「あれ七夕飾りかな?」
町の駅の片隅に竹の葉にむすびつけられたタンザク。
「なにを願っているのかしら」
とわたしは夫に言葉をかえす。
この町では行事はすべて旧暦。
これから町の催しがつづく。
子供たちが楽しみにしているお化け屋敷。
過日「コードブルー」のロケで賑わった銀座通り。
どこにでもある田舎町のシャッター通りにもどっていた。
町は大型店の進出でほとんど小売店が消えてしまった。
肉屋さんに電話で注文する。
こちらの名前をいい忘れても声でわかって肉が届く。
先日、畳の黒い縁がベロッとめくれてしまった。
100年近くなる古屋なので、床を歩くとミシミシ音がする。
たぶんシロアリの餌食になったのだろう。
父の代からお世話になっている畳屋に電話する。
10日以上になるが何の音さたもない。
これは断りなのだろう。
畳替えしてまだそれほどたっていないのに。
小さな仕事で手間に合わないのだろう。
人情があって、ひとびとが助け合って暮らしていた。
損得を度外視して、お金儲けは、三分は付き合い。
と言っていた昭和の時代がなつかしい。
それにしても困ったものだ。
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「なにを願っているのかしら」
とわたしは夫に言葉をかえす。
この町では行事はすべて旧暦。
これから町の催しがつづく。
子供たちが楽しみにしているお化け屋敷。
過日「コードブルー」のロケで賑わった銀座通り。
どこにでもある田舎町のシャッター通りにもどっていた。
町は大型店の進出でほとんど小売店が消えてしまった。
肉屋さんに電話で注文する。
こちらの名前をいい忘れても声でわかって肉が届く。
先日、畳の黒い縁がベロッとめくれてしまった。
100年近くなる古屋なので、床を歩くとミシミシ音がする。
たぶんシロアリの餌食になったのだろう。
父の代からお世話になっている畳屋に電話する。
10日以上になるが何の音さたもない。
これは断りなのだろう。
畳替えしてまだそれほどたっていないのに。
小さな仕事で手間に合わないのだろう。
人情があって、ひとびとが助け合って暮らしていた。
損得を度外視して、お金儲けは、三分は付き合い。
と言っていた昭和の時代がなつかしい。
それにしても困ったものだ。
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連日の猛暑がこの2、3日やわらいでいる。
ほっとした感じだ。
ブラッキーも少し食欲がでた。
ほとんどなにも食べない日がつづいていた。
心配で、こちらまで食欲減退。
どうなることやらと、人間だったら100歳になる老猫を案じていた。
歳というより暑さのためだったのでしょうね。
ブラッキーがちよびっと肥りました。
なにをやっても食べなかったのに。
牛乳を飲みたくなるとキッチンにきて催促します。
固形餌をカリカリ快音をたてて食べているブラッキー。
みていると涙ぐんでしまう。
「もう100歳になるからだめなのかしら」
「いや日野原先生だって105歳まで元気だったのだから」
数日前夫と話していたところだった。
でも元気になってくれてブラッキーありがとう。
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ほっとした感じだ。
ブラッキーも少し食欲がでた。
ほとんどなにも食べない日がつづいていた。
心配で、こちらまで食欲減退。
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歳というより暑さのためだったのでしょうね。
ブラッキーがちよびっと肥りました。
なにをやっても食べなかったのに。
牛乳を飲みたくなるとキッチンにきて催促します。
固形餌をカリカリ快音をたてて食べているブラッキー。
みていると涙ぐんでしまう。
「もう100歳になるからだめなのかしら」
「いや日野原先生だって105歳まで元気だったのだから」
数日前夫と話していたところだった。
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2017/07/21 Fri.
夏休みで遊びに来た孫Aと夫と宇都宮市立美術館を訪れた。
美術館についたときは、バスの終点なので乗客はわたしたち3人だけだった。
バスを降りると目の前に青々とした草原がひろがっていた。
都会育ちのAは興奮して野原をコロコロ転がってはしゃいでいた。
空は広く、風は緑の香りを感じさせる。
小鳥のさえずりを聞きながら散策した。
男の人が犬を散歩させていた。
犬は長いリールでつながれていた。
林の中の小路に男の人はふみいった。
ときどき樹木の影になって、男の人と犬が消える。
少したってから思いがけないところにひょいとあらわれる。
男の人と犬の姿がみえなくなってから、静かに時間が流れた。
「美術館に行きましょうか」
ジョルジュ・フェルディナン・ビゴー
1860年パリ生まれ。明治15年浮世絵を学ぶため来日。
明治時代の風俗を描いた絵が多数あった。
油絵で当時の風俗がリアルに表現されているのがおもしろかった。
熱海の海岸ー漁師たち

