猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

清宮質文/茨城近代美術館/マチルダ

2009-07-04 20:51:09 | お出かけ
■コロー・ドスタール・フェルメールも素晴らしいが。
しかしそれらの美しさは遠国の芸術が創りあげた美である。
しかし清宮さんは日本人でありわたしたちと同時代に活躍した人である。

■木の質感を生かした版画でありわたしたちの身近にある美しさだ。

■静謐な画面に閉じ込められた哀愁ただよう思い出。
日本人とくゆうの夕焼け、夕暮れ、ガラス瓶、魚、月、蝶、窓から空を見る人。
すべてがそこはかとないノスタルジーをただよわせている。
みる人の心にひっそりと忍び込んでくる。

       
     むかしのはなし
       

     葦
       

     蝶・眠り
       

     行く手の花火
       

     5月の夜明け
       

     幼きもの
       

    マチルダ 3番花のマチルダさんは少女のような可憐な姿で開花。
 
         
      
       

     蕾もふっくらと恥じらいをみせて
       

                       
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茨城近代美術館から千波湖・好文亭(偕楽園内)を散策

2009-07-03 22:15:32 | お出かけ
     好文亭のアジサイ
       

■千波湖の、湖畔の木製のベンチに座った。
湖面を渡ってくる初夏の風がほほに心地いい。
湖面にはさざ波がたっていた。

       

■コクチョウが泳いでいるのをわたしは始めてみた。
ゆるやかに広い湖面を泳ぐコクチョウとその雛。
遠くにはハクチョウもいた。

       

       

■わたしが写真を撮っていると近寄ってきた。
すごくなれている。可愛い。

       

■好文亭の日本古来の家もよかった。
古き良き日本が生きている水戸の素晴らしさを満喫した休日だった。

       

       

     芝前門
       

       

       

     梅林
       

■茨城近代美術館で清宮質文の版画展を鑑賞するのが目的で、訪れた水戸であったがすべてよしといいたいほど満足した。
版画の感銘はもちろん素晴らしかった。

■当分、清宮質文版画の話が二人の会話から尽きることはなさそうだ。

       

清宮質文の版画は明日のブログに載せます。
 


                   
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オオカン桜/ルーヴル美術館展

2009-03-01 21:04:23 | お出かけ
2月28日 土曜日

■昨日の雨もあがって陽がさしてきた。
上野公園では桜が咲いていた。
オオカン桜、カン桜、寒緋桜きれいだった。
まさか2月中に桜を見ることができるとは思わなかった。

    オオカン桜とかもめ
       

       

       

    カン桜
       

    カンヒ桜
       

■噴水の池の向こうの桜を見ながら娘が作った稲り寿司をたべた。
なにか親子三人で花見をしている気分ですごく楽しかった。

       

■噴水から流れてくる水しぶきはしかしまだ冷たかった。
風は頬をさしでも心は、はや桜色。

■帰り国立西洋美術館の前をとおりかかると
「ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画」にジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「大工聖ヨセフ」の絵が目にはいり急遽、美術館にはいることになった。

       

■2005年にみたラ・トゥール展の「大工聖ヨハネ」はルーヴル美術館所蔵作品の模作だった。(ラ・トゥール工房による模作)
多くの作品の中、真作「大工聖ヨハネ」は精神性が描かれていて感動した。


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ロートレック展をみる

2008-02-23 23:52:34 | お出かけ
2月23日 土曜日
■サントリー美術館に「ロートレック展 パリ、美しき時代を生きて」を夫とみにいく。
鋭い人間観察で人物を生き生きと描いている。ポスター、リトグラフがおしゃれ。

■その時代の街の様子、描かれた人物の写真や映画が展示され当時を偲ぶことができた。
それらとロートレックの描いたポスターやリトグラフ、油彩画を比較してみるのも大変興味深い。

■本は活字を読めばよい。絵は色彩、線、構図から画家の意図を読み取らなければならない。この年になると体力を消耗する。

■みおわって外に出る。午前中の暖かさは一変し春嵐。

黒いボアの女
 
 

 ひとり 強い印象を受けた作品

 

霧降「山のレストラン」にて

2007-12-21 22:53:11 | お出かけ
  日光駅から写す
 
      

12月21日 金曜日 晴れ
■ 重装備をして家をでた。コートのしたに太い毛糸のとっくりのセーターを着る。足にはレッグオーマ。オンパックスを腰に貼る。日光はそうとう寒いだろうとおもって。

