猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

わきて見ん/金剛桜

2009-04-27 22:38:58 | Weblog
■ひさしぶりで日光にでかけた。
輪王寺前の「金剛桜」を観るためだった。

   日光JR駅をおりて 雨が上がり陽の光に輝く女峰山
       

   男体山
       

■この桜は樹齢500年といわれている。
西行の「わきて見む老木は花もあわれなりいま幾度か春にあふべき」という歌を思い浮かべるような老木だ。

   金剛桜
       

       

            

■しかし今年は、満開の金剛桜を観ることができた。
あわれ、どころかそのたけた美しさに感動した。

■山桜なので葉がさきにでて、それから花が咲く。
その葉と花の調和がすばらしかった。

       

       

■何年も通い詰めて、やっとあなたに会えましたね。
と声をかけながらシャッターをきった。


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藤の花ふさ

2009-04-23 22:37:46 | Weblog
■わが家の深岩石の塀に藤の花か垂れ下がってきた。
藤の花房はおもしろいもので、咲きながらのびる。
はじめは塀の上にとどかないのに、いまはご覧のとおりです。

       

       
    
             

■瓶(かめ)にさす藤の花ぶさみじかければたたみの上にとどかざりけり
                          正岡 子規
■鷹女の句も好きだ。
 藤垂れてこの世のものの老婆佇つ
 夏藤のこの崖飛ばば死ぬべしや

■特に二句め。妖艶にして凄惨な雰囲気。
どうしたら、この風に揺らぎ美しい藤の花をみてこんな句がよめるのかしら。

■毎年藤の花を眺めながらものおもいにふけり、塀の外にただずむことになる。
藤の花は白昼夢の世界に咲く花なのかもしれない。

■図書館から「イングリッシュローズ図鑑 デビッド・オースチン」をかりた。
建物の前にあるハナミズキが咲いていた。綺麗だ。
春はつぎつぎと花が咲き乱れる。感動します。

       

■花より団子の夫のために、筍ご飯を炊いた。家の山椒の木から葉を摘んできた。
夫は筍と山椒の香りをたのしみながら、なんと3杯おかわりした。
あらあら、明日はふとっていますよ。

       

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くれないのバラの芽に春雨のふる

2009-04-21 16:27:26 | Weblog
■昼近くから雨が降り出し肌寒い日になってしまった。
庭の花たちも寒暖の差にとまどっているようす。
開きかけた花びらをそっとつぼめて蘂を包みこむ。

    都忘れ
       

       

       

    すずらん
       

■バラたちもすこしずつだが可愛い花芽がではじめた。
庭を歩きながら今は葉や樹形をたのしんでいる。
陽の光をうけて輝く照り葉、おおらかに伸びた枝。
葉も淡い緑,青緑、灰緑あらゆる色合いがあってみていてたのしい。
葉形も細長い葉、丸い葉さまざまな形があっておもしろい。

       

       

■ くれなゐの二尺伸びたる薔薇の芽の針やわらかに春雨のふる
                      正岡子規

まさにこの季節にふさわしい秀歌。
舌頭にころがしてたのしんでいる。

    
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春のうれい/庭の花々

2009-04-18 21:29:32 | Weblog
■あれほど桜の開花を待ちわびていたのに。
あっという間に桜は散って。
葉桜の季節となった。
「目には青葉山郭公はつ鰹」とはよくいったものだ。、
いまはまさに若葉の季節。
青空にさまざまな色の緑の群葉。
緑の樹をみていると体のなかまでみずみずしくなっていく。

       

■ああまた一年としをとってしまった。
若いときは余り気にならなかった季節のうつりかわり。
いちにち一日をとてもいとおしく思う。

■「わきて見む老木は花もあはれなりいま幾度か春にあふべき」
というがわたしもあと何回この桜に逢えるかしら。
春のうれいのなかで密かに想いました。

■庭の花々

    蝶のとまったような可憐なスミレ
       

       

    アマドコロ(甘野老)
       

    スノーフレーク 緑の斑点がチャーミング
       

    ツルニチニチソウ 品のいい紫が素敵
       

    雲南黄梅 黄色の花が庭を明るく輝かせて
       
    
       

    
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つつじ/待ちに待ったバラの蕾

2009-04-17 01:10:12 | Weblog
■桜の散ったあと我が家から見ると山がほの赤くみえる。
つつじが咲き出したのだろう。
つつじを見に出かけた。

■山はすっかり桜からつつじに様変わりしていた。
桜は葉をつけて静かなたたずまいをみせていた。赤いつつじが開花していた。
穏やかな顔のお地蔵さんがつつじのなかに鎮座していた。

       

       

■春風に吹かれて桜の花びらがひらひら楽しそうに舞っていた。
三日見ぬまの桜かな……というが絢爛と咲いていた桜は散ってしまった。
花の散った後の蕊桜は、えんじ色と若緑とのコントラストがうつくしい。
これから蕊が散って葉桜も清々しくていい。

       

       

■わたしの庭のリルケの薔薇(名前がわからないのでバラを愛した詩人リルケにちなんでわが家で呼んでいる名前)
が待ちに待った蕾をつけました。
ほんの小豆ぐらいの大きさですがとてもいとおしい。

       

■お久しぶりです。
わが家のブラッキーです。

       

       