高橋由一の「中州月夜の図」。
夜、闇を照らすのは月のみ。月明りが照らし出す川面に浮かぶ小舟。櫓をこぐ音、川の流れ、雲、すべてが夜の大気のなかで息づいているようなリアリティがあった。堪能した。








美術館


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夏休みで遊びに来た孫Aと夫と宇都宮市立美術館を訪れた。
美術館についたときは、バスの終点なので乗客はわたしたち3人だけだった。
バスを降りると目の前に青々とした草原がひろがっていた。
都会育ちのAは興奮して野原をコロコロ転がってはしゃいでいた。
空は広く、風は緑の香りを感じさせる。
小鳥のさえずりを聞きながら散策した。
男の人が犬を散歩させていた。
犬は長いリールでつながれていた。
林の中の小路に男の人はふみいった。
ときどき樹木の影になって、男の人と犬が消える。
少したってから思いがけないところにひょいとあらわれる。
男の人と犬の姿がみえなくなってから、静かに時間が流れた。
「美術館に行きましょうか」
ジョルジュ・フェルディナン・ビゴー
1860年パリ生まれ。明治15年浮世絵を学ぶため来日。
明治時代の風俗を描いた絵が多数あった。
油絵で当時の風俗がリアルに表現されているのがおもしろかった。
熱海の海岸ー漁師たち

高橋由一の「中州月夜の図」。
夜、闇を照らすのは月のみ。月明りが照らし出す川面に浮かぶ小舟。櫓をこぐ音、川の流れ、雲、すべてが夜の大気のなかで息づいているようなリアリティがあった。堪能した。








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ブラッキーは数日食欲がなかった。
CIAO高齢猫用の「かつお&おかか」を食べさせた。
わずかに食べただけだった。
それでも好きな散歩には、出かけていく。
昨日牛乳を人肌に温めて与えた。
喜んでピチャピチャ飲んでくれた。
今日はニャンニャン鳴いて自分から食べたがった。牛乳と固形餌を少量あたえた。
MonPetit18歳以上輝きサポート「まぐろのシラス添え」を二回に分けて食べてくれた。
いくらか食欲がでたようだ。
夫と胸をなでおろした。
この夏を乗り越えられるか心配だ。
ブラッキー、がんばって。この暑さに負けないで。
リリのように注射器で無理に食べさせるのはよそうと夫と話している。
夫もわたしも覚悟はできている。それでも――あと数年は頑張ってもらいたい。
無理を承知で、すこしでもブラッキーとながく共棲したいと思う。
親心なのでしょうね。
仔猫のように小さくなってしまった体。
抱かれるのが嫌いなブラッキー。
今ではわたしの腕に抱かれて喉を鳴らしている。
同じ屋根の下で20年も共に暮らしてきたなんて、不思議な生き物だ。
今では夫とわたしの言葉が理解できるようだ。

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CIAO高齢猫用の「かつお&おかか」を食べさせた。
わずかに食べただけだった。
それでも好きな散歩には、出かけていく。
昨日牛乳を人肌に温めて与えた。
喜んでピチャピチャ飲んでくれた。
今日はニャンニャン鳴いて自分から食べたがった。牛乳と固形餌を少量あたえた。
MonPetit18歳以上輝きサポート「まぐろのシラス添え」を二回に分けて食べてくれた。
いくらか食欲がでたようだ。
夫と胸をなでおろした。
この夏を乗り越えられるか心配だ。
ブラッキー、がんばって。この暑さに負けないで。
リリのように注射器で無理に食べさせるのはよそうと夫と話している。
夫もわたしも覚悟はできている。それでも――あと数年は頑張ってもらいたい。
無理を承知で、すこしでもブラッキーとながく共棲したいと思う。
親心なのでしょうね。
仔猫のように小さくなってしまった体。
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今ではわたしの腕に抱かれて喉を鳴らしている。
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今では夫とわたしの言葉が理解できるようだ。

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日照り続きで象の肌のようにしわがよりカバカバに乾いた庭。
水やりは朝だけでは間に合わない。夕方には乾いてしまう。
地植えのつるバラは水不足のためか、葉が黄色くなり落下。
昨日から今日にかけて雷雨があり、やっと草木も精気をとりもどした。
九州地方は豪雨のため尊い人命が失われた。
突発的な事故に見舞われるのが世の常だ。
静かに庭で園芸を楽しめるのは幸せだ。
灼熱の中、アルブレヒト・デュラー・ローズが開花した。
赤、オレンジ、ピンクが複雑に交りあう豊かな色彩。
スパイシーな香り。
アルブレヒト・デュラー・ローズの力強さに元気をもらう。
アルブレヒト・デューラー・ローズ
ドイツ・ルネッサンス絵画の巨匠、アルブレヒト・デューラーの名前にちなみます。