■ 東武日光駅から霧降の滝まで歩き「山のレストラン」で食事をする予定。

■ というのは、昨日はわたしの誕生日だった。一ヶ月前から予定をたてていた。

■ 日光駅についた。目の前に冬の峰々が厳しい姿をみせていた。ぴんとはりつめた空気のなかで山が輝いていた。

■ 街をぬける。葉の落ちつくした雑木林が両側にある。道は急勾配となる。左右にゆるくカーブした道は林間をさらに奥へとつづく。静寂がそこにはあった。湧き水のかすかな音だけが聞こえてくる。穏やかな天気のせいか風の音すら聞こえない。ときおり亭主の甲高い声が空気をゆるがす。

■ 一ヶ月前に来たときとはすっかり風景がちがっていた。燃えるような紅葉の秋は終わり冬の到来をつげていた。

■ 山藤の大きなサヤが道に沢山おちていた。見上げると太いツルが木にからみ上まで伸びていた。「藤の花が咲くころまたこようね」と亭主と話しながら歩いた。

■ 往きはかなりの急な坂道。写真を撮ったり、湧き水が出ている小さな川を眺めたり景色を堪能して歩いた。

■ 霧降の滝へついたのは12時近かった。1時間20分ぐらい歩いた。

■ 霧降の滝への石畳の道は雪が残り凍っていた。道の端を歩くと霜柱がくずれさくさくと音をたてる。

■ 観瀑台は紅葉のシーズンには写真を撮る人でひしめいていたのに、今日は亭主とわたし「霧降の滝」を独り占め。滝も木の葉が落ちて全貌を現している。岩壁がそそり立つ。

■ 「山のレストラン」へ。中は暖炉に薪がくべられ心地よい暖かさだった。わたしは舌平目のムニエル、彼は虹鱒のチーズヤキ、「霧降」という銘柄のお酒を熱燗で一合。容器のブルーとワイングラスがすてき。そのために、ワインでも飲んでいるような雰囲気が食卓にただよう。お酒は麹のにおいなのだろうか、芳醇なかおりがしていた。彼がさしだすまま、わたしがまず一杯飲む。すすめられれば、何杯でも飲めそうなほど美味ししかった。食後、チーズケーキ、モカコーヒー。楽しかった。

■ 23718歩いた。

霧降の滝への道

       

     霧降の滝

        

     観瀑台から写す


       

     山のレストラン

       



日光 二社一寺

2007-11-19 22:45:52 | お出かけ
■ 11月19日 月曜日 
■ 霧降の滝からさらに二社一寺まで歩くことにした。
■ かさかさ落ち葉を踏む音を楽しみながら。
■ 亭主は子供のように落ち葉と戯れていた。埃がたつからとわたしはたしなめた。

       

■ 野猿の群れとの遭遇の恐怖から開放され急におなかがすいてきた。
■ 林の中で紅葉を愛でながらお弁当をたべる。
■ はじめてみる二社一寺の素晴らしい紅葉。                     
■ 写真に撮るのはまだ新米のわたしには難しい。

       

       



野猿に遭遇

2007-11-19 00:54:58 | お出かけ
11月18日 日曜日 晴れ
■ 丁字の滝を堪能して玉簾の滝の矢印の方へ自然と足がむいていた。

       

       
■ 亭主もわたしもいま降りてきた道へ戻ることを体が拒んでいたのかもしれない。
■ しばらく行くと渓谷に出た。急な流れの上に細い丸太を4本縛り付けた橋がかかっていた。
■ 気がつくと亭主は向こう側にわたっていた。わたしは一歩二歩足を進めたが、怖くてわたれなかった。
■ またあらためて違うルートでくることにした。
■ 亭主がお腹がすいたというのでおにぎりを食べることにした。わたしはいつ猿が現れるか怖く座ることができず早くここを去りたかった。
■ みると亭主の足のそばに猿の糞らしきものがある。
■ 丁字の滝の入り口に戻る。左右どちらの道へ行くか……左の方が近そうなので……左に行く。
■ 10分程歩くと「車両進入禁止」のバーの置いてあるところにでた。
■ 二人でふきだし。大声で笑った。周りには誰もいない。静寂を突き破るほどの大声で。
■ 怖いおもいをした。古道であった険悪な山道を往きには歩いた。あれはなんだったのだ。
■ これもいい経験だと亭主がなだめてくれる。
■ 「丁字の滝の入り口」から[霧降の滝]へもどる。
■ 人気はない。車がときどき通る。先方に猿が道を横切るのがみえる。
■ [怖いこわいだいじょうぶ]小猿を両脇に抱えた猿が熊笹の中ににげこむ。およそ七、八匹の猿が木の枝や熊笹の中にいる。
■ わたしはドキドキしながらカメラをむける。ズームでカシャ。
■ 亭主は「いざというときは戦うから大丈夫」と気合をいれてくれる。
■ 子猿が車の前を横切る。「あぶない」とわたしは心で叫んでいた。子猿はすばやい速さで通り過ぎる。ほっとする。

