドの演奏を持っていましたが、これも悪くはないのですが、ベームに比べると…、であります。また、それ以前の若いころの作品も立派な演奏です。シューベルトのオーケストラ作品の存在を再認識させるものでした。これがあれば、他は要らない、そんなCDであります。

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