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突発的な事故に見舞われるのが世の常だ。
静かに庭で園芸を楽しめるのは幸せだ。
灼熱の中、アルブレヒト・デュラー・ローズが開花した。
赤、オレンジ、ピンクが複雑に交りあう豊かな色彩。
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ブラッキーは御年100歳。
猫らしくない猫。
ちなみにブラッキーは雌猫。
冷静、けして人に媚びず、孤独を愛する。
1歳ぐらいの時、ノラ猫からわが家の猫になった。
小さい時から玩具に興味をしめさなかった。
爪とぎには目もくれず唐紙、障子の桟、柱で爪とぎをする始末。
今では見るも無残なボロボロの唐紙に。
こんなブラッキーに異変が。
若々しい雄猫の白ちゃんがわが家の庭へ。
しばらく姿を見せなかった白ちゃんではなく、最近訪れるようになったまだ幼さの残る白ちやん。
玄関を出たべラッキーと鉢合わせに。
これは大変、威嚇するかと思いきや鼻をチュンチユン挨拶した。
みていた夫とわたしはビックリ。
知らない一面を見た。いかにも雌猫らしい仕草をみてうれしくなった。
それからまめに白が来るようになった。
その後のブラッキーと白ちゃんの間はどうなっているのやら――。
ブラッキーは頻繁にそわそわと外にでかける。
外で白とちゃんとあっているのかなぁ……。
だとしたら、ブラッキー100歳の恋!
ブラッキーは散歩から帰ってくるとほとんど寝ています。

幼さの残る白ちゃん

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ちなみにブラッキーは雌猫。
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爪とぎには目もくれず唐紙、障子の桟、柱で爪とぎをする始末。
今では見るも無残なボロボロの唐紙に。
こんなブラッキーに異変が。
若々しい雄猫の白ちゃんがわが家の庭へ。
しばらく姿を見せなかった白ちゃんではなく、最近訪れるようになったまだ幼さの残る白ちやん。
玄関を出たべラッキーと鉢合わせに。
これは大変、威嚇するかと思いきや鼻をチュンチユン挨拶した。
みていた夫とわたしはビックリ。
知らない一面を見た。いかにも雌猫らしい仕草をみてうれしくなった。
それからまめに白が来るようになった。
その後のブラッキーと白ちゃんの間はどうなっているのやら――。
ブラッキーは頻繁にそわそわと外にでかける。
外で白とちゃんとあっているのかなぁ……。
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ブラッキーは散歩から帰ってくるとほとんど寝ています。

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「白よ!!白がきたわよ」
わたしは奥の部屋にいる夫に声をはりあげた。
裏庭の廊下の方でかすかな、小さな音がする。
白が餌を食べていた。
近づいて白の頭をみる。
両耳の間にグレーが入っている。
顔が汚れ少し痩せたようだ。
間違いなく白だ。
「白が帰ってきたのよ」
「よかったなぁ、帰ってくると信じていたよ」
何処から入ってきたのだろう。
廊下のガラス戸はしまっている。
玄関の戸が開いていた。
玄関から部屋を横切って悠然と廊下にたどりつき、餌を食べていたわけだ。
「白どこにいたの、心配していたのに」
白は見向きもしないで餌皿に首を入れガツガツ食べている。
よほどお腹をすかしていたのだろう。
夫とわたしは安堵して、ジッと白が餌をたべている姿を見つめていた。
満足してニャともいわず静かに立ち去った。
「よかったなぁ」
「よかったね」

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裏庭の廊下の方でかすかな、小さな音がする。
白が餌を食べていた。
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顔が汚れ少し痩せたようだ。
間違いなく白だ。
「白が帰ってきたのよ」
「よかったなぁ、帰ってくると信じていたよ」
何処から入ってきたのだろう。
廊下のガラス戸はしまっている。
玄関の戸が開いていた。
玄関から部屋を横切って悠然と廊下にたどりつき、餌を食べていたわけだ。
「白どこにいたの、心配していたのに」
白は見向きもしないで餌皿に首を入れガツガツ食べている。
よほどお腹をすかしていたのだろう。
夫とわたしは安堵して、ジッと白が餌をたべている姿を見つめていた。
満足してニャともいわず静かに立ち去った。
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