タイガースが優勝しました。家人がファンなので、その始終は見てました。ジャイアンツとの3連戦は強かったですねえ。マリーンズとの日本シリーズで4連敗した2005年以来の18年振りとか。やはり地元関西では大フィーバーでした。とはいえ、1985年の優勝の盛り上がりの方がスゴかったとついつい思ってしまう。バファローズとの日本シリーズになれば、またまた関西は盛り上がりそう。いやいやCSでマリーンズが勝ち、2005年の再現と行きたいところです。
ということで、今回はクリスティアン・ツィメルマンによるシューベルトの即興曲D.899,935であります。1990年2月、ビーレフェルトでの録音です。ツィメルマンは、1956年の生まれですから、シフやポゴレリチなどと同世代でしょうか。若手の印象がありましたが、もう70台目前なんですねえ。一世代上がポリーニやバレンボイムでしょうか。まあ、時のたつのは速いです。最年少の18才でショパン・コンクール優勝したのが1975年ですからねえ。
しかし、私はそれほどこの人の演奏は聴いたことないんです。バーンスタインとのブラームス協奏曲やベートーヴェン協奏曲が有名ですかねえ。ラトルとも同じ協奏曲を共演してますねえ。協奏曲の録音がが多いのでしょうかね。バッハの鍵盤曲やモーツァルト、そしてベートーヴェンのソナタも聴きたいですね。シューベルトについても、この即興曲と20,21番のソナタしか録音はありません。まあ、全体的に録音は少ない方なのかも知れません。
また、このツィメルマン、この12月に西宮の芸文でコンサートがあるのですが、いつものように演目が未定。以前のコンサートでも未定だったんですが、結局シューベルトだったように記憶しています。これってどうなんでしょうね。演目くらい決めておいて欲しいなと思います。それでも、今回は演目は何でもいいやと思って、安い席を買おうと思ったのですが、発売日を間違えてしまって、買えませんでした。残念でした。なかなか行けませんねえ。
それはさておき、この即興曲であります。私的にはシューベルトのピアノ曲に中ではもっとも親しみやすい。ピアノ・ソナタに比べると、断然こっちの方が楽しく聴くことができます。シューベルトは、ピアノ・ソナタになると肩肘張ってしまうのですかね。それに比べると即興曲は、ゆったりと、そしておおらかで、シューベルトらしい美しい旋律などに満ちています。ピアノ・ソナタには、こんな美しさを聴くことができませんかねえ。
ツィメルマンの演奏ですが、ピアノの音色は美しく、技術的にも見事な演奏であります。細部に至るまで考え抜かれた表現がとてもとても見事であり、8つの曲の特徴をしっかり捉えている演奏なので、聴いていても大変楽しむことができ、申し分ないです。全体的にも、これ以上の演奏はなかなかできないのでは、と思ってしまいます。そんな演奏なんですが、ひとつ難点をあげるなら、演奏が明るすぎることですかね。シューベルトの音楽は、明るく美しいのですが、それだけだと物足りない。やはり、その奥に潜む暗さが私は欲しいのです。まあ、いろんな解釈があると思うので、そこが難しいことと思います。しかし、それはそれでないものねだりであるかもしれませんが…。
それはそれとしても、ツィメルマンのピアノは、魅力的ですねえ。D899の第3曲は、非常に有名ですが、強弱と優しい音色がとてもいい。D935の第2曲は同じ繰り返しが幾度とありますが、その表現の違いがとてもおもしろいです。そして、次の第3曲は変奏曲ですが、それぞれの変奏が個性的であり、演奏の違いも合わさって、演奏と曲をあわせて楽しめます。全体的には、それぞれ曲の個性の違いがうまく表現されており、8つの曲をおもしろく聴けますね。
しかしマリーンズ、9月になって不調。負けが多いです。3位・4位チームに逆連されかねない状況です。終盤戦での失速は、毎年のことか。残り少ない試合、頑張ってくださいよ。
(DG POCG-20066 1991年)
ということで、今回はクリスティアン・ツィメルマンによるシューベルトの即興曲D.899,935であります。1990年2月、ビーレフェルトでの録音です。ツィメルマンは、1956年の生まれですから、シフやポゴレリチなどと同世代でしょうか。若手の印象がありましたが、もう70台目前なんですねえ。一世代上がポリーニやバレンボイムでしょうか。まあ、時のたつのは速いです。最年少の18才でショパン・コンクール優勝したのが1975年ですからねえ。
しかし、私はそれほどこの人の演奏は聴いたことないんです。バーンスタインとのブラームス協奏曲やベートーヴェン協奏曲が有名ですかねえ。ラトルとも同じ協奏曲を共演してますねえ。協奏曲の録音がが多いのでしょうかね。バッハの鍵盤曲やモーツァルト、そしてベートーヴェンのソナタも聴きたいですね。シューベルトについても、この即興曲と20,21番のソナタしか録音はありません。まあ、全体的に録音は少ない方なのかも知れません。
また、このツィメルマン、この12月に西宮の芸文でコンサートがあるのですが、いつものように演目が未定。以前のコンサートでも未定だったんですが、結局シューベルトだったように記憶しています。これってどうなんでしょうね。演目くらい決めておいて欲しいなと思います。それでも、今回は演目は何でもいいやと思って、安い席を買おうと思ったのですが、発売日を間違えてしまって、買えませんでした。残念でした。なかなか行けませんねえ。
それはさておき、この即興曲であります。私的にはシューベルトのピアノ曲に中ではもっとも親しみやすい。ピアノ・ソナタに比べると、断然こっちの方が楽しく聴くことができます。シューベルトは、ピアノ・ソナタになると肩肘張ってしまうのですかね。それに比べると即興曲は、ゆったりと、そしておおらかで、シューベルトらしい美しい旋律などに満ちています。ピアノ・ソナタには、こんな美しさを聴くことができませんかねえ。
ツィメルマンの演奏ですが、ピアノの音色は美しく、技術的にも見事な演奏であります。細部に至るまで考え抜かれた表現がとてもとても見事であり、8つの曲の特徴をしっかり捉えている演奏なので、聴いていても大変楽しむことができ、申し分ないです。全体的にも、これ以上の演奏はなかなかできないのでは、と思ってしまいます。そんな演奏なんですが、ひとつ難点をあげるなら、演奏が明るすぎることですかね。シューベルトの音楽は、明るく美しいのですが、それだけだと物足りない。やはり、その奥に潜む暗さが私は欲しいのです。まあ、いろんな解釈があると思うので、そこが難しいことと思います。しかし、それはそれでないものねだりであるかもしれませんが…。
それはそれとしても、ツィメルマンのピアノは、魅力的ですねえ。D899の第3曲は、非常に有名ですが、強弱と優しい音色がとてもいい。D935の第2曲は同じ繰り返しが幾度とありますが、その表現の違いがとてもおもしろいです。そして、次の第3曲は変奏曲ですが、それぞれの変奏が個性的であり、演奏の違いも合わさって、演奏と曲をあわせて楽しめます。全体的には、それぞれ曲の個性の違いがうまく表現されており、8つの曲をおもしろく聴けますね。
しかしマリーンズ、9月になって不調。負けが多いです。3位・4位チームに逆連されかねない状況です。終盤戦での失速は、毎年のことか。残り少ない試合、頑張ってくださいよ。
(DG POCG-20066 1991年)
以前に聴いたときはブラームスのソナタに感激!ベートーヴェンの後期ソナタは、あまりに美しく上手すぎて曲の深みが伝わらない気がしました。これもないものねだりですね。
しかし曲目は候補曲だけでも発表してほしいですね。