       
■ 先方に霧降の滝への道がみえてきた。よかった。
■ 丁字の滝への往復に行き会ったのは人一人、猿七、八匹。
■ 「丁字の滝」での教訓。 
少しのことにも、先達はあらまほしきことなり。(仁和寺にある法師……「徒然草」から)

       

  日光連山


日光 隠れ三滝「丁字の滝」

2007-11-18 01:23:47 | お出かけ
11月17日 土曜日 晴れ
■ 霧降の滝だけでは物足りなく霧降隠れ三滝の一つ「丁字の滝」まで、足をのばすことにした。
■ 霧降の滝からつつじが丘を歩いて丁字の滝へ。
■ 途中三脚をもった中年の男性に行き会う。丁字の滝への行き方を、たった今撮ってきた写真で丁寧に説明してくれる。
■ 思い込みの激しいわたしはそこで大変なミスをおかしてしまう。
■ この先にガードがあるそこを降りていくと橋があり標識がでているからすぐわかりますよとおしえてくれた。
■ しばらく行くと「丁字の滝入り口」バス亭があり右側に入る道がある。
■ 入ってみると黄色と黒のバーが道いっぱいにおいてある。私有の……のため車両進入禁止の立て札がある。
■ 亭主はバーがおいてあるからここが入り口だという。わたしはこの先にガードがあるのではとおもいもうすこしあるくことになった。ここで話がくいちがう。
■ 少し歩くと№1丁字の滝の入り口の立て札がある。獣道のような急斜面の山道をこわごわおりる。
■ 霧降の滝の雑踏がうそのようだ。広い山林に人のいるようすはない。わたしたちの話し声がみようにおおきくひびく。梢で鳥の鳴き声がときどきする。わたしたちの声や鳥の声にも驚きながら進む。
■ 20分ほど歩く。かすかに水の音がする。梢のあいだから簾のように落ちている滝がみえる。ここでまた早とちり。
■ 三滝の一つ「玉簾の滝」と思い込みカシャカシャ、シャッターをきる。
 早とちりパッチリ撮った……

       

■ やっと下に橋がみえる。標識をみると「玉簾の滝」は丁字の滝の先だ。
■ 丁字の滝への沢歩きはごつごつとした石を踏み越えふみこえ進まなければならなかった。わたしにはなかなかの難所だった。それだけに、滝を観た感動は筆舌に尽くしがたく、ただカメラでとらえるだけだった。
 「丁字の滝」
       

 日光連山
       
       
       



日光 霧降の滝

2007-11-16 23:25:02 | お出かけ
11月16日 金曜日 晴れ
■ 早朝から日光霧降の滝へ出かける準備をする。ブラッキーがそれと察してそわそわ。亭主の周りをうろうろ落ち着かない。
■ 犬とちがって後を追ってなくようなことはない。でも、全身でわたしたちと離れる寂しさをみせているブラッキー。後ろ髪を引かれるおもいで家をあとにする。
       
       

■ 日光の駅に降りるとさすがに、空気がはりつめ頬がつめたい。
■ 距離がわからないので、行きはバスに乗る。
■ 乗客はわたしたちのほか二人。運転手さんがいろいろ親切におしえてくれる。
■ 「山のレストラン」の右側から遊歩道が続く。石畳や石段の遊歩道をいくと霧降高原の雄大な眺めがひろがる。
■ 木製の観瀑台は三脚をたて望遠レンズで写真を撮る人でいっぱい。
■ 山頂から落ちる滝をパノラマのように眺める。自然の美しさにしばし時をわすれる。
       
       

       

■ 「山のレストラン」でコーヒー、洋ナシのタルトを食しながら亭主と歓談。