猫と亭主とわたし

愛猫。虹のかなたに旅だったブラッキーとリリを偲び。家族になったルナと庭に移ろう季節、折々の想いを写真と文で綴っています。

夜の散歩/フジバカマ・シャリファアスマ

2013-09-27 23:58:47 | 散歩
夜の帳がすっかり落ちたころ、主人に「くまざわ書店」に行かないかと誘われた。
急に冷え込んだのでわたしは秋物のジャケットを羽織った。
主人は早々と薄物のタートルネックのセーターの上にシャツまで重ねた。
「セーターはちょっと早くない」
「喉が弱いからなぁ」

書店についていくらもたたないのにわたしのところへ来て
「気持ちが悪いから帰ろう」と言う。

何のことはない店内は暖かなので着すぎて気もち悪くなったらしい。
わたしはバラの記事が載っていたので「趣味の園芸」10月号を買って早々に店を出た。

外はヒンヤリと心地よかった。
ちょっと歩き足りないので夜の堤を散歩した。
午後から曇ってしまって、月は出ていない。
草むらでさかんに虫が鳴いている。
黒い川面には街灯の光がキラキラゆれていた。


  フジバカマ(藤袴) 花言葉 あの日のことを思い出します
  数本むらがって咲いている姿は秋らしい静けさが漂っています。
  

  


  シャリファアスマ (イングリッシュローズ)
  愛らしい柔らかなピンク フルーツのような香りが素敵です。
  

  

      ご訪問ありがとうございます。
  お帰りに下のバナーをおしてくださると活力になります。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ スローライフへにほんブログ村



鄙(ひな)に帰ったら彼岸花が一茎咲いていた

2013-09-23 16:48:58 | 身辺雑記
昨日は夫の若いときからの文学仲間のKさん(今は作家として活躍されている)に品川でお会いした。
ビールを飲みながら色々お話を伺って楽しいひとときを過ごした。
夫も若かりし日、熱い文学論を交わしたことを思い出しているのだろうな……。

最終電車の時間に間に合うように浅草に戻らなくてはならないので、話は尽きないがお店を出た。

エスカレーターを上り品川駅を目の前にしたとき「ああこのまま東京にいたい」と、つい言葉にだしてしまった。
なぜか東京に未練があった。
多分東京には子供たちも住んでいるからだろう…。

田舎に戻ったら最寄の駅から自宅まで15~20分の間歩いている人には会わないだろう。
人が少ないということは、同好の志がいない。
夫の寂しさを理解した。
「ふたりで東京で生活したいわね」

今朝はわたしを起こすブラッキーの鳴き声で目が覚めた。
昨夜の餌が残っているのに、新しい餌でないと決して食べない。
夫がいるのに、餌はわたしの担当らしい。

庭に出るとひんやりと寒い。
さかんに虫が鳴いている。
石塀の際に真っ赤な彼岸花が咲きだした。
蘂の美しい花である。
この花をみると遥か遠い少女のころを思いだす。
この花は髪飾りに似ているからだろうか。

  彼岸花 花言葉 思うはあなた一人…素敵な言葉ですね。
  

   

     ご訪問ありがとうございます。
  お帰りに下のバナーをおしてくださると活力になります。

にほんブログ村 ライフスタイルブログ スローライフへにほんブログ村



しばらくぶりの散策

2013-09-11 17:11:58 | 散歩
朝がたから降っていた雨も上がった。
曇り空。散歩にはちょうどいい。
ブラッキーのキャットフードを買いにホームセンターに。
足を延ばして河川敷を散策。
夫の仕事の話や、これからの老後の生き方などを話しながら歩く。
波頭の白しぶき、流れの音、川風、が身も心も癒してくれる。

青さぎが翼を広げてわたしたちの足元から飛び立つ。
かなり大きな翼に白の模様がくっきり、圧倒された。
カメラを持参しなかったのが悔やまれた。
ムラサキツメクサ、シロツメクサ、小さな黄色の花をつけたオトギリソウ?の群生も可愛い。
河川敷には、よくみると色々な種類の草や花が、咲き乱れている。
暑さも和らぎ、しばらくぶりに河川敷を散策した。楽しかった。


  リルケの薔薇 リルケの薔薇は今まで育てたバラのなかでもスパイシーな最高の香りのバラです。
  風さえも薔薇の香りがするかのよう。

  




         

秋風のふく

2013-09-10 10:00:40 | 身辺雑記
  都をば霞とともにたちしかど秋風のふく白川の関  能因法師

  春霞の季節ではなかった。
  梅雨の六月のはじめだった。
  それにしても長かった。
  三ヶ月ほどブログを書くゆとりがなかった。
  旅にあけくれてなどという風流なことではない。
  日々の生活のあわただしさに流された。
  そして……アラ、目にはさやかにみえないが、秋風の季節。
  涼風がはだにここちよい。
  それにしても、今年の酷暑はなんとしたことでしょう。
  皆様、お元気でしたか。
  これから、ボチボチまた拙い文章を書きつけます。
  よろしくご愛読、おねがいします。

   シュウカイドウ
   庭の片隅でうなだれて咲いているシユウカイドウ   
   花ことば…片思い
   半日陰で湿気のあるところに好んで咲くこの花にはどこか悲しみがひそんでいる感じ。

   

   

   ヤブラン
   花ことば…忍耐
   葉のあいだから薄紫の穂状の花が何本もぬき出ている姿は見るからに涼しく秋の木陰をにぎわせてくれる。