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桜に酔う

2009-04-12 12:25:05 | Weblog
■夕暮、散りはじめた桜をみにでかけた。
小高い公園。
野球場を囲む土手に桜の木が植えてある。
桜を愛でる人はいなかった。
あたりは物音ひとつしない。

       

■音もなくはらはらと舞い散る桜の花びら。
路に散り敷かれた桜の花びらが、雪片のように白く妖艶にかんじられてならない。
その公園の小道をあるく。
桜のなかにうずもれて別世界にいるような感覚になった。

       

       
       
■「桜の木の下には屍体が埋まっている」だから、こんなに桜が美しいという。詩情あふれる言葉をおもいうかべながらあるきつづける。
さらに公園の奥、桜の深みに歩をすすめる。

       

        

             

■夫が言葉を失っている。
余りの美しさに沈黙して、わたしたちはゆっくりと桜のなかを彷徨した。
闇がせまってくると黒い幹が闇のなかへ溶け込んで、花だけが虚空に白くかすんで見える。
わたしたちは、桜の霞のなかに迷い込んだようだ。
桜花の精霊がわたしたちのからだのすみずみまで浸透してくる。

■今宵みた桜がいままででいちばん美しい。


       
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天空の花/枝垂桜

2009-04-11 22:13:01 | Weblog
■花に誘われてK川の土堤をぶらぶら歩く。
「熱気球かな」と彼の声。
見上げると青空になにか飛翔体が春風に流れていく。

       
                   
■慌ててカメラをズームして撮りまくった。
と言いたいがデジカメなので画面がずれて、なおかつ光って被写体をなかなかとらえられない。
「わあピントがあわない悲しくて涙がでる」
彼はわたしの日傘でカメラが光らないように影をつくってくれる。
「あとから何機もくる。慌てないで、あわてないで」
彼が元気付けてくれる。

■なるほど空には花がさいたようにパラグライダーが群をなして飛んできた。
クラゲが大空を泳いでいるようでもあった。
日光の方へ消えていった。

       

       

       

       

       

    枝垂桜
       

       

       

       
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庭への思い/ノイガー

2009-04-09 21:08:22 | Weblog
■格子のある窓辺に透明なガラス瓶がおいてある。
コルクの蓋がしてあるが左端の円錐形の瓶には蓋がない。
その瓶にはようやく芽を吹きだしたバラの芽か映っている。

       

■きらきらと春の陽光を浴びた瓶のむこうには、
小さな庭に春が来ている。
カーテンの木製レールにぶらさげたバスケットにはシュガーパインが植えられている。
そのささやかな緑ですらまばゆい。

       

■静かにソファにかけて窓辺を眺めていると
嫁いできてからの越し方が思い浮かぶ。

■いくどこの家で春をむかえたことだろう。
子供たちもみんな結婚してこの家から巣立っていった。

■瓶のこちら側にはわたしがソファにすわっている。
わたしの頭の中はこれから庭で咲くバラが爛漫と咲き誇っている。

■にわか雨のあと東の空に虹がでた。
インデアンの伝説には虹の下には宝が隠してあるという。
わたしにはこのささやかな庭が宝です。

    4月8日午後4時30分撮影
       

■このあいだ咲いたバイカラーが最後だと思ってさよならした。
なごりおしそうに戻ってきてまた花を二つ咲かせてくれたノイガー。

       

       

    頑張って咲いてくれたためか花弁が不均等でも素敵
       




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春萌える/桜花

2009-04-05 22:47:05 | Weblog
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■いつもの散歩道。
夕日が山の彼方に沈むころ。
まだ芽のでない裸の木々に夕日が映えていた。
まるで炎をあげて木が燃え立つようだ。
でも木々は樹液を吸いあげ、若葉をこれから燃え立たせる。

       

■山の端が美しい稜線をえがいていた。
空が真っ赤に燃えるように染まっていた。

       

■桜が夕暮れに白く漂うように浮き出していた。
闇が迫るまでのひととき濃い藍色の空が広がり
半月がこうこうと光っていた。

       

       


    
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バラ/八重椿/雪柳

2009-04-03 16:22:45 | Weblog
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■数年前に買ったモッコウバラ(白)が一度も花を開花させていない。
60年にもなる八重の椿の下に思い切って移植してみた。
来年花を開花させてくれることを祈って。

       

      モッコウバラの上には八重椿が今を盛りに華やかに咲いている。
      モッコウバラも対抗意識を起こして綺麗に咲いてくれるといいなぁ。
    八重椿
       

       

■刺し芽したリルケの薔薇を地植えにした。
日照時間は少ないが元気に芽が展開してくれて嬉しい。
高貴な香りと花に再び逢えるのが待ち遠しい。

       

    昨年のリルケの薔薇
       

    色が変化したリルケの薔薇
       

■大好きなイエローシンプリティが枝を枯らしてしまった。
思い切り根のところで強剪定してみた。
嬉しいことに新芽が立ち上がった。
レモンイエローの蝶がヒラヒラ舞っているような可愛い花弁のバラ。

        
     
    昨年のイエローシンプリティ
       
■雪柳(バラ科の落葉低木)
小さな葉が柳に似ている。
枝も細くて弓なりにたれる。
その上に雪が積もったように花が開く。
亡くなった義母が鉢植えにしていた。
大きくなりす過ぎて鉢が割れて必然的に地植えになった。

       

       

■クリスマスローズのバイカラー。
    最後の花 また来年逢いましょう。
